2009-10-28

09.10.28 ウェンシリ岳(1142.3m)

標高は低いものの、展望は抜群のウェンシリ岳。積雪が遅いので、いつもこの時季足が向く山です。





天候:曇り
気温:2.3℃
風速:W0.4m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
07:30 中央登山口 発
08:09 812m 着
09:17 1083m 着
10:11 ウェンシリ岳 着
     お昼
11:01 ウェンシリ岳 発
11:45 820m 着
12:41 氷のトンネル登山口 着
13:58 中央登山口 着



所要時間:6時間28分
  登り:2時間41分
  下り:1時間40分
  林道:1時間10分
歩行距離:14.4km
累積標高:±1165m
歩数:21128歩



山行の様子

予定では氷のトンネル側の登山口から登ることになっていたのですが、「まだ登ったことがない」というお客様のリクエストにお応えして、中央登山口からスタートすることにしました。こっち側から登ると気持ちよい尾根歩きが楽しめます。

途中、新しい道が開削されていました。たしか以前はトラバース気味に歩いたはずですが、尾根を忠実にたどる道に変わっていました。ここの斜度はかなりのもので、おそらくロープに頼らなければ登ることはできないでしょう。

きつい登りが終わり、標高1000mに近づくと、植物の上に雪が溶け残っていました。陽光を浴びて、まるで花が咲いているようにも見えます。

広く笹が刈り払われているので、歩きやすくかつ景色を楽しめるようになっています。雪に覆われた稜線を山頂目指しててくてく。

立派な標識のあるウェンシリ岳山頂に到着。

一等三角点の展望はご覧の通り。オホーツク海も見えました。大雪山・天塩岳など、反対側は残念ながら雲に隠れていました。

一休みしたらポロナイ岳へゴー!・・・と言いたいところですが、雪を被った笹がうるさかったので、5分も歩かないうちに満場一致で引き返すことに決定しました。

その代わり、帰りは氷のトンネル方面へ降りることに。つまり、ぐるりと一周することにしたわけです。少しくだって振り返るウェンシリ岳は白く飾られてきらきら光っていました。

ウェンシリ名物・岩場歩きを楽しんで、落ち葉と泥で滑りやすい道に悪戦苦闘した後は、

中央登山口まで舗装された林道歩きで締めます。これがまた長いんです・・・。ぐるっと一周できるのは楽しいのですけどね。

2009-10-25

09.10.25 樽前山-風不死岳

高速道路を利用すれば遠くの山へも行くことができます。道央の樽前山と風不死岳を巡り火山上のトレイルを堪能しましょう。





天候:ガス後曇り
気温:8.2℃
風速:S13.7m/s(平均)



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
07:19 樽前山登山口 発
08:15 東山 着
09:27 西山 着
10:33 風不死岳登山口 着
12:25 風不死岳 着
     お昼
12:53 風不死岳 発
14:03 風不死岳登山口 着
15:09 樽前山登山口 着



所要時間:7時間50分
歩行距離:13.1km
累積標高:±1128m
歩数:18342歩



山行の様子

晴天の天気予報の割に登山口の上の空は雲がちでした。そのうち晴れるか、と思っていたら、気が付くとあたりはガスの中。あれれ?

外輪山に出て最初のピーク・東山はガスだけでなく強風も吹きすさぶ有様。すぐに雨具上下を着こみ、手袋も帽子も冬用を装着します。これから楽しい外輪山歩きのはずだったのに、ただ黙々と歩くことになってしまいました。

それは何も見えない西山を過ぎたときでした。ガスが急速に過ぎ去っていき、展望が効くようになったのです。思わず西山を振り返る面々。

中央ドームもはっきりと。こんなに近くにあるのに、ついさっきまで何も見えなかったとは・・・

外輪山を4分の3周したところで、次は風不死岳を目指します。

山頂に向かうには結構な急登が待っていて、時には鎖に捕まってよじ登る場所も。

山頂に近づくと、背後に樽前山の全貌が見えてきます。さっきぐるりとまわってきた山ですよ。

荒々しい砂礫に覆われた樽前山と違い、風不死岳は山頂まで植生に覆われています。晩秋の枯れた風景に笹の緑がよく目立っています。

山頂からは足下に支笏湖が見下ろせます。対岸には恵庭岳・空沼岳など、支笏湖の温泉街や札幌の街並みも見えていました。羊蹄山も山裾を見せてくれています。

最後は外輪山を見上げながら草原をてくてく。遠出してきた甲斐がある素敵な山でした。

2009-10-24

09.10.24 音江山+イルムケップ山

一つだけ登るにはちょっと物足りない・・・。そんな山は二座まとめて登ってはいかがでしょう。同じ山塊の山をあっちからこっちから午前と午後に登りました。





天候:快晴
気温:9.4℃
風速:N1.2m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
07:17 音江山登山口 発
07:45 無名山 着
08:47 音江山 着
09:09 音江山 発
10:40 音江山登山口 着

12:14 イルムケップ山登山口 発
13:15 イルムケップ山 着
     お昼
13:44 イルムケップ山 発
14:33 イルムケップ山登山口 着



所要時間:5時間42分
歩行距離:14.0km
累積標高:±943m
歩数:20688歩



山行の様子

本当に久しぶりに好天に恵まれた土曜日。登山口は晩秋の爽やかな空気に包まれています。良い日になりそうです。

登山口からトントンと木の階段を登ること102段。今日一つめの山頂・沖里河山に到着です。ぐるり見回せる展望の中、一際目立っているのが目指す音江山。これから楽しい尾根歩きの始まりです。

淡々と尾根を歩き、ほんの30分で二つめの山・無名山に到着。ここからイルムケップ山に 向かう登山道は笹藪に覆われていて大変な労力を要するとか。だから私たちは一度下山して違う登山口から登りなおすわけです。

音江山に向かう道は広く刈り払われた歩きやすい散歩道。こんなお天気の日に歩くには最適です。

音江山に到着。さすがは一等三角点の山頂!・・・と言いたいところですが、背の高い笹に囲まれてあたりを見渡すことはできません。ちょっぴり休憩をして、来た道を引き返します。

音江山登山口からイルムケップ山登山口に向かう道すがら。新城峠から見る音江連山。左端がイルムケップ山です。今行きます!

イルムケップ山へは広い林道をたどって。よく整備されていて、おしゃべりしながら歩くにはもってこいです。

小一時間で山頂着。着いた瞬間思わず歓声が上がりました。

それは真っ白な雪を冠した大雪の山並みが目に飛び込んできたから。噂に違わぬ展望です。

景色を見ながらゆっくり休憩した後は、またおしゃべりに興じながら帰りましょう。太陽から射すのはもうすっかり夕暮れの光になっています。

2009-10-12

09.10.12 南暑寒岳(1296.4m)

去年も一昨年も悪天候で中止になっている南暑寒岳ツアー。今年は三度目の正直でようやく催行することができました。ツアー初登場の山です。






天候:曇り一時雨
気温:2.8℃
風速:S8.4m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
06:40 登山口 発
07:09 白竜の滝 着
08:16 展望台1 着
09:06 展望台2 着
10:15 8合目 着
10:51 南暑寒岳 着
     お昼
11:43 南暑寒岳 発
12:47 展望台2 着
13:46 展望台1 着
15:14 登山口 着



所要時間:8時間34分
  登り:4時間11分
  下り:3時間34分
歩行距離:18.8km
累積標高:±985m
歩数:29229歩



山行の様子

明け方雨が降ったのか、地面が若干濡れていますが、徐々に青空が広がってきている登山口。橋を渡って長い道のりの始まりです。

白竜の滝で休憩していると、雲間からすっと陽光が差し込み、対岸の紅葉を照らし始めました。

雪が残る冬枯れの雨竜沼湿原。こんな時季の池塘もまた良いものです。

上空には強い風が吹いているのでしょう。積雲がぐんぐん過ぎ去っていきます。そして青空の範囲がどんどん広がって。

湿原を見下ろす高台の展望台。南暑寒岳まではここからゆるゆるとした長い登りとなります。

登るに連れてますます晴れていく空。山頂から見る暑寒別岳が格好いいんですよね。この調子なら見られそう・・・

なんて期待をコロッと裏切って、にわかにかき曇る空。時折小雨が降ったり、氷の粒が混じったり。

強風が吹き付ける山頂には5分ほどしか滞在しませんでした。

風を避けられる場所を見つけて、ツェルトを張って。

中でぬくぬくお昼にしました。ほんの一枚の布の中に入るだけで、ワクワク気分になってしまうものです。