2010-09-23

10.09.23 1947m峰(小化雲岳南東)

八月下旬の大雨で林道が崩落し、クチャンベツからの入山ができなくなり、天人峡からの長駆アプローチを余儀なくされることになった「満月のヒサゴ沼」プログラム。追い討ちをかけるように、とつぜんやってきた寒気で「まとまった降雪の可能性あり」という気象情報を得、ヒサゴ沼での泊まりを諦めて、日帰り可能範囲でヒサゴ沼まで近づいてみようという意欲的な企画になった。




天候:くもり



参加者:2名様
ガイド:佐久間



行程
05:30 天人峡 発
06:30 滝見台 着
08:15 第一公園 着
11:00 ポン沼 着
11:25 1947m峰(ポン化雲岳南東) 着
     お昼
11:50 1947m峰 発
13:55 第一公園 着
15:40 滝見台 着
16:30 天人峡 着



所要時間:11時間00分
  登り:5時間55分
  下り:4時間40分
歩行距離:19.3km
累積標高:±1541m



山行の様子

まだ薄暗い樹林帯を登りはじめて一時間。滝見台から見る雪を纏った旭岳の頭には雲の帽子が。

すっかり秋色に染まった第一公園から旭岳を振り返る。

高山帯に出るとハイマツにビッシリついた樹氷が迎えてくれた。

ナナカマドの赤い実も白い樹氷の衣を纏って美しい。

半分凍りついたポン沼とチングルマの紅い絨毯。

少し足をのばして向かったポン化雲岳南東の194m峰からは、忠別岳…

化雲岳(右奥のデベソ)…

そしてトムラウシがっ!うっすらと雪を纏ったトムラウシは、天上に聳える要塞のように厳かだ。この景色を眺めながらの昼食はなんとも贅沢の一語に尽きる。

初冬の稜線をあとにして降りてきた第一公園。秋の一日を思い思いに過ごすひととき。

旭岳の山頂が姿を現した。山行の最後を締めくくるに相応しい秋景色だ。

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