2006-08-10

06.08.10 赤岳(2078.0m)

ホソバウルップソウ・チョウノスケソウなど、7月前半にお花の最盛期を迎える赤岳。そんな花々が咲き終わり、8月にはめぼしい花がもうないか、というと、そんなことはありません。とっておき夏のエースが待っています。

朝から快晴の銀泉台。朝8時前・標高は1600mを越えるというのに、気温は26℃に達していました。今日も暑くなりそうです。というか、既に暑い。

7月は雪に覆われていた第一花園。今や雪は見あたりません。代わりに、マルバシモツケや、

チングルマが目立ちます。

駒草平まで登ると、足下に赤くなりかけた葉がチラホラ。ウラシマツツジです。花を咲かすのも紅葉するのも、いの一番。気の早いヤツです。

駒草平から赤岳方面。もう少しでこの斜面が赤い帯に縁取られるのですから、山の季節の移ろいは早いもの。

第三雪渓沿いには、チングルマの綿毛が。綿毛の後は葉の色変わりが待っています。

赤岳山頂の岩場。平日ということで、静かなもの。ここで早めのお昼をとり、お茶でも飲みながらのんびり景色を眺めて、ゆっくり休んだら荷物を置いていざお花探し。小泉岳方面に向かいます。

赤岳から旭岳方面。

チングルマの綿毛とはチト違う。チョウノスケソウの綿毛です。

真打ち登場、クモイリンドウ。これを見にわざわざやってくる人もいるくらい。白地に濃緑が飾らないおしゃれという感じ。大人のたたずまいを醸し出す落ち着いたお花です。

催行日:2006年8月10日(木)

天候:快晴のち曇り

気温:23.9 ℃

風速:S 1.0 m/s

参加者:
柿本さん・長尾さん

ガイド:土栄

行程:

07:37銀泉台 発
09:07駒草平 着 
10:20赤岳 着(お昼)
11:33   発 
12:22駒草平 着 
13:26銀泉台 着

所要時間:5時間49分
歩行距離:8.4 km
標高差:598 m

一言:

下界の暑さを思いながら、あたたかな山頂で涼風を浴びる。さわやかなお昼休みを優雅に過ごしてきました。朱に染まりかけた葉を愛で、蕾からふくらみ始めたクモイリンドウを見て。この時期ならではの楽しみです。

(土栄)

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