2012-06-30

12.06.30 オプタテシケ山

今まで小屋泊まり1泊でしか訪れたことのないオプタテシケ山。今年は日帰りに挑戦します。長丁場ですが、頑張りましょう。





天候:快晴
気温:22.3℃
風速:S1.7m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
05:13 登山口 発
06:55 天然庭園 着
08:33 避難小屋 着
09:43 ベベツ岳 着
11:03 オプタテシケ山 着

お昼

11:40 オプタテシケ山 発
12:36 ベベツ岳 着
13:29 避難小屋 着
14:53 天然庭園 着
16:22 登山口 着



所要時間:11時間09分
  登り:5時間50分
  下り:4時間42分
歩行距離:19.2km
累積標高:±1612m



山行の様子

好天の続く道北地方。この日も朝から快晴です。早朝の木漏れ日は爽やかですが、これからの暑さを予感させもします。

樹林帯を越えると目の前に広がるのは、これから歩くルート。右から石垣山・ベベツ岳・オプタテシケ山と並びます。あの稜線の上をずっとたどっていくのです。

避難小屋近くの岩場にて。あちこちから聞こえてくるナキウサギの声。一匹だけすぐ近くで姿を見せてくれました。

石垣山を越えると再び現れるオプタテシケ山。まだまだ遠い道のりです。

ベベツ岳付近ではお花が見頃を迎えています。

このコースのシンボルともいうべきケルンとその先の登り返し。

オプタテシケ山への最後の登り。ここまで来れば、憧れの山頂へはあとわずか。

ツガザクラだって応援してくれています。

はるばるやってきたオプタテシケ山。遠くに見えるのはトムラウシ。絶景です。

反対側には十勝連峰の山々。そよ風吹く山頂。いつまでもゆっくり休んでいたくなりますが、帰りもまだ長い行程が待っています。

2012-06-26

12.06.26 緑岳

ひょっとして今季一番?の雲ひとつない晴天の下、咲き始めたホソバウルップソウと、咲いているかもしれないチョウノスケソウを見ようと、緑岳へ向かう。





天候:快晴



参加者:1名様
ガイド:佐久間



行程
06:55 高原温泉 発
07:25 見晴台 着
08:20 エイコノ沢ガレ場 着
09:45 緑岳 着
10:20 最終地点(板垣分岐上) 着
10:50 緑岳 着

11:15 緑岳 発
12:05 エイコノ沢ガレ場 着
13:15 高原温泉 着



所要時間:6時間20分
歩行距離:10.4km
累積標高:±921m


山行の様子

登山道から少し登ったあたりでシカが行く手をふさぐ。上のほうでやや小振りなシカが逃げていくのを見たので、親シカが我々の注意をひきつけていたのだろうか?

第一花畑からエイコノ沢のガレ場までは、まだ雪原が広がっている。振り返ると東大雪の山々。

目指す緑岳の勇姿をパチリ!

新緑と残雪とのコントラストが美しい。

斜面を登るにつれて遠くにトムラウシが見えてくる。

緑岳山頂付近ではすでに早咲きの花々が開花している。

そしてお目当てのホソバウルップソウ。

山頂から小泉岳方面へ30分ほど歩くと、チョウノスケソウが一斉に開花していた。きのう今日の晴天で一気に開花したようだ。

色とりどりの花々で賑わう稜線。

トムラウシを背景に、緑岳の稜線をパチリ。あとはゆっくりお昼を食べて、来た道を下るだけ。

2012-06-19

12.06.19 高原温泉沼巡り

恒例の「春の高原温泉沼巡り」。ことしは例年に比べて雪解けが早く、土俵沼下の通称「ショウコの沢」のスノーブリッジがほぼ消失し、左回りの危険箇所はなかったものの、右回りの沢沿いに危険なスノーブリッジがあるために、コース一周ではなく、空沼までの往復となった。





天候:晴れのちくもり



参加者:3名様
ガイド:佐久間



行程
06:55 ヒグマ情報センター 発
07:25 ヤンベ分岐 着
08:15 緑沼 着
09:00 大学沼 着
09:40 空沼 着
10:10 大学沼 着
10:50 緑沼 着

11:20 緑沼 発
12:10 ヒグマ情報センター 着


所要時間:5時間15分
  登り:2時間45分
  下り:2時間00分
歩行距離:8.6km
累積標高:±536m



山行の様子


ことしは雪解けが早く、ミズバショウの開花も早かったため、いつもの年ならちょうど見頃のはずの群落も巨大な葉っぱばかりが目立つ。


とはいえ、奥に進むにつれてフレッシュな群落もあり、清楚な感じのミズバショウもある。


緑沼は水面がほとんど出ており、雪解けの高根ヶ原と新緑が映える。


エゾ沼も水面の大半が出ており、滑落して沼へドボンと落ちぬよう、慎重に雪面をトラバースする。


大学沼まで登ると、目の前に大雪原が広がる。端っこのほうがちょっとだけ解けてきている。


高原沼は、沼の形がほぼわかるが、まだ残雪の底が抜けていない。


鏡のような水面に木々の新緑が映り込んでキレイだ。シャッター押しまくり。


本日の最終到達点・空沼。この時季は満々と水を湛えている。


高根ヶ原東面の崖から、生えている木ごと剥がれた岩が、雪面を滑り落ちていた。


緑沼の休憩所まで戻ってお昼を食べる。あとは戻るだけ。

2012-06-15

12.06.15 山Café 扇沼山

豪雨のため林道が欠壊し、しばらく入山できなかった扇沼山へ。路面の傷みが激しいため、台地林道はいまだに車両の通行はできない。2kmほど余分に林道歩きを強いられるが、その甲斐はじゅうぶんある。





天候:晴れ



参加者:3名様
ガイド:佐久間



行程
07:30 台地林道ゲート 発
08:20 登山口 着
10:15 岩塊斜面上 着
10:50 扇沼山 着

12:45 扇沼山 発
13:10 岩塊斜面上 着
14:35 登山口 着
15:20 台地林道ゲート 着



所要時間:7時間50分
  登り:3時間20分
  下り:2時間35分
歩行距離:11.3km
累積標高:±721m



山行の様子


ゲート下の駐車スペースに車を止め、ここから林道を歩くことになる。


林道脇に咲くムラサキヤシオツツジ。


登山道に入ると、あちこちにミズバショウ。路面の雪はほとんど解けている。


難関の岩場を越えると山頂は近い。


頂上からの絶景をバックにコーヒーを淹れる。本日の豆は「コスタリカ・ヴァラ・ブランカ」。


お客さまの差し入れは、東川産のケーキ。


絶景を見ながらコーヒーを楽しむ。


解け残った雪の上で、爽やかな風に吹かれ、憩う。


足下には咲き始めたイワウメ。


名残は尽きないが、この景色を後にして下山する。

2012-06-13

12.06.13 三笠新道から高根ヶ原

夏山シーズンにはヒグマ対策のために閉鎖される三笠新道。まだ雪に覆われヒグマも居着いていないこの時季になら歩くことができます。日帰りではなかなか行けない高根ヶ原の景色を堪能しましょう。





天候:快晴のち晴れ
気温:11.0℃
風速:W2.0m/s



参加者:9名様
ガイド:佐久間・土栄



行程
07:27 高原温泉 発
08:43 緑沼 着
09:41 高原沼 着
11:18 三笠分岐 着

お昼

12:04 三笠分岐 発
12:41 空沼 着
14:03 高原温泉 着



所要時間:6時間36分
  登り:3時間51分
  下り:1時間59分
歩行距離:8.7km
累積標高:±679m



山行の様子

ショウコの沢まではほぼ夏道が露出し、左右にミズバショウが盛期を迎えています。

青空の下の緑沼。水面と雪の割合が良い感じ。

今日目についたのは、まず一番にダケカンバの新緑。初夏の陽光を浴びて若葉が光り輝くかのようでした。

新緑に囲まれた青空に向かい、残雪を登っていくのはこの時季ならでは。

高原沼を越えたら、高根ヶ原を見上げながら斜面をトラバース。

そして一直線に急坂を登ります。

ぱっと飛び出した高根ヶ原にはもう雪は見あたりません。どこまでも平坦に広がる台地を眺めながらお昼休憩にしましょう。

上を見上げると、こんな現象が。おそらく環水平アークと呼ばれるものでしょう。

足下にはホソバウルップソウ。花季にはまだ早くほとんどツボミでしたが、すでに花を咲かせているものもありました。

ゆっくり休憩したら下山にかかります。雪の大斜面を一気に下ってしまいましょう。