2009-03-29

09.03.29 信砂岳(927.2m)

暑寒別岳の展望台として名高い信砂岳。広大な山頂部からはほかの山々もたっぷり眺められます。





天候:晴れ
気温:2.4℃
風速:E2.4m/s



参加者:6名様
ガイド:土栄



行程
08:40 駐車帯 発
08:51 恵比寿橋 着
10:20 作業道終点 着
11:12 697m 着
12:17 信砂岳 着
     お昼
13:02 信砂岳 発
14:02 作業道終点 着
14:37 恵比寿橋 着
14:49 駐車帯 着



所要時間:6時間09分
  登り:3時間37分
  下り:1時間47分
歩行距離:12.3km
累積標高:±782m



山行の様子

駐車帯に車を停め、てくてく歩いて恵比寿橋まで。ここでスノーシューを履いていきましょう。いかにも春!という感じの青空と綿雲です。

最初の1時間は作業道をたどります。強い陽射しが雪面に陰影をつける様子も、やはり春を感じさせます。

作業道が終わるとそこは尾根の上。このあたりから背後の展望が見られるようになります。一番目立つのはポロシリ山。三頭山・坊主山・音江山なども。

標高点697mを越えれば、あとはもう一息。あそこに見えている坂が最後の登りです。それを終えれば、

広大で平らな山頂部。しかも遠望つき。

山頂に到着したら、絶景を楽しむより先にまずイス作り。全員で力を合わせて。もちろん風よけもつけますよ。

イスに座って正面に暑寒別岳。左に南暑寒岳。

右に目をやれば、春の海。山頂から見る海はまた格別です。

大展望に飛び込むような下り。こんな景色を眺めながら歩けば、長い道のりもあっという間に感じられます。

最後は作業道から外れて、まっさらな雪を踏んで。ガッシガシ駆け下りましょう。

2009-03-28

09.03.28 天幕山(1052.3m)

上川三山の一つ、天幕山。林道歩きから登り、尾根から下る周遊コースで楽しみます。





天候:雪
気温:-1.7℃
風速:SW1.2m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
08:45 林道入口 発
10:12 734m 着
10:53 858m 着
11:36 天幕山 着
     お昼
12:36 天幕山 発
13:10 730m 着
13:40 林道入口 着



所要時間:4時間55分
  登り:2時間51分
  下り:1時間04分
歩行距離:8.2km
累積標高:±622m



山行の様子

国道脇に車を停め、ここから林道歩きが始まります。うっすらと青空が見え、太陽も顔を覗かせています。意外とお天気は期待できるかも?

いきなり難関現る!雪に閉ざされた踏切を渡らなければなりません。右見て左見て。素早く渡りましょう。

渡りきった後、すぐに貨物列車が行き過ぎました。山奥の路線だからといって甘く見ていたら大間違いでした。

林道の側には何日か前の全層雪崩の跡。小規模なものですが、身が引き締まります。

1時間ほど林道を歩いた後、急登の尾根に取り付きます。やがて傾斜が緩くなり、立派な大木が目に入れば、

山頂まではあと少し。30分ほど登るだけ。

広々とした山頂部はダケカンバの疎林になっていて、開放感があります。

3時間弱で山頂に到着しました。ガスに囲まれていたため、残念ながら展望は得られませんでしたが、 イスを掘って風よけを作ってツェルトを張ってお昼休憩を楽しみましょう。

外は氷点下1.7度でも、中はプラスの7.8度にもなります。風も当たらないしヌクヌクとお弁当を食べられます。

下りはもちろん尻滑りで!なかなかの雪質で、スピードは出るし、長距離を滑れるし。やはり春こそ尻滑りなのです。

2009-03-25

09.03.25 於鬼頭岳(1176.3m)

天塩岳のそばにひっそりと佇む於鬼頭岳。どっしりと貫禄のある山容と、山頂部からの展望は一見の価値ありです。





天候:晴れ
気温:-4.3℃
風速:SW0.6m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
08:00 駐車帯 発
08:55 林道終点 着
10:04 931m 着
10:54 テラス 着
     お昼
12:08 テラス 発
13:01 777m 着
13:35 803m 着
14:42 駐車帯 着



所要時間:6時間42分
  登り:2時間54分
  下り:2時間34分
歩行距離:9.7km
累積標高:±835m



山行の様子

天気予報をはるかに上回る好天の朝。すっきりと広がる青空は間違いなく今シーズン一番の快晴です。雪面に映る木陰が陽光の強さを表しています。

林道を詰め尾根に取り付き標高点777mまで登ってくると、梢の間から見えるのは目指す於鬼頭岳。

このあたりから木々が真っ白に雪化粧していました。きらきら光る林の中を歩けば気分も高揚するもんです。

標高点931mを越えると今日一番の急登が待っています。一歩一歩頑張れば、背後には道北の山並みが広がってきます。

キツい登りを終え、山頂直下の広いテラスに到着です。ここで残念なお知らせ。本来ここから左側の斜面を巻いて雪庇の間から山頂に立つ予定でいましたが、いくつかの条件から雪崩の危険性が高いと判断し登頂を取りやめました。もう目と鼻の先なのですが・・・安全第一。

でも、このテラスからでも充分に展望が得られるんです。近くは岩尾内湖を挟んで糸魚岳と岩尾岳。右手にはウェンシリを中心とした山塊。遠くに三頭山・ピッシリ山・ピヤシリ山。かなり遠くまではっきりと見通すことができました。

春の陽射しを浴びて、1時間以上たっぷりと展望のお昼休みを満喫しました。下りは昨夜積もりたてのフカフカ雪の中を自由自在に。

標高点777mまでは登りと同じルートを使い、そこから先は林道に下りずに尾根通しで帰ることにしました。

まずはあの標高点803mのピークを目指して。ちょっと登り返しがありますが、頑張りましょう。

そうすれば、ほら、この展望!なかなか風格のある山ではありませんか。さっきまであのてっぺん近くにいたのですね・・・。

2009-03-22

09.03.22 瑠辺蘂山(858.5m)

長い林道歩きと樹林帯の急登。そして大展望。いろいろな魅力が詰まった山です。





天候:晴れのち曇り
気温:1.5℃
風速:S4.9m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
08:25 除雪終点 発
09:02 林道ゲート 着
10:00 尾根取付 着
11:04 715m 着
11:46 展望広場 着
     お昼
12:36 展望広場 発
13:34 尾根取付 着
15:21 除雪終点 着



所要時間:6時間56分
  登り:3時間21分
  下り:2時間45分
歩行距離:13.6km
累積標高:±640m



山行の様子

今日は曇りのち雨の予報でしたが、出発時には青空も見えていました。この調子でお天気が持ってくれるといいのですが。

最初の1時間半は長い林道歩き。畑では融雪剤を撒いている真っ最中です。

畑を越えると、後は沢沿いに遡るだけ。右左と何度か岸を変え、奥へ奥へ進んでいくと、

ちょうど進行方向にこれから登る尾根が見えてきました。目指す山頂はまだ見えていませんが、あそこまで登れば残りは楽々です。

キツツキが木を叩く音を聴いたり、食痕を眺めたりしながら、キツい登りをゆっくりゆっくり。

急登が終わり平らな尾根に出てしばらく行くと、突然パッと視界が開けます。本当の山頂までは後30分くらいありますが、ここが今日一番展望の良い場所ですから、ここを山頂としちゃいましょうか。

イスを掘って風よけを作って。そうすれば贅沢な特等席のできあがり。旭岳を正面に見ながらお昼にしましょう。

連なる山々は若干霞んでいましたが、でも今日はこんなに見られるとは思ってもいませんでしたから感激です。

ややマツが邪魔していますが、十勝連峰もくっきりはっきり。本当の山頂に行かなかった分、1時間ゆっくりと休憩に充てられました。

登りに苦労した急登は、下りには楽々滑り台に早変わり。春の雪は滑りもいいものです。

2009-03-21

09.03.21 ポロシリ山(730.2m)

昨年4月のポロシリ山ツアーは少雪のために目的地変更となってしまいました。今年こそは、との意気込みでやってきたツアー初お目見えの山です。






天候:晴れ
気温:-3.7℃
風速:N3.3m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
08:00 除雪最終点 発
08:30 ダム 着
09:21 132m 着
11:00 572m 着
11:39 ポロシリ山 着
     お昼
12:31 ポロシリ山 発
14:04 132m 着
15:17 除雪最終点 着



所要時間:7時間17分
  登り:3時間39分
  下り:2時間46分
歩行距離:15.0km
累積標高:±819m



山行の様子

去年・一昨年はダムまで除雪されていたはずなのですが・・・今年はその遙か手前で除雪が終わっていました。ちょっと距離は長くなってしまいますが、気を取り直して出発しましょう。あそこに見えている山頂を目指して。

1時間半弱林道を歩いて、一度見えなくなった山頂が再び見えたら、そこから沢筋に入り尾根に取り付きます。目指すはあの吊り尾根。

最初は山腹を巻く作業道をたどり、次いで急登をこなし、そしていよいよ吊り尾根通過。見事な雪庇ができています。できるだけ植生の中を歩くようにしてくださいね。

再びの急登を終えると、真っ平らな山頂部に到着です。遠くに見える反射板の脇に三角点が置かれているようです。

一番景色が良いのは、三角点よりも手前側。

そこにイスと風よけの壁を作って、ゆっくり休憩していきましょう。

広がる青空とその下の山々を見ながら、たっぷり一時間。春になって気温が高くなったからこそですね。写真は三頭山方面。

視線を右に移せば深川方面。平野が広がっています。うっすらピンネシリ・神居尻が見えています。

下りは登りとは違う尾根を使います。ぐいぐい下って見返すポロシリ山は険しくそそり立っていました。

湿って歩きにくくなった雪の上を、てくてくと歩くこと1時間30分。正面には恵岱岳・信砂岳が見えていました。