2011-04-16

11.04.16 読図講座・実践(噛伊尻)

全五回で行われた読図講座・座学の成果を発揮すべく、実践の舞台として用意されたのはご存じ噛伊尻。細かい地形の変化を地形図から読み取ってみましょう。





天候:曇りのち雨



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
08:04 タカス峠 発
09:32 380m 着
10:30 噛伊尻 着

10:32 噛伊尻 発
10:56 380m 着
11:35 タカス峠 着


所要時間:3時間31分
  登り:2時間26分
  下り:1時間03分
歩行距離:6.1km
累積標高:±395m



山行の様子

登山口となるタカス峠の標高は270m。雪が融けきってしまっていないか心配でしたが、まだなんとか歩くことができました。

地形図とコンパスはすぐに出せるようにしておいてくださいね。何度も何度も見直すことになりますから。今日のテーマは、地形の変化から現在位置を確認すること・コンパスの使い方を実践することの二点です。

この丘は等高線一本分、標高差10mのピークです。

そしてこちらは等高線六本分、標高差60m、今日一番の急登です。地形図に記された等高線を平面的な線としてではなく、立体的な斜面として体感してみてください。

稜線から派生していく支尾根の方位を確認してみたり、コンパスの使い方も復習しました。山座同定もしましたし、進む方向を確認したり。

噛伊尻山頂から南に延びる尾根と、

北に延びる尾根を見比べてみてください。北尾根にはちょっとしたピークがあります。地形図で等高線一本分で記されているピークがこれです。

山頂までの最後の登りはゆるやかに。午後から悪天の予報でしたが、既に雨が降り出してきました。

山頂から見える広々とした景色も今日はお預け。

そういえば、山で雨に当たったのは今年初めてのこと。急かされるように下りながらも、要所でしっかり復習しました。自分が今どこにいるか、これからどの方向に進めばよいのか、この二点を押さえながら山を歩くと、いつもと違う楽しさが感じられたのではないでしょうか。これからも地形図に親しんでくださいね。

0 件のコメント: