2009-02-28

09.02.28 旭岳・姿見

今までに何度となく行われてきた恒例・定番の姿見ツアーですが、 天気や積雪など一度として同じ条件のことはありません。今日も面白い日でした。





天候:曇り
気温:-13.0℃
風速:W4.0m/s



参加者:小野さん・原田さん
ガイド:土栄



行程
10:48 姿見駅 発
11:36 噴気口 着
12:10 姿見駅 着
     お昼
12:54 姿見駅 発
13:52 展望台 着
14:51 VC 着



所要時間:4時間03分
歩行距離:5.4km
累積標高:+123m / -623m



山行の様子

強風に吹き飛ばされるか、そうでなければ硬く吹き固められるか。それが姿見平の雪なのですが。今日は珍しくふかふかの深雪となっています。しかもさらに珍しいことに、先行者がいてしっかりとした踏み跡を作っていてくれました。ありがたくたどらせていただきましょう。

踏み跡をたどって噴気口まで楽させてもらったら、その後は深雪も楽しみます。姿見の池は吹きだまりとなって他の場所よりも深く積もっていました。

一方、すぐ側の展望台は全く埋まらない堅雪。積雪の多様性をまざまざと見せつけられます。

「愛の鐘」に着いたエビのしっぽをマジマジと観察。しっかり見たら、その後はもちろん食べる!

姿見駅に戻る途中、わずかに垣間見えた旭岳の山裾。山頂まではもう一息、というところでしたが、青空が見えるだけで気分は高まるものです。

駅舎で休憩したら、フカフカの雪と戯れながらの下山です。下るに連れてハイマツからダケカンバ、そしてエゾマツとどんどん植生が変わっていきます。

ある程度の斜面を見つけたら、尻滑りで一気にいっちゃいましょう!

青空も徐々に広がってきているようです。下山するまでに旭岳の山頂は見えるでしょうか?

スキーコースからやや外れて、深雪を漕いで、やってきた「展望台」。小化雲岳がわずかに頭を隠していました。

2週間前にはすっかり雪が溶けて無くなっていた木の枝も、再び重そうな雪化粧をしていました。やっぱり冬はこれでなくては!

2009-02-23

09.02.23 中愛別山(817.8m)

ダケカンバの大木が並ぶ山頂部の広さは、とても低山とは思えない雄大さがあります。山頂からの景色も楽しみの一つ。





天候:晴れ
気温:-3.4℃
風速:W1.0m/s



参加者:石井さん
ガイド:土栄



行程
09:17 除雪最終点 発
10:14 432m 着
12:28 782m 着
12:55 中愛別山 着
     お昼
13:44 中愛別山 発
14:55 432m 着
15:35 除雪最終点 着



所要時間:6時間14分
  登り:3時間38分
  下り:1時間47分
歩行距離:7.2km
累積標高:±586m



山行の様子

青空が広がるこの日。それだけでも充分嬉しいのに、見上げる山頂部は木々が真っ白に雪化粧しています。早くあそこまで登りたい!

焦らず一歩一歩登っていくと、徐々に背後の展望が効くようになり、そしてお待ちかね、

四方に伸びる枝という枝に雪をつけたダケカンバとご対面。右を見ても左を見ても、着飾った木々に囲まれているのです。

ここまでくれば、山頂までは景色を楽しみながらお散歩のようなもの。真っ白な雪面に、はっきりと影が映っていて、なんだか春を感じさせてくれます。

念願の山頂に到着!見晴しの良い山頂からは、

突角山を中心とした山塊が目立っています。雲の間からわずかに天塩岳も覗いていました。北大雪・表大雪はうっすらと見えていましたが、写真ではなかなかきれいに映らないのが残念なところ。

下山は登りと違うコースを行きましょう。山頂から西に延びる尾根をたどって、春の雪を蹴散らしながらぐんぐん下っていきます。

途中で出会ったノリウツギのドライフラワー。注ぐ陽光がすっかり春めいていました。

のんびりと下山して、車に乗って、帰り際に見える中愛別山。昼下がりの陽を浴びて気持ちよさそうにも見えます。あそこまで行ってきたのですね。

反対方向にはさっきまでぼんやりとしか見えなかった表大雪。いい一日でした!

2009-02-14

09.02.14 天女が原

強風でロープウェイが運休したため、急遽コースを変更して、目指すは天女が原。エゾマツの原生林を楽しむ森コースです。





天候:雪
気温:3.4℃
風速:E1.6m/s



参加者:問屋さんご夫妻
ガイド:土栄



行程
10:32 山麓駅 発
11:30 第二天女 着
12:01 お化けダケカンバ 着
12:30 
    お昼
12:54 
13:47 カモ沼 着
14:20 VC 着



所要時間:3時間48分
歩行距離:4.2km
累積標高:±184m



山行の様子

荒天の予報が出ているこの日。ロープウェイも運休していますが、歩く分には特に荒れている感じはありません。このままお天気が持ってくれればいいのですが。

最初はスキー場沿いにゆるゆる登って行きます。途中でエゾマツの大木にご挨拶。この太さ、200歳?300歳?

粉雪の乗ったエゾマツの葉をくぐるようにして、森を奥へ奥へ。

いつも目印にしている奇妙な枝のダケカンバ。佐久間曰く「お化けダケカンバ」です。ここから雪に埋もれた沢沿いに下っていきます。

枯れ木についている雪の塊をストックで・・・

落として遊ぶのも楽しいものです。

エゾマツの枝を天然の庇にしてお昼休憩。降りしきる雪もしっかり遮ってくれて、落ち着いてお休みできました。雪と枝の間から眺める景色もいいものです。

休憩の後、一気に天候が悪化。風も雪も強くなったので、早めに帰ることに。クロスカントリーコースを目指して一直線。

2009-02-13

09.02.13 突哨山(243m)

突哨山は、旭川の外れにあるほんの小さな山。春にはカタクリの大群落が有名で、たいへん混み合うそうです。今日は静かに冬の山を楽しみましょう。





天候:曇り
気温:0.8℃
風速:E1.2m/s



参加者:原田さん
ガイド:土栄



行程
09:40 ゲート 発
10:30 お社 着
11:48 突哨山 着
12:34 ゲート 着



所要時間:2時間54分
歩行距離:3.6km
累積標高:±150m



山行の様子

男山自然公園のゲート脇から、ちょいと失礼して林の中に入っていきます。

ゆるやかな疎林の丘を巡ると、立ち枯れのオオウバユリがわっさわさ生えていました。ずいぶん密生していますね。ゆらしてみると種がカサカサと飛び出てきます。

中にはこんなに背の高いものも。雪上に出ている部分だけでも2m以上はあるでしょうか。茎は木のように太いし、見上げていると首が痛くなるほど。こんな立派なオオウバユリ、花の時季にも見てみたいですね。

雪の中ひっそりと佇む食堂。一昔前には流しソーメンで賑わったそうです。往事を偲びつつ通り過ぎます。

食堂の裏の小高い丘には小さなお社が。狛犬も二組ずつお座りしていました。

神社からは尾根を伝って、突哨山に向かって北上。比布方面の遠望が効くようなります。

春にはカタクリが咲き乱れ、たくさんの人でにぎわう遊歩道。今日は一人の足跡があるだけ。

案内板も整備されていて、雪が融けた後で散歩に来るのも楽しそうです。

目的地・突哨山は山ともいえない緩い緩いちょっとした高まり。標識もなく、足跡もなく、訪れる人もない静かな山頂です。

下山は道のない谷筋に。昔のトンネルを横目に、あっという間にスタート地点に到着しました。

2009-02-11

09.02.11 雲居山-伊阿根山 周遊

冬の低山周遊の決定版。標高500~600mの山とは思えない大展望が魅力です。





天候:晴れのち曇り
気温:-3.1℃
風速:S2.9m/s



参加者:長谷川さん
ガイド:土栄



行程
09:52 ゲート 発
11:36 雲居山 着
12:11 維文峠 着
13:38 伊阿根山 着
     お昼
14:11 伊阿根山 発
14:55 ゲート 着



所要時間:5時間03分
歩行距離:6.4km
累積標高:±571m



山行の様子

冬季閉鎖のゲートを越えて、雪に覆われた車道に歩み出します。目の前に見えている三角形の山が最初の目的地・雲居山。

スタートから標高差40m登っただけで稜線に出て、さらに80m登れば展望が開けるのですから贅沢です。見えているのは丸山で、あそこもたいへん景色のよい山です。

標高点422mに到着すると、さらにすっきりとした展望が待っていました。遠くがややかすんでいるのが残念ではありますが、でもうっすらと北大雪から表大雪・十勝連峰までの連なりが見えています。

写真ではわかりにくいでしょうか、ナナカマドの真っ赤な実の後に表大雪です。んー微妙。

山腹であれだけの景色があるのに、山頂は木々に覆われている雲居山。ここはすぐに通り過ぎて、

快適な尾根を下っていきます。らくちんらくちん。

スノーモビルの走行跡が賑やかな維文峠まで下ると、次に目指す伊阿根山がどっしりと。ここからが今日一番の登りとなります。

右に左にジグザグに登っていくと、山頂直下で木々が開けて、再び展望を得られます。特に表大雪が絶品です。

広くて平らな伊阿根山山頂でちょっと遅いお昼にしましょう。ここは今まで見えなかった北側の展望がよく見えます。


休憩の後は、三頭山方面に進みます。このまま下りていけば、ちょうど出発点のゲートにたどり着くという寸法です。