2012-02-28

12.02.28 白金温泉・青い川

観光名所として名高い美瑛の青い池。そこに注ぎこむ川の色ももちろん青く美しいのです。川と滝を見るスノーシュー散策、ゆったりとお楽しみください。





天候:曇りときどき晴れ
気温:-2.7℃
風速:NW0.6m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
09:10 観光センター 発
10:19 砂防ダム 着
11:18 不動の滝 着
12:34 観光センター 着


所要時間:3時間24分
歩行距離:3.6km累積標高:±120m



山行の様子

まずスノーシューを履く前に、見ていただきたいものがあります。橋を半ばまで進み、見下ろしてみると・・・

白髭の滝です。凍った川の流れと凍らない地下水の流れと青い川と霧氷を咲かせる木々が一緒くたになって見事な景観を見せてくれます。

橋の反対側を見ると、青い流れが一筋。これからスノーシューを履いて、この川沿いに歩いていきます。

折良く現れた太陽が青い川をきらきらと光らせます。でも残念ながら木々が邪魔をしてすっきりと眺められません。

業を煮やして適当な斜面をみつけて水面まで下ることにしました。

よし、これで間近に青い川を・・・あれ、意外と普通の色ですね。ちょっと角度がある方がいいのでしょうか。

気を取り直して次は滝へ向かいます。明るい白樺林はスノーシュー散策には最適です。

車道を渡るところでは少々苦労させられました。除雪でできた雪の壁を登るのがちょっと大変なのです。

うっすらと雪を被るエゾマツの参道を通り抜けて、

不動の滝に到着です。冬に見る滝というのもなかなか良いものです。

2012-02-26

12.02.26 読図講座(中級)5:勇駒別

地形図と地形にどっぷりと浸かる読図講座(中級)実践編の2回目。今回は旭岳山麓の名もない三角点ピークを巡ります。





天候:曇りのち晴れ
気温:-3.0℃
風速:S1.0m/s



参加者:5名様
ガイド:土栄



行程
09:32 ガマ岩 発
11:42 勇駒別 着
12:19 お昼休憩点 着

お昼

12:47 お昼休憩点 発
14:37 ガマ岩 着



所要時間:5時間05分
  登り:2時間47分
  下り:1時間50分
歩行距離:5.4km
累積標高:±290m



山行の様子

ガマ岩駐車帯からスタート。まずは周囲の地形と地形図を見比べて現在地点を把握します。これはとっても大切なことなのです。

最初に現れる沢地形。これも地形図と見比べます。実際の地形が地形図でどのように表されるのか、何度も何度も照合しましょう。

練習問題:あらかじめ地形図上に打っておいた点Fに集合。それぞれ自由に歩いて、ここぞと思う場所で立ち止まってもらいました。みなさんとてもよくできていましたよ。

奥に見えるのが三角点・勇駒別。あとであそこまで登ります。

冬用の手袋をしたままコンパスを操るのはなかなか難しいもの。これも慣れあるのみ。

三角点・勇駒別まで標高差100mほどの登り。右にある尾根が徐々に近づいてきて、合流するのをしっかり確認してください。

三角点ピークに到着!空一面を雲が覆っていますが、雲底は高めでまずまずのお天気。荒れると落ち着いて読図に没頭できませんから、このくらいなら上出来です。

ピークからほんの数分後、みるみる雲が薄くなってきて、青空がのぞき、ついには白く輝く山並みまで。あれはトムラウシ、あれは十勝連峰、あれは小化雲・・・など、歓声が絶えません。

一番展望の良い場所まで移動してお昼休憩。旭岳がうっすらと見えていました。しっかりエネルギーを補給して脳に栄養を送ってください。帰りもまだまだ勉強しますよ。

とはいえ、勉強も大切ですが、雪を楽しむことも同じくらい大切なのです。斜面があったら駆け下りたくなりますし、転んでみたくもなります。

2012-02-19

12.02.19 読図講座(中級)4

来週の実践で訪れる三角点・勇駒別の地形図だけを、90分かけてとことん読み込む今日の講座。先週同様じっくりと読み込みましょう。



参加者:4名様
講師:土栄



内容
中級編・座学3 読図実践(勇駒別)

地形図を多面的に読む
1 山の全体像を知る
2 ルートの設定
2-1 スタート・ゴールの設定
2-2 ルートの設定
3 ルートを読み込む
3-1 ルートをざっと目でたどる
3-2 方角の変化を読む
3-3 標高の変化を読む
3-4 地形の変化を読む
4 机上登山



講座の様子

昼間のツアーを終え、わずかに休憩をしたら、すぐに夜の部・読図講座が始まります。

真剣な顔で作業を進めるみなさん。

しっかり地形図を読み込んで来週地形と照合しましょう。

12.02.19 ミステリーツアー

今回のミステリーツアーは、2月2日のスタッフノートで告知した山。ミステリーツアー史上初めて地形図に名前が載っている山になる。さて、それでは謎解きのはじまりはじまり……。





天候:晴れ



参加者:4名様
ガイド:佐久間



行程
09:25 林道終点 発
11:10 三角点 着
12:00 岩山 着

お昼

12:40 岩山 発
14:45 林道終点 着



所要時間:5時間20分
  登り:2時間35分
  下り:2時間05分
歩行距離:6.9km
累積標高:±401m



山行の様子

東神楽町志比内集落の奥から林道を入り、除雪終了点まで車で入る。まずは、安全のためにビーコンを装着。

予報では雪マークがついていたが、天気は良く、木漏れ日を浴びながら林の中を登って行く。

登っている最中にも時々シカを見かけたが、いたるところで食痕を見る。樹皮を剥がれたオンコ(イチイ)が痛々しい。

クマの爪痕が残るトドマツの木。

三角点(567.8m)にたどり着いて展望が開ける。眼下には凍結した忠別湖が広がる。雲に隠れて残念ながら旭岳方面は見えない。

晴天の下で食べるオヤツの味は格別。本日の目的地「岩山」は標高約650メートル。樹林の中のピークで視界は開けていない。

帰りに見つけたクマゲラの食痕と思われる穴。

三角点から見納めるダム湖の眺望。

ヤドリギだらけの木を見上げる。そろそろ夕暮れ時。

林道終点へ無事到着。

2012-02-18

12.02.18 北見富士

石北峠にほど近い北見富士。標高1291.1mと、そう高くはありませんが、遠く大雪山からでも一目で見分けがつくほどきれいな円錐の山です。





天候:快晴のち曇り
気温:-11.5℃
風速:E0.5m/s



参加者:5名様
ガイド:土栄



行程
08:30 林道入口 発
10:05 830m 着
11:37 肩 着
12:40 北見富士 着

お昼

12:58 北見富士 発
14:06 830m 着
15:09 林道入口 着



所要時間:6時間39分
  登り:4時間10分
  下り:2時間11分
歩行距離:6.6km
累積標高:±818m



山行の様子

国道から分岐する林道を使ってアプローチ。すぐに山容を眺めることができ、登行欲がそそられます。

一昨日の下見でつけた足跡が、寒さでがっちりと固まり、とても歩きやすい道となっていました。

基本的に樹林の中を行く山ですが、標高を上げると木々の合間から武利岳が見えたり、

クマネシリ山塊が見えたりします。

標高点830mから先はひたすら急登、そして薮。

山頂直下で初めてすっきりと景色を眺められるようになります。でも残念ながらモヤのように薄く雲がかかりほとんど何も見ることができませんでした。高度感だけはあるのですが。

針葉樹に囲まれた北見富士山頂。立派な標識には「北海道百名山」の文字。下見の時には見逃していました。そんな立派な山だったのですね。

冷え込みが厳しいのでさっさと下山。帰り道の薮。スキーのスラローム競技の如く、右に左にするするかわして急斜面をぐんぐん下ります。

標高点830m近くまで下って、振り返ると木々の間に北見富士。あんな高いところについさっきまでいたのですね。

最後は尻滑りで締め。