十勝連峰の高峰を繋ぐ周遊コース。十勝岳-美瑛岳間を縦走しなければ見られない、「裏側」の紅葉がおすすめです。
日の出を待つ望岳台。山際がすこし明るくなっています。秋だってあけぼのなんです。
ずんずん登って十勝岳山頂。快晴の日曜日。さすがに賑わっていました。
十勝岳山頂からは富良野岳とそこに至る稜線が。こっち側を歩くのも楽しいのですが、今日は反対へ。早速美瑛岳を目指しましょう。
十勝岳を後にして、まるで月面を行くような。
正面に見える美瑛岳まで砂礫の稜線が続きます。
十勝岳を離れ、美瑛岳に近づくにつれ、斜面に植生が目立ち出します。赤と黄の草紅葉。
さらに、イワブクロとナナカマドの赤。十勝連峰の「裏側」に意外にキレイな紅葉が隠れているのです。
チングルマの斜面からオプタテシケ。奥にトムラウシ。
はるばる来たぜ美瑛岳。十勝岳は遠くなりにけり。長く展望の良い稜線でした。
そしてようやく美瑛岳山頂へ。ここまで来ればあとは下るだけです。その下りが長いんですけどね。
催行日:2006年9月24日(日)
天候:快晴
気温:9.7 ℃
風速:N 7.0 m/s
参加者:
進藤さん・細川さん
ガイド:土栄
行程:
05:55 | 望岳台 発 |
07:10 | 避難小屋跡 着 |
08:23 | 1720m 着 |
09:37 | 十勝岳 着 |
10:51 | 最低コル 発 |
12:27 | 美瑛岳 着(お昼) |
13:08 | 着 |
14:35 | ポンピ沢 着 |
16:18 | 望岳台 着 |
所要時間:10時間23分
歩行距離:15.8 km
累積標高:1567 m
一言:
十勝岳から美瑛岳までの展望を楽しむ稜線歩き。山肌にはナナカマドとイワブクロの二重の赤が映えていました。美瑛岳山頂でガスにまかれたのが残念ですが、それ以外は満点の一日でした。
(土栄)
4 件のコメント:
砂礫の地面の中の赤と黄の草紅葉はとても新鮮ですね。
見てみたいけど今年はもう遅いでしょうか?
天然庭園から美瑛富士、美瑛岳へ登ろうかと思ったのですが、つい先日登山者がクマを見て引き返してきたと美瑛森林事務所で聞きました。
比較的標高の低い斜面の紅葉なので、今週末ならぎりぎり間に合うのではないでしょうか。
毎年キレイになる場所なので、今年に限らず、ぜひ行ってみてください。
クマについては、登山者が見ようが見まいがそこに住んでいることに変わりはありません。
積極的に人間にちょっかいをかけてくるようなクマがいるなら入山を見合わせるべきですが、そうでなければ一般的なクマ対策でまず大丈夫です。
やはりクマが怖いので望岳台から周遊して来ました。
美瑛岳東斜面の島しまの草紅葉はほぼ枯葉色で下の方でわずかに片鱗を残しているだけでした。一週間の差は大きかったようです。来年お世話になります。
紅葉は美瑛富士の下の十字路から望岳台にかけて、午後の斜光を浴びたマルバシモツケの黄ー赤とシラタマノキの緑ー白の対比がきれいでした。
避難小屋コースの方からもたくさん人が入っていたので、天然庭園から登っても大丈夫だったようです。
さすがに10月に入ると山の紅葉も落ち着いてきますね。
これからは比較的低い場所がきれいになってくるのでしょう。
里に下りてくるまで楽しみは続きます。
コメントを投稿