2007-08-26

07.08.26 ニセイカウシペ-平山 縦走

知る人ぞ知る北大雪の縦走コース。ニセイも平山もそれぞれ素敵な山ですが、両山を繋いで歩けば魅力も倍増です。ギザギザの稜線も。




天候:曇りのちガスのち晴れ
気温:13.2 ℃
風速:W 7.4 m/s



参加者:今村さん・岡田さん・工藤さん・進藤さん・細川さん
ガイド:土栄



行程
06:29 ニセイ登山口 発
08:16 見晴台 着
09:32 ニセイ 着
11:20 アンギラスピーク 着
12:30 比麻奈山 着
13:03 窪地 着
     お昼
13:50 窪地 発
14:58 冷涼の滝 着
15:36 平山登山口 着



所要時間:9時間07分
歩行距離:12.4km
累積標高:+ 1110 m / - 1215 m



山行の様子

縦走はニセイ登山口からスタート。曇りがちな空の下、すぐに真っ白なガスの中へ突入です。

最初のピーク、ニセイカウシペ。山頂からは全く何も見えず。風は強いし、このままだとどこを歩いているのかわからないまま縦走終了かも・・・?

なんて不安をかかえつつ、平山に向かって下り始めます。笹の急斜面の滑りやすいこと!

すると。まさか。一瞬太陽の光が見えたかと思ったら、一気にガスが抜けていきました。おお、表大雪!

そして行く手にはギザギザの稜線。通称「アンギラス」。

ハイマツや笹をかき分け、時には岩をよじ登り。大雪山系ではなかなか味わえない「冒険感」!

「アンギラス」最高地点を越え、比麻奈山へと続く道。

ようやくたどり着いた比麻奈山分岐からは、ニセイとアンギラス。こう見るとよくも歩いてきたものです。

平山側の稜線は飛ばされそうな強風が吹きすさんでいます。なんと最大瞬間風速は19.1km/s!平山の山頂は軽くスルーして、這々の体で下山にかかります。


稜線直下の岩陰にて、ようやく人心地。風を避けて楽しいお昼ご飯の時間です。あとはのんびり下るだけ。

2007-08-25

07.08.25 当麻岳-北鎮岳 周遊

姿見駅からピウケナイ沢を渡り、当麻岳-安足間岳-比布岳-鋸岳-北鎮岳-中岳、と雄大に広がる稜線をずっとずっと歩くことができるこのコース。表大雪の中でもとびっきりにおすすめです。




天候:快晴
気温:11.9 ℃
風速:SW 8.1 m/s



参加者:佐藤さん
ガイド:土栄



行程
06:23 姿見駅 発
08:11 ピウケナイ沢 着
09:43 当麻岳 着
11:22 比布岳 着
     お昼
12:03 比布岳 発
13:07 北鎮岳 着
14:33 中岳温泉 着
16:38 姿見駅 着



所要時間:10時間15分
  比布岳まで:4時間59分
  比布岳から:4時間35分
歩行距離:18.0km
累積標高:+ 1213 m



山行の様子

旭岳山頂からの日の出を眺めながら、長い一日が始まります。 真っ青な快晴が気持ちいい!

遠いあの稜線・・・。今日はあの上をずっと歩くんです。

ピウケナイ沢の渡渉を終えるといよいよ稜線に取り付くことに。

今日一番の登り。当麻岳へと一歩一歩着実に。

そして。当麻岳から眺め降ろす裾合平。緑の広がりが旭岳に向かっているところなどは、いつ見てもため息もの。遠くにトムラウシ・十勝連峰。

ここから安足間岳にかけて、姿見駅から見た稜線の上をゆったり登っていきます。右も左も後も前も、どの方向を見ても絶景。

安足間岳から比布岳にかけては、一転して荒涼とした尾根道に変わります。

訪れる登山者の少ない比布岳が今日の中間地点。次に目指す鋸岳・北鎮岳を眺めながらお昼ご飯。

北鎮岳にたどりつくと、またしても風景が一変!お鉢平を一望の下。遠くに阿寒・斜里の山影。

そろそろ尾根歩きも飽きたかなあというころに、タイミング良く現れる裾合平。さっきまで歩いていた稜線を今度は下から眺め上げるのですから、感慨深くなってしまいます。今日も良く歩いたなあ。

2007-08-21

07.08.21-23 幌尻岳(2052.4m)

幌尻山荘の予約が取れないためツアー中止

2007年8月15日 幌尻山荘へ向け糠平川を渡る

2007-08-19

07.08.18-19 斜里岳(1547m)

山楽舎BEARオリジナルプログラムとしては初の道東の山は、見て良し登って良しの斜里岳です。




天候:晴れ
気温:13.7 ℃
風速:W 2.1 m/s



参加者:安藤さん・石井さん・進藤さん
ガイド:土栄



行程
05:55 清岳荘 発
06:53 下二股 着
08:52 上二股 着
09:36 馬ノ背 着
10:06 斜里岳 着
     お昼
11:02 斜里岳 発
11:50 上二股 着
12:55 熊見峠 着
14:04 下二股 着
15:12 清岳荘 着



所要時間:9時間17分
  登り:4時間11分
  下り:4時間10分
歩行距離:10.8km
累積標高:+ 1181 m



山行の様子

登山口からしばらく林道を歩いたら、いよいよそこからが本番。渡渉を繰り返して沢伝いに進みます。

下二股から先は次々と現れる滝を楽しみながら。傾斜が急になるので気をつけて!

水のすぐ近くを歩けば、暑さもほとんど感じません。さあもう一登り。

沢から離れ、胸突八丁から馬ノ背に続く急登をよじ登り、いよいよ間近にせまった山頂。

そして念願の斜里岳山頂。はるばる旭川からやってきました。

山頂から南斜里岳方面。斜里岳が単独峰ではなく、山の連なりであることがよくわかります。

帰りは沢ではなく見晴らしの良い尾根を通って。

ずっと山頂を見上げながら。あんなところに登ってきたんですよ。

長い下りを終えて、昨夜を過ごした清岳荘へ到着。みなさんお疲れさまでした。でも実は、もう一仕事残っています。

それは斜里岳を遠くから眺めること。裾野の広がりが優雅なこと・・・。

2007-08-13

07.08.10-13 トムラウシ縦走・全行程

3泊4日のうち3日間も雨に降り込められてしまいましたが、最終日は最高のお天気に恵まれました。憧れのトムラウシを間近に望み、終わりよければすべてよしなのです。4日間お疲れさまでした!




参加者:安藤さん・佐藤さん・長谷川さん・細川さん
ガイド:佐久間・土栄



所要時間:30時間50分
歩行距離:51.0km
累積標高:+ 2754 m / - 3742 m



1日目:姿見駅~白雲小屋
2日目:白雲小屋~ヒサゴ小屋
3日目:ヒサゴ小屋~トムラウシ往復
4日目:ヒサゴ小屋~天人峡

07.08.13 トムラウシ縦走4日目(ヒサゴ小屋~天人峡)

トムラウシ縦走4日目。ヒサゴ小屋から化雲岳まで一旦登り、天人峡へと長い道を下ります。




天候:晴れ



参加者:安藤さん・佐藤さん・長谷川さん・細川さん
ガイド:佐久間・土栄



行程
06:02 ヒサゴ小屋 発
07:14 化雲岳 着
11:09 第一公園 着
14:07 天人峡 着



所要時間:8時間05分
歩行距離:13.9km
累積標高:+ 453 m / - 1538 m



山行の様子

朝4時の東の空。朝焼けの色。4日目にしてようやく晴れたか!?

ええ、ええ、晴れました。ほとんど快晴の空の下、最終日の出発です。

化雲岳へ登る途中、振り返って東大雪の山並み。

登りきって化雲岳へ。化雲岳からはいったいどんな景色が見られるのでしょうか・・・

まず目に飛び込んでくるのは旭岳から白雲岳まで。1日目に歩いたコースが見えています。

目を右にやると、忠別岳を中心に2日目に歩いたコースが。

そして振り返ればトムラウシ。昨日往復した道です。あれが山頂。あれがロックガーデン。昨日見えなかった分、たっぷり鑑賞しましょう。

今までの分まで景色を堪能したら、いよいよ下りにかかります。それにしてもいい天気。


今日の足取りはみんな軽やか。旭岳を眺めながら歩けるだなんて。終わりよければすべてよし!ですね。

2007-08-12

07.08.12 トムラウシ縦走3日目(ヒサゴ小屋~トムラウシ往復)

トムラウシ縦走3日目。ヒサゴ小屋に連泊するので、今日はトムラウシを往復するだけの余裕の行程。




天候:雨



参加者:安藤さん・佐藤さん・長谷川さん・細川さん
ガイド:佐久間・土栄



行程
06:21 ヒサゴ小屋 発
07:35 天沼 着
09:39 トムラウシ山 着
10:37 トムラウシ山 発
12:37 天沼 着
14:06 ヒサゴ小屋 着



所要時間:7時間45分
歩行距離:10.2km
累積標高:+ 617 m / - 617 m



山行の様子

今日もまた雨の中。しかも風が強いときています。一段と濡れそぼりながら北沼到着。すぐそこにある水面すら見えないガスの濃さ。

憧れのトムラウシ山頂。最後の登りは慎重に。岩だって滑りがちになりますから。

山頂でときおり陽光が射し、帰りのロックガーデンではようやく景色を見ることもできました。行きにはわかりませんでしたが、こんな岩の中を歩いていたんですよ。

ところどころにイワイチョウの群落。早くも黄葉しているものも。

ヒサゴ沼へと続く雪渓。一瞬ガスが切れ、沼の全景を眺めることができました。このまま回復してくれないかなあ。

参加されたお客様の中に、この日お誕生日を迎えた方が!トムラウシの懐に抱かれたお誕生日なんて、なかなかありません。みんなでワインで乾杯!

おめでたい日を祝うかのように、ぐんぐん晴れていく空。夕焼けのニペソツ・ウペペサンケ。

西日を映す雲はヒサゴ沼の上。明日こそ天気になるのかな?