2009-08-19

09.08.19 白雲岳(2230.0m)

先々週の幌尻岳は佐久間が行き、先週のクワウンナイは中止になったため、私にとっては2週間ぶりのツアーとなった白雲岳。やっぱり自分たちで主催するツアーはいいものです。・・・たとえ雨でもね。





天候:雨時々曇り
気温:10.0℃
風速:W1.4m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
06:48 銀泉台 発
08:29 コマクサ平 着
09:53 赤岳 着
11:14 白雲岳 着

11:27 白雲岳 発
12:33 赤岳 着
     お昼
12:53 赤岳 発
13:56 コマクサ平 着
15:19 銀泉台 発



所要時間:8時間31分
  登り:4時間26分
  下り:3時間52分
歩行距離:13.7km
累積標高:±931m
歩数:18142歩



山行の様子

雨降る銀泉台を雨具を着て出発。とはいえ雨脚は弱く、これなら雨具なくてもいいかも、というくらい。景色も見えています。第一雪渓から見ると、低い雲の間から山々がのぞいていて、水墨画のような色合いに。

コマクサ平からもご覧の通り。向かう第三・第四雪渓も、烏帽子岳もすっきりと見通せます。小さい雨粒が時折わずかに当たるくらいなので、休憩にも支障はありません。このまま持ってくれれば・・・。

今日一番の登りはおなじみ第三雪渓。雪が溶けて露出したばかりの、ゴロゴロの岩の上を登っていきます。ここが頑張りどころですよ。

もうお盆も過ぎてそろそろ秋の気配ただよう大雪山ですが、雪融けの遅い場所ではようやく春のお花が咲き始めたばかり。エゾコザクラや、

チングルマが満開となっていて、目を楽しませてくれます。

さらにはこんな素敵なお花も。第四雪渓で頂部だけ白みがかったヨツバシオガマを見つけました。色の移り変わりが美しい・・・というか、イチゴ味のかき氷に練乳をかけたみたいで美味しそうです。

最後の登りも終え、赤岳到着。ここからはもうほとんど真っ平らな広い尾根が連なります。若干雲底が低くなってきたようで、白雲岳も山頂が見え隠れ。

景色はそろそろあきらめなくてはなりませんが、ここからはお花が主役です。まずは今日の目玉中の目玉。クモイリンドウが待っています。この淡い、落ち着いた花色を見ると、そろそろ夏も終わるなあとしみじみとした気分になるものです。

あまり注目されることがないかもしれませんが、エゾハハコヨモギも大量に。大雪山の固有種だそうですよ。


お花を愛でている間に気がつけばあたりは白くガスに包まれていました。残念ながら白雲岳からの展望はナシ。あっちは旭岳、こっちはトムラウシと、心の目で景色を眺めて帰りました。

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