2008-07-12

08.07.12 黒岳からお鉢平 一周

大雪山の広大さを日帰り登山で楽しむにはこのコースが最適。直径2kmのカルデラをぐるっと一周してみましょう。





天候:曇り時々晴れ一時雷雨
気温:14.0℃
風速:W4.9m/s



参加者:葛西さんご夫婦
ガイド:土栄



行程
06:48 リフト終点 発
08:34 黒岳 着
09:13 石室 着
11:14 北海岳 着
12:16 間宮分岐 着
     お昼
12:46 間宮分岐 発
13:38 北鎮分岐 着
14:38 石室 着
     カミナリ避難
15:22 石室 発
16:43 リフト終点 着



所要時間:9時間55分
歩行距離:16.2km
累積標高:±1314m
歩数:20850歩



山行の様子


ガスに包まれたリフト終点から長い一日が始まります。まずは黒岳山頂を目指しましょう。

見事なウコンウツギの群落。斜面の上から下までびっしり鬱金色に染まっています。おかげで、土留め階段と九十九折りの単調な登山道も飽きることなく登ることができます。

徐々にガスが薄くなり、時折太陽の光も射すようになり、そして石室に着いた瞬間。突然さーっとガスがかき消えました。見えてきたのは青空とこれから歩くお鉢平の稜線。

石室で休憩した後は、いよいよお鉢平一周の始まりです。時計回りにコースを取ると、北海沢の雪渓跡をエゾコザクラが埋め尽くしていました。

北海岳の登りにかかると、ありましたいつもの場所に。白いイワブクロ。なんて可憐な花なのでしょう。

北海岳まで登ってしまえば、あとは比較的ゆるやかな稜線散歩。登山道の両脇はタカネスミレが黄色く染めます。

この景色の広がりこそ大雪山。お鉢平を眺め下ろしながら悠々と。わき上がる雲に遠望こそ得られませんが、お鉢平周辺は日の光が当たるほどの好天です。

お昼ご飯は間宮分岐のベンチに座っていただきましょう。さすが最盛期、たくさんの登山者が通り過ぎていきます。

間宮岳を出発したころ、西からもくもくとガスがやってきて、すぐに真っ白な世界に閉じこめられてしまいました。そして雲の色がどんどん暗くなり・・・大粒の雨が降り出し・・・まずい、これはきっと雷雲のまっただ中!雲の平のきれいなお花畑を愛でる余裕もなく、走るようにして石室へ。

この辺りで唯一の安全地帯となる石室。息を切らせて中に入った瞬間、目に痛いほどの稲光が走りました。7秒後に耳に刺さる雷鳴。なんとかギリギリ間に合いました・・・。雷雲が落ち着くまで、小一時間休憩していきましょう。花の綺麗さと、カミナリの恐ろしさを堪能した1日となりました。

0 件のコメント: