2008-04-29

08.04.29 裾合平-中岳温泉

山奥に隠れた秘湯中の秘湯、中岳温泉。雪に覆われたこの季節に訪れるのも風情があっていいものです。





天候:曇り時々晴れ
気温:1.0 ℃
風速:W 4.4 m/s



参加者:大島さん・矢藤さん
ガイド:土栄



行程
10:25 姿見駅 発
11:15 1724m 着
12:35 中岳温泉 着
     お昼
13:35 中岳温泉 発
15:23 姿見駅 着



所要時間:4時間58分
  登り:2時間10分
  下り:1時間48分
歩行距離:7.7km
累積標高:+ 345 m



山行の様子

曇りのち雨と、あまりよくない天気予報でしたが、太陽も顔をのぞかせるまずまずの歩き出し。最初のうちは安足間岳を目指すようにまっすぐ進むのが良。

旭岳山頂も雲に隠れることもなく、全身を見せてくれました。上々のお天気と言っていいのではないでしょうか。

だだっ広い雪原を歩くときは、“デポ旗”を立てながら行くと安心です。歩数を数えて適当なところで雪に刺して、帰りの目印にしましょう。

だんだん悪くなるはずの天気がどんどん良くなって、ついに北鎮岳の頭上には真っ青な空。

岩の壁が現れて左右を挟み込むようになったら、今日の目的地・中岳温泉は間近です。あと一息!

岩場を覆う雪を踏み抜かないように、注意しながら進みましょう。だんだん硫黄の匂いが近づいてきますよ。

そして到着!これが雪に覆われた中岳温泉。 先にお昼ご飯にしますか?それともお風呂?

まずご飯を食べてしまって、落ち着いたら温泉を楽しみましょう。手湯で暖まって、

足湯でも暖まって。湯加減はややぬるめ。じっと浸かっているにはちょうどいい温度です。

しっかり体を暖めたら、湯冷めしないうちに帰途につきましょう。黒い雲に覆われないうちに・・・

2008-04-27

08.04.27 浜益御殿(1038.6m)

少雪(無雪?)のため予定していた留萌ポロシリ山に登れず、急遽行き先変更して向かうは浜益御殿。こちらもかなり雪が少ないようですが・・・





天候:曇り一時雨一時晴れ間
気温:2.8 ℃
風速:SE 7.5 m/s



参加者:金田さん・笹本さん・長谷川さん・福永さん
ガイド:土栄



行程
09:15 林道終点 発
10:21 615m 着
11:15 835m 着
12:11 浜益御殿 着
     お昼
12:43 浜益御殿 発
13:32 615m 着
14:54 林道終点 着



所要時間:5時間39分
  登り:2時間56分
  下り:2時間11分
歩行距離:12.0km
累積標高:+ 740 m



山行の様子

雪融け早い林道の、斑模様の雪を踏み。スノーシューはしばらく背負っていきます。

少雪の証はこの看板と横断幕。例年なら雪で覆われているはずなのですが、今年はすっかり笹の中。できるだけ雪を繋いで歩きますが、ときに笹を漕がなければならない箇所も。

標高点615mでスノーシューを装着。背中は軽くなりましたが、気がつけばしっとりと霧に覆われていました。

もう今日は一日この霧の中か・・・と誰もが諦めていたその時!強風が霧を吹き飛ばし、一瞬の晴れ間を与えてくれました。

悪天の日だとちょっと晴れ間が見えただけで、無性に嬉しい気分になるものです。太陽バンザイ。青空バンザイ。

そして再び霧の稜線。浜益御殿はうっすらと見えてはいますが・・・

ハイマツ生い茂る山頂に到着する頃には、もう白一色。風も強まってきました。

風下に隠れてそれぞれ丸まってお昼休憩にします。

晴れていれば、広い稜線の続きに浜益岳が見えるはずなのですが。今日はここまでしか公開してくれませんでした。

体が冷えないうちにさっさと下山にかかり、途中で尻滑りを堪能し。時折雨が降ったりしましたが、最後には再び青空。基本悪天の一日でも、要所で太陽が照ったので意外にお天気に恵まれた印象です。

2008-04-26

08.04.26 三段山(1748m)

雪のある時季にこそ登りたい山の一つ、三段山。森林限界の上に出た瞬間に開ける景色は圧巻です。





天候:快晴
気温:3.6 ℃
風速:E 2.2 m/s



参加者:今村さん・杉本さん・細川さん
ガイド:土栄



行程
09:18 吹上温泉 発
10:43 二段目上 着
12:21 三段山 着
     お昼
12:50 三段山 発
13:34 二段目上 着
14:14 吹上温泉 着



所要時間:4時間56分
  登り:3時間03分
  下り:1時間24分
歩行距離:6.6km
累積標高:+ 762 m



山行の様子

数日前までの雨の予報を心地よく裏切り、こんなお天気となりました。真っ青な空の下には、向かう三段山。

痛いくらいの陽が射すこんな日は、木漏れ日の樹林歩きがありがたいもの。

森林限界に近づき、一気に視界が開けると・・・

十勝岳を中心とした山並みがすぐ目の前に。噴煙上がる前十勝も存在感あります。

ここまで来ればあと一息、というわけにもいきません。ゆるやかな登りと急登を繰り返し、まだまだ標高を上げなければ。

苦労の末に、最後の急坂を登り切ると・・・

そこが三段山山頂。十勝岳も見えるし、

富良野岳だって見えるのです。

さらに上ホロカメトックと上富良野岳までに囲まれて、贅沢なお昼。


下りはもちろん尻滑りでらっくらく。ようやく尻滑りに適した雪質になってきました。

2008-04-20

08.04.20 上忠別山(1121.9m)

忠別川とクワウンナイ川が交わるところに上忠別山はあります。崖状に切れ落ちている山頂からは、高度感のある表大雪の山並みを望めます。





天候:快晴
気温:16.5 ℃
風速:W 1.6 m/s



参加者:金田さん・工藤(あ)さん・工藤(え)さん・藤樫さん・水本さん・渡部さん
ガイド:土栄



行程
08:00 登山口 発
10:00 963m 着
11:00 上忠別山 着
     お昼
11:48 上忠別山 発
12:28 963m 着
14:01 登山口 着



所要時間:6時間01分
  登り:3時間00分
  下り:2時間13分
歩行距離:8.3km
累積標高:+ 811 m



山行の様子

びっくりするほど雪の少ない胡桃沢からスタートです。標高差600m強の登りに向けて、しっかり準備していきましょう。

それにしても、この雪の少なさときたら、とても4月とは思えません。なんとか雪を繋いで登りましたが、ときには・・・

スノーシューを脱いで、笹藪を漕いで歩かなければなりませんでした。

標高850mくらいまで登ると、ようやく安心してスノーシューを履くことができるようになりました。そこから先は緩い尾根を繋いでいき、そして見えてきた山頂。

一段ぐんと高く盛り上がっている山頂から望むのはまさに絶景。山頂に立った瞬間、声が出てしまうこと間違いなし。

天人峡を見下ろし、忠別川を見下ろし、そしてその先に聳える旭岳。この高度感、なかなか味わえるものではありません。

柱状節理に囲まれた天人峡温泉が、まるでミニチュアのように見えています。標高差600mを眼下にのぞき込むのは、この辺りの山では珍しいことです。

凡忠別岳・忠別岳・小化雲岳・トムラウシ方面もこの通り。山頂からは樹木に遮られて見えないものの、途中の尾根からは十勝連峰も望めます。

暑いくらいの山頂で景色を充分楽しんだら、帰りは違う道をたどっていきます。急斜面を慎重に下ったり。

倒木の橋を渡ったり。そうそう、熊にも注意しましょう。展望も、雪の少なさも、薮漕ぎさえも楽しかった春の一日でした。

2008-04-19

2008-04-13

08.04.13 旭岳・姿見

北海道最高峰旭岳を間近に見上げる姿見コース。今年はお天気に恵まれる日が多いようです。





天候:晴れ
気温:-
風速:-



参加者:小林さん
ガイド:土栄



行程
09:51 姿見駅 発
10:36 噴気口 着
11:38 姿見駅 着
     お昼
12:15 姿見駅 発
12:49 展望台 発
13:20 旭岳VC 着



所要時間:3時間29分
歩行距離:6.1km
累積標高:+ 195 m / - 694 m



山行の様子

姿見駅に降り立った時には、まだ半分以上雲に隠されていた旭岳。歩いているうちにどんどん晴れ間が広がり、10分もしないうちにこの通りすっきりと。

この日美しかったのは旭岳だけではありません。雪に座り込んで撮っているのは・・・

そう、 シュカブラです。風と雪が作り出す造形。踏んでしまうのはもったいないと思いながらも、踏んで壊すのがやめられない。悩ましい存在です。

いつもと違う風向きのおかげで、いつもなら近づけない噴気口に大接近。もうもうと音を立てて吹き出す蒸気に自然の力強さを感じます。

氷の下ではガンコウランが春の訪れをじっと待っていました。今年は早く雪から解放されそうだよ。

若干増えてきた雲が山肌に影を映していました。ゆっくりと形を変え場所を変えする影を見ていると、時間が経つのを忘れそうになります。

駅舎でお昼休憩を取ったら、午後は下りにかかりましょう。お天気は未だ上々。

エゾマツの森へと飛び込むかのような急斜面。こんな坂、どうやって降りましょう?

それはもちろん尻滑り!しっかり締まった雪面は尻滑りに最高の状態。いつもの倍以上の距離をするっと滑ることができました。

春の陽気と青空を一日楽しむことができました。