2012-01-29

12.01.29 読図講座(中級)1

全五回の読図講座・初級編が終了し、ご参加のみなさん揃って中級編へと進級しました。中級編の目標は「地形図と地形を照らし合わせ現在位置を推定できる」ようになること。座学だけだった初級編と異なり、中級編では実際に野外に出ての実践が行われます。楽しいですよ。



参加者:9名様
講師:土栄



内容
中級編・座学1 地形図とコンパス

1 はじめに
1-1 初級編で学んだこと
1-2 中級編の進め方

2 コンパスの使い方
2-1 地形図とコンパスでできること
2-2 準備
2-3 地形図から現実へ
2-4 現実から地形図へ
2-4-1 山座同定
2-4-2 現在位置の推定

3 地形図とコンパス
3-1 地形図
3-1-1 地形図の準備
3-1-2 地形図の持ち運び

3-2 コンパス
3-2-1 コンパスの購入
3-2-2 コンパスの持ち運び




講座の様子

いよいよ中級編が始まる夜。いつものように19時CoCoDe集合です。

昔、国鉄の倉庫として使われていたレンガ造りの建物を、外観を生かしつつ内装をきれいにして再生。こんな素晴らしい環境ですから、読図の勉強も捗るはず。

2012-01-28

12.01.28 枯柴山

天人峡の入口にたたずむ枯柴山。その名前を知る人はほとんどなく、訪れるのはシカばかり。そんな無名の低山はしかし、意外と展望の山なのでした。





天候:晴れのち曇り
気温:-6.7℃
風速:N0.4m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
09:11 駐車帯 発
10:36 鞍部 着
11:44 枯柴山 着
12:04 展望台 着

お昼

12:38 展望台 発
13:54 駐車帯 着



所要時間:4時間43分
  登り:2時間53分
  下り:1時間16分
歩行距離:6.4km
累積標高:±330m



山行の様子

スタート直後、垂れ下がるツルを見つけて早速ブランコ遊び。気分を盛りあげてから歩き出します。

林道をわずかに歩くと“森の神様”と呼ばれるカツラの大木に出会います。立派な姿を拝んでさらに気分を上げてから尾根に取り付きます。

緩い尾根をゆっくりと登り、平らで広い稜線に出ると、途端に視界が開けます。

背後には青空を背景にして上忠別山の前衛峰(前衛丘?)。

足下にはフロストフラワー。陽光を浴びてきらきら光っています。

そして木間越しに当麻岳!雲が多い空模様だったので、まさk高山帯が見えるとは思っていませんでした。ありがたやありがたや。

さらに樹林の尾根の向こうに旭岳!うっすらと、ごくうっすらとガスの向こうに見えています。わかりますか?

太陽をたっぷり浴びてカンバの疎林をゆったりと歩きます。最後数十メートルほど登って、

枯柴山山頂に到着。でも今日の目的地は正確にはここではなく、

わずかに奥の展望台なのです。ここから見る旭岳は絶品なのです!・・・あれ、いつの間にか雲が濃く低くなってしまっていました。残念。ここからの展望はまた次の機会に。

2012-01-21

12.01.21 富良野岳・ホコ岩

山楽舎ツアー初登場。バックカントリースキーヤー・ボーダーで賑わう富良野岳・ホコ岩までジャイアント尾根を登ります。





天候:曇りのち晴れ
気温:-10.6℃
風速:S10.4m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
08:41 駐車帯 発
10:18 森林限界 着
11:36 ホコ岩 着

11:50 ホコ岩 発
12:29 森林限界 着

お昼

12:49 森林限界 発
13:41 駐車帯 着



所要時間:5時間00分
  登り:2時間55分
  下り:1時間51分
歩行距離:5.9km
累積標高:±792m



山行の様子

バーデンかみふらの前の駐車帯に車を置いて出発。堰堤を渡り尾根を乗り越し、雪に覆われた沢を渡ったらジャイアント尾根。きれいに踏みしめられたトレースをたどり、楽々標高を上げていきます。途中、木々の間から旭岳が見えました。

やがて樹林帯を抜け高山帯へ。風に吹きさらされた雪面はいい具合に締まり、スノーシューの爪がよく効きます。ヒールリフトも活用してぐいぐい登りましょう。

左上方に目をやると、一際目立つのがホコ岩。あの辺りまで行きますよ。

反対側には見事な白屏風。芦別岳を盟主とする連山が微かな陽光を浴びてきらめいていました。

急登を終えると一転して緩やかな雪原に変わります。強風に耐えながらも、大展望に目を奪われてしまいます。

たどりついたホコ岩。さっきまで見上げていた岩峰を今は見下ろしています。遠くには再び旭岳。

間近にそそり立つは富良野岳。山頂に置かれた標識がはっきりと視認できるほど。

十勝岳も凛々しい姿を見せてくれました。
スタート時には鉛色の雲が空一面を覆っていましたが、今や爽快な青空に変わりました。やはりこのほうが景色が映えるというもの。ありがたく展望を楽しませてもらいましょう。

さすがにスノーシューで登り下りするのは私たちの一団だけでした。皆がさっそうと滑り降りて行った後、ひっそり静かになった山を独り占め。最後は駐車帯からホコ岩を見上げて、今日のツアーはお終いです。

2012-01-15

12.01.15 読図講座(初級)5

読図講座・初級編もいよいよ最終回。今まで学んだことを総動員して、机上登山に取り組みます。



参加者:9名様
講師:土栄



内容
初級編・座学5 読図(机上登山)

1 机上登山
1-1 机上登山とは
1-2 机上登山のポイント
1-3 机上登山の実際

2 今回学んだこと・これから習得すべきこと
2-1 今回学んだこと
2-3 これから習得すべきこととその方法・・・中級編に向けて




講座の様子

日曜夜はいつものように読図講座。今日も会場はCoCoDeです。

初級編最終回のテーマは机上登山。地形図をじっくりと読み込んで、登山道がどんな地形を通っているのか想像します。そしてそれを他の人に伝えるという課題。みなさんいつも以上に真剣な表情です。

今までこんなに地形図を熟読したことはきっとないと思います。中級編では地形図から読み取った情報と、実際の地形から得られる情報を照合する力を身につけます。楽しみですね。

12.01.15 ミステリーツアー

今季初のミステリーツアーは、綺麗な雪の結晶が見られるので有名な天女ヶ原から”秘境”ワサビ山を目指す定番コース。





天候:雪
気温:-10.6℃
風速:0.0m/s



参加者:4名様
ガイド:佐久間



行程
09:20 旭岳VC 発
11:55 ワサビ山 着
13:20 旭岳VC 着



所要時間:4時間00分
歩行距離:4.7km
累積標高:±212m



山行の様子


車中で初めて行き先を告げられた参加者の方々と到着した旭岳ビジターセンター。恐竜の歯のような巨大な氷柱が歓迎してくれる。


夏は登山口になっているスキーコース出口でスノーシューを履く。初めてスノーシューを履く方が二名と、今回はビギナー比率が高い。


急な坂もなんのその、一糸乱れぬ見事な歩きっぷり!


今冬は落ちずに残っている松ぼっくり(アカエゾマツ)が多い。


見事なオブジェが次々と現れる。


ふた抱え以上もあるアカエゾマツの巨木の前で撮影会。


巨人のようなアカエゾマツが林立する。気温の関係なのか、今冬は、樹氷の成長が見事だ。


「はぁ〜!癒されるわぁ〜」


ミステリーツアー目的地のワサビ山にようやく到着。晴れていれば見えるはずの大展望をイメージしていただく。


下山後はビジターセンターで雪の結晶を観察する。日本一きれいといわれる結晶を顕微鏡で見られるのは、冬の旭岳の楽しみのひとつ。

2012-01-13

12.01.13 ナイトハイク・岐登牛山

雪灯り、星灯り、月灯り、そして遠くに見える街の灯り。暗闇を歩くからこそ感じられる仄かな灯りを堪能するナイトハイクです。今回の目的地は東川町は岐登牛山。





天候:晴れ
気温:-8.4℃
風速:S0.8m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
18:01 駐車場 発
18:36 展望閣 着
19:19 南端展望台 着
20:23 駐車場 着



所要時間:2時間22分
  登り:1時間18分
  下り:1時間04分
歩行距離:2.4km
累積標高:±237m



山行の様子

出発の準備をするときには絶対必要なヘッドライト。でも、行動中には消灯します。目を慣らせば、意外なほどまわりが見えるようになるのです。

暗闇の中に浮かぶ展望閣。昼間見るよりも貫禄が感じられていいものです。

最初の展望台から見る旭川の夜景。

ここから先しばらくはスキー場と隣接しているので、ナイター照明が届いています。

こういう人工的な光も、わずかに届く分には雰囲気があって悪くありません。

直接見てしまうと明るすぎるのですが。

再び暗闇に入って、やってきた南端展望台。

展望台から見る旭川の夜景。控えめな夜景ですよね。

向きを変えて東川中心部。一区画が大きいのは田んぼがあるためです。

最初のうちは夜歩くことに不安が大きいのですが、時間が経つにつれてどんどん慣れていくものです。そして最後にはナイトハイクの虜に・・・。