2010-02-28

10.02.28 音江山(795.4m)

旭川にほど近い展望の低山、音江山。夏山登山道もありますが、絶対に冬の方が楽しい山です。





天候:曇りのち晴れ
気温:-6.1℃
風速:S4.6m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
08:58 採石場 発
09:25 夏山登山口 着
10:52 636m 着
11:24 音江山 着
11:29 音江山 発
11:41 636m 着
     お昼
12:16 636m 発
13:25 採石場 着



所要時間:4時間27分
  登り:2時間26分
  下り:1時間21分
歩行距離:7.9km
累積標高:±632m



山行の様子

採石場の脇に車を駐めさせてもらい、まずは除雪されていない車道を進みます。

鳩ノ湯そばの夏山登山口から林の中に入っていくと、エゾリスがお出迎えしてくれました。かなり近くまで近寄ったのに逃げもせず、しばらく可愛い姿を見せてくれました。

一つ尾根を乗越して、雪に埋もれた沢を渡ると、そこから急登が始まります。雪は堅く締まっているのでガシガシと快調に登っていくことができます。

尾根に乗ってしまえばあとは淡々と進むだけ。振り返れば石狩川の流れの向こうに増毛山地。

山頂まであと少しというところで風が強く吹き付けるようになりました。

夏は背の高い笹に覆われて、ほとんど展望の効かない音江山山頂。冬は樹木がないので360°見たいだけ景色を見ることができます。

とはいえ今日は雲があるため大雪山や夕張山地方面は望めませんでした。近くに見えているのは左に沖里河山、右に無名山。お天気が良ければ無名山の頭の上に旭岳が乗っかっているのですが。

5分ほど景色を楽しんで、風を避けるために樹林帯まで高度を下げます。ここでお昼にしましょう。

帰りは一本西側の尾根を下っていきます。下りきってから川を越え、若干登り返してもと来た車道に合流。

最後は青空の下、楽しい会話をはずませながら。

2010-02-27

10.02.27 社満射岳(1062.5m)

社満射岳は南富良野町の中心街のすぐ側にある一等三角点の山。当然ながら山頂からは抜群の眺望を得られます。





天候:快晴
気温:-4.8℃
風速:NE0.5m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
09:52 リフト終点 発
10:54 776m 着
11:59 1039m 着
12:39 社満射岳 着
     お昼
13:28 社満射岳 発
14:18 776m 着
15:15 スキーロッジ 着



所要時間:5時間23分
  登り:2時間47分
  下り:1時間47分
歩行距離:10.0km
累積標高:+730m / -952m



山行の様子

出発点となる南ふらのスキー場は真っ青な快晴の空の下。これからリフトに乗車して、高度を稼いでから歩き出します。それにしても、こんなに気持ちよく晴れ渡ったのはいつ以来でしょう?展望も期待できそうです。

今シーズンから運休した第三リフト沿いにスキーコースを登り、平らな尾根をたどります。ほどなく目の前に現れるのが1039mピーク。ここからが今日一番の急登です。

昨日の雨と今日の冷え込みで雪はカチカチ。スノーシューのツメがキシキシ効いて快適に高度を上げます。頑張って登りきるとご褒美にこの展望!背後に横たわるのは十勝連峰です。

目指す山頂は目と鼻の先。ここですらこんなにいい展望なのに、あそこまで行くともっと素晴らしい景色を見られるのでしょうか。

山頂までは一端下って登り返しが待っていました。一歩一歩登っていくと、

広く平らな尾根に出ます。お散歩気分で快適に進んで、

一段高くなった山頂に到着。さあ、いったいどんな展望が!?

一際目立つのは十勝連峰。境山と下ホロカメトクの間からトムラウシも見えています。

反対側に連なるのは北日高の山並み。幌尻岳のカールが確認できました。

そして夕張山地。芦別岳がはっきりくっきり。気温は氷点下でしたが、ポカポカ陽射しのおかげでゆっくりお昼休憩を取り、展望を満喫することができました。

2010-02-26

10.02.26 バードウォッチング@神居古潭

前回のバードウォッチングでは、ほとんど全く鳥を見ることができませんでした。今回はどうなるでしょう?





天候:雨のち曇り
気温:3.7℃
風速:SW1.2m/s



参加者:2名様
ガイド:柳田さん・土栄



行程
11:20 神居古潭 発
12:21 213.2m 着
     お昼
13:40 213.2m 発
14:39 神居古潭 着



所要時間:3時間08分
  登り:1時間11分
  下り:0時間59分
歩行距離:1.5km
累積標高:±156m



山行の様子

今回歩くのは神居古潭周辺のちょっとした山。でもその前に、目的地に向かう道すがら、早速探鳥が始まります。フィールドスコープの先にいるのは・・・?

オジロワシ!しかも、つがいです!高倍率のフィールドスコープを覗くと、オジロワシの眼が視界全体に広がります。クチバシもツメも何もかも見えちゃいます。なのにカメラでは豆粒ほどにしか撮れません。ああ、こんなことなら望遠レンズを持ってくるんでした。

そして仲むつまじく飛び立つ夫婦。

そのオジロワシが狙っていたであろう水鳥たちも沢山見られました。マガモ・コガモ・ホオジロガモ・オナガガモ・カワアイサ・ミコアイサ・ハクチョウ。水辺にはツグミ・ハクセキレイ・セグロセキレイ。柳田さんがおっしゃるには、初心者には水鳥が適しているのだそうです。森の鳥と比べてはるかに観察しやすいからというのがその理由。確かに、じっくり見られました。

水辺の鳥を堪能したら、お次はスノーシューを履いて森の中へ。今朝の雨でじっとりと湿った雪を踏みしめ進みます。

いましたいました。オオアカゲラです。コンコンコンコン枝をつついています。他には、ゴジュウカラ・ハシブトガラ・コゲラ・キバシリ。キバシリは早くもきれいな声でさえずりを始めていました。先生曰く、なかなか聞けない貴重な経験なのだとか。

1時間かけてゆっくり登って、三角点のある山頂でお昼休憩。今日見た鳥を確認したり、鳥談義に花が咲きます。暖かいこともあって、1時間以上もお話してしまいました。歩いた時間より休憩時間の方が長かったということですね。

たっぷり鳥に浸った帰り道は、雪遊びも楽しみます。木の幹に乗ったきのこ形の雪を落とすべく、尽力する面々。

気がつくとふと立ち止まり双眼鏡を覗く先生。その視線の先にオオワシを捉えたようです。言われて慌てて双眼鏡を合わせると確かにいましたオオワシが。あんな遠くの木にとまっている鳥を一瞬で見つけられるなんて、さすがプロフェッショナルの目は違います。

見下ろすとゆるやかに蛇行する石狩川。豊かな川があるから水鳥が集まり、その水鳥を狙って猛禽がやってくる。ごく身近にこんな環境があることに感謝しなければなりませんね。

2010-02-21

10.02.21 佐久間と歩く冬の旭岳

月に一度の御大登場、お待ちかね佐久間スペシャルがやってきました。今日はどんな楽しい一日を提供してくれるのでしょう・・・





天候:雪一時晴
気温:-0.6℃
風速:S0.3m/s



参加者:2名様
ガイド:佐久間



行程
09:35 山麓駅 発
10:38 ダケカンバ 着
11:34 ワサビ山 着
     お昼
12:08 ワサビ山 発
12:43 カモ沼 着
13:12 旭岳VC 着



所要時間:3時間37分
歩行距離:4.7km
累積標高:±223m



山行の様子

今日は古くからのお客様お二人が、佐久間に会うためにご参加くださいました。どうですか、久しぶりの佐久間は?

エゾマツにぶら下がるサルオガセをみんなで見上げたり、

このあたりの長老エゾマツにご挨拶したりしながら、スキーコースを登っていきます。

途中なんと!ガスの切れ間から旭岳山頂が見えました!ほんの一瞬の出来事に、思わぬ贈り物をいただいた気分になります。

旭岳はすぐに隠れてしまいましたが、青空が広がってきて良い感じです。みなさんお話もはずんでいる様子。

第二天女が原付近で圧雪されたスキーコースを外れ、深雪の中に入っていきます。今日の雪は結構深いようです。

進んでいくと雪原に一筋の跡が深く残ります。これだけ深くても、軽い雪なのでなんとか歩くことはできます。

深雪のラッセルを続け、いつものようにワサビ山到着。途中で雪が降り出し、残念ながら景色を望むことはできませんでした。ここで賑やかにお昼休憩とします。

しっかり休憩したら、急坂を駆け下りたりして、

雪に閉ざされた静かなカモ沼経由で帰りましょう。

2010-02-20

10.02.20 三面山-丸山

いったいどこにある山?と何人ものお客様に尋ねられたほど、三面山・丸山ともに地元でも知られていない渋い山です。でもとても展望の良い山なのです。当初の予定を変更して和寒峠からの往復となりました。





天候:晴れのち雪
気温:-5.0℃
風速:SW3.1m/s



参加者:5名様
ガイド:土栄



行程
08:37 和寒峠 発
10:05 三面山 着
11:03 旭川最北端 着
12:03 丸山 着
     お昼
12:38 丸山 発
13:11 旭川最北端 着
14:08 三面山 着
15:02 和寒峠 着



所要時間:6時間25分
  登り:3時間26分
  下り:2時間24分
歩行距離:10.0km
累積標高:±700m



山行の様子

予報によると雪のはずなのに、なぜか快晴の和寒峠。こんなに気持ちよく晴れ渡ったのは久しぶりです。

町境のトンネル脇から尾根に出て、朝の陽光を受けながら進んでいきます。

昨日降った湿り雪がダケカンバに貼りつき、どことなくお団子に乗っている餡のようでもあります。

ダケカンバの若木を縫って急な坂を登り、やってきた三面山。山頂に着いた瞬間、突然大展望が開けます。正面に見えているなだらかな山が最終目的地の丸山です。

遠くにはなんと旭岳を中心とした表大雪まで見えていました。思ってもいなかった幸運です。でも、快晴だったのはここまで。西の空から徐々に雲が広がってきて太陽が隠れてしまいました。

三面山からは尾根伝いに一端下り、若干登り返した緩やかな丘が旭川最北端。丸山まではあとわずか。頑張りましょう。

丸山は平らで広くて見晴らしの良い最高の低山なのですが、残念ながら雪雲が出てきて景色を見ることはできませんでした。風を避けながら短めのお昼休憩を取り、すぐに帰途につきます。

今日の積雪はあまり深くはないものの、重たくて歩きにくい雪でした。でも、帰りはみんなが踏みしめてきた道をたどるので楽々軽々です。

帰り道、三面山への登り返し。これがまた精神的に疲れるんですよね・・・。

尾根道の登り下り、結構大変でしたね。今日はお疲れさまでした。