2009-05-31

09.05.31 アポイ岳(810.2m)

年に1度は訪れたい、花の名山・アポイ岳。今年はどんなお花に会えるかな?





天候:雨
気温:8.4℃
風速:E14.0m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
05:32 VC 発
06:13 第三休憩所
07:03 避難小屋 着
     天気待ち
08:10 避難小屋 発
08:57 馬ノ背 着
     折り返し
09:00 馬の背 着
09:35 避難小屋 着
     お昼
10:07 避難小屋 発
11:22 VC 着



所要時間:5時間50分
歩行距離:7.9km
累積標高:±631m
歩数:11713歩



山行の様子

昨夜から降り出した雨がしとしとと降り続ける朝。せめて小降りになって欲しいと想いながら出発です。

前半の樹林帯ではお花はほとんど見られませんでしたが、若葉を茂らせた木々が雨を遮ってくれました。

徐々に強くなる風雨。 5合目に建つ避難小屋にこれ幸いと避難します。

山頂こそ雲の下に見えているものの、雨は相変わらず降り続け、風は激しく窓を叩きます。天候の好転を願って1時間ほど小屋で粘ってみましたが・・・

一向に変化しない雨風模様に業を煮やして出発することにしました。雨対策をしっかり確認して、いざ急登。

6合目・7合目とぐんぐん標高を上げていくと、背後に海が見えてきました。山にいるのに海が間近に見えるのは、内陸に住むものには新鮮です。

岩場のわずかな隙間に咲くアポイアズマギク。他のお花についてはこちら

7合目から上が数多くの高山植物が咲くあたり。同時にもはや何一つ遮るものがなく、直接雨と風を受けるあたりでもあります。

馬ノ背から見るアポイ岳。相変わらず雨は降り続けていますが、山頂はすっきりと見えています。山頂まではあと少しなのですが、ここで撤退することに。だってものすごい強風なんですもの!

小屋まで下って見返すアポイ岳。結局山頂までは行けませんでしたが、山の姿を見ることができたのは幸運でした。

この日見られたお花についてはこちらでどうぞ。

2009-05-26

09.05.26 後旭岳-熊ヶ岳

北海道で4番目・5番目に高い山二つをいっぺんに登ってしまおうというツアー。ともに夏道はありませんから、雪のある時季にしか登れません。






天候:晴れ時々ガス
気温:6.2℃
風速:NW2.6m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
09:23 姿見駅 発
11:48 旭岳 着
12:21 後旭岳 着
     お昼
12:51 後旭岳 発
13:40 熊ヶ岳 着
15:55 姿見駅 着



所要時間:6時間32分
歩行距離:10.4km
累積標高:±1079m
歩数:12900歩



山行の様子

すっきり晴れた姿見平。雪原の向こうに黒々と雪融けの進んだ旭岳が待っています。まずは北海道最高峰・旭岳の頂を目指して、出発です。

登るにつれて広がる景色。雲海の中に浮かぶようにトムラウシが見えています。

まだ雪がたっぷりと残っている旭岳山頂。え?山開き前にここに来たのは初めてですか?早い季節の展望を思う存分堪能しちゃってください!

旭岳山頂から次に向かうは後旭岳。雪の急斜面をざくざく駆け下ります。

鞍部から眺める後旭岳。北海道第4の高峰とは思えないたおやかさです。半分ほど地面が露出していますが、残雪をたどって山頂を目指します。

山頂直下でお昼休憩。雪の中には小さな湖ができていました。その湖と白雲岳を眺めながら贅沢なひとときを過ごします。

次に向かうは北海道第5の高峰・熊ヶ岳。後旭岳とはほとんど同じくらいの標高なのですが、一旦下って登り返さなくてはなりませんから、結構大変です。

広い火口跡を横切って、山頂直下から雪の壁を直登します。かなりの急登ですね。ゆっくりゆっくり行きましょう。

息も切れ切れたどり着いた熊ヶ岳山頂。見下ろす裾合平の広々としていること!この角度から眺めるなんて、夏にはできないことです。

帰りは裏旭野営場から旭岳の裾野を巻いて。途中見上げる熊ヶ岳は、荒々しくそそり立っていました。さっきまであの岩の突端にいたのですよ・・・

2009-05-25

09.05.24-25 白雲岳・幻の湖 全行程

この時季にだけ現れるという白雲岳・幻の湖。まだ水が抜けていないことを願いつつ、一泊二日の山行にでかけましょう。




参加者:3名様
ガイド:佐久間・土栄


所要時間:13時間53分
歩行距離:24.4km
累積標高:±1656m


1日目:姿見駅~旭岳~間宮岳~北海岳~白雲小屋
2日目:白雲小屋~白雲岳~北海岳~間宮岳~裾合平~姿見駅

09.05.25 白雲岳・幻の湖 2日目

静かな小屋で一夜を過ごし、今日はいよいよ幻の湖へ。果たして湖はまだそこにあるのでしょうか。




天候:快晴のちガス
気温:-1.5℃
風速:N19.5m/s(平均)・24.8m/s(最大瞬間)



参加者:3名様
ガイド:佐久間・土栄



行程
06:17 白雲小屋 発
07:36 白雲岳・幻の湖 着
07:48 白雲岳・幻の湖 発
09:35 北海岳 着
10:40 間宮岳 着
11:28 裏旭野営場 着
13:10 姿見駅 着



所要時間:6時間53分
歩行距離:13.6km
累積標高:+603m / -997m



山行の様子

暗いうちから起き出して、朝焼けのトムラウシを拝みます。すっきりと晴れ渡った青空に、今日はいいことありそうな。

準備を終えて、いざ出発。堅く締まった雪を踏み、白雲分岐までは昨日の足跡をたどって。

白雲分岐にザックを置いて、身軽になって山頂へ。

火口壁を乗越て、果たしてそこに湖は見えるのか!?

ありました!青い空の色を映したきれいな青い湖が。

高いところまで登って、見下ろすのもいいものです。いつまでも眺めていたくなる景色です。

反対側に目をやると、これもまたこの時季特有。白黒ストライプ越しの旭岳が岩の間から見えています。

ゆっくり湖を堪能したら、あとは好天の中帰るだけ・・・。とは行きませんでした。なんせ風が強い。やたらと強い。北海岳山頂で計測してみると、最大瞬間風速24.8m/s。

遮るもののないトレイルが続き、長時間強風にさらされた私たちはすっかり消耗してしまいました。こんなにいい景色なのに顔を上げる余裕もないのですから・・・

風がおさまってきたかと思いきや、替わりにやってきたのは深い深いガスでした。最後は旭岳のすそ野をぐるりとまわって帰りました。

2009-05-24

09.05.24 白雲岳・幻の湖 1日目

雪融けの一時にだけ白雲岳の傍らに現れるという幻の湖。旭岳を越えてはるばる見にいってきましょう。




天候:ガス時々晴れ
気温:4.2℃
風速:N5.2m/s



参加者:3名様
ガイド:佐久間・土栄



行程
09:24 姿見駅 発
11:59 旭岳 着
     お昼
12:27 旭岳 発
13:24 間宮岳 着
14:27 北海岳 着
16:24 白雲小屋 着



所要時間:7時間00分
歩行距離:10.8km
累積標高:+1035m / -659m



山行の様子

スタートは青空の下。これから始まる1泊2日。幸先良さそうです。

と思いきや、6合目を越えたあたりですっかりガスに囲まれてしまいました。景色が見えないと重たいザックが余計に負担に感じるものです。

ところが、旭岳山頂直下でスルスルとガスが晴れていき、山頂では再び青空の下、景色を眺めながらお昼ご飯をとることができました。

しかし!出発する頃にはまたしてもすっかりガスの中。間宮岳も北海岳もずっと展望のないまま。やれやれ。

今日はこのままガスで終わるかと皆が諦めていたそのとき。三度ガスが晴れ、目の前には白雲岳の斜面が間近!感動的なご対面です。

白雲岳の山頂を目指すのは明日にして、今日は真っ直ぐ白雲小屋を目指します。

雪をたどって小屋へ一直線。夏には歩けない場所ですから、眺める景色も新鮮です。

姿見駅から7時間かけてやってきた白雲小屋。この時季は訪れる人も稀で、夏と違って静かなものです。

はしごを使って2階から入った小屋の中。今日は私たちの貸切のようです。今はまだそう寒くはありませんが、夜に備えて防寒着はしっかりと着こんでおきましょう。


夕食後のひととき。暮れていく空。明日はいよいよ幻の湖に会いに行きます。お天気になってくれるかな。

2009-05-20

09.05.20 バードウォッチング@旭山・鬼斗牛山

山楽舎としては初めての試みとなる、鳥見メインのツアー。鳥に詳しい先輩・柳田氏をゲストガイドとして招いて、楽しいお話を聞かせていただきました。



天候:快晴
気温:23.9℃
風速:S2.1m/s



参加者:2名様
ガイド:柳田氏・土栄



鳥合わせ

 鳴き声視認
ヒヨドリ 
ヤブサメ 
アオジ
コルリ 
カワラヒワ
センダイムシクイ 
キビタキ 
オオルリ 
コゲラ
シジュウカラ
ミヤマカケス
キジバト 
トビ 
アカゲラ 
ツツドリ 




山行の様子

午前の部は旭山。動物園東門から歩き始めます。鳥を見るには出発時刻が遅めになってしまいましたが、はたしてどんな鳥が姿を現してくれるでしょう。

この日の旭川は真っ青な晴天に包まれました。この空を見ているだけでも気持ちがいいものです。

林の中へ歩いていくと、あちらこちらから様々な鳴き声が聞こえてきます。すかさず双眼鏡を構える面々。視線の先には何がいますか?

萌える新緑は探鳥には不都合なのですが、目を楽しませてくれるし、心楽しくしてくれることは間違いありません。

鉄塔立つ山の先端までぐるりと回り、展望の良い場所でお昼ご飯。鳥の話題に花が咲きます。

せっかくの好天なので、午後の部は展望メインで。車で移動して目指すは鬼斗牛山。

明るい木立の尾根を伝って一登り。

あっという間に山頂到着。

振り返ると、この展望。おお、これはすごい。ほんの裏山という風情なのに、見られる景色は抜群です。北大雪~表大雪~十勝連峰だけでなく、芦別岳や天塩岳まで見渡せるのですから。

さらに一際目を惹くのが、麓の田園風景。ちょうど田んぼに水が入って、慎ましげにチラチラと輝いています。鳥も見て、展望も見て。今後も鳥見ツアーを継続していきたいですね。