2009-09-30

09.09.30 クマネシリ岳(1585.8m)

大雪山の東、クマネシリ山塊の主峰クマネシリ岳。旭川からは遠い山ですが、展望を楽しみに長距離ドライブも苦になりません。






天候:快晴
気温:12.5℃
風速:N0.4m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
07:50 登山口 発
08:27 倒木の休憩所 着
09:52 尾根分岐 着
10:08 クマネシリ岳 着
     お昼
11:02 クマネシリ岳 発
11:18 展望台 着
12:17 倒木の休憩所 着
12:58 登山口 着



所要時間:5時間08分
  登り:2時間18分
  下り:1時間56分
歩行距離:4.4km
累積標高:±722m
歩数:4285歩



山行の様子

クマネシリ岳への道は、1に笹、2に倒木、3に急登。笹は若干刈り払いが入ったようで楽になっていましたが、倒木は変わらず。乗り越えたりくぐり抜けたり。

倒木が終わったと思ったらすぐさま急登が始まります。急でかつほとんど直登。高みへ向けて脇目もふらずに登ります。

露岩の脇を通り過ぎると、きつい登りも終了。すぐに尾根に出て展望が開けます。行く手には目指すクマネシリ岳。

左右に展望を眺めながらもう一登り。山頂の上には真っ白なくもがたなびいていました。

南クマネシリ岳方面の展望。

西クマネシリ岳方面にはニペソツ山も見えています。

暖かな山頂で小一時間休憩したら、尾根を伝って展望台まで行きましょう。ちょっとした岩場になっているそこからは、

西クマネシリ岳とピリベツ岳が仲良く並んでいます。山頂からよりも近くなるので迫力も増します。

振り返ればクマネシリ岳。名前の由来ともなった「物干し棚のような」平らな尾根が続いています。

急登を注意して下り、再び倒木をやりすごし、無事下山。林道から見上げるクマネシリ岳はすっきり青空の下にありました。

2009-09-27

09.09.27 十勝岳温泉-富良野岳-原始が原

大雪山の中では手頃に登れる山として人気の富良野岳。一般的な十勝岳温泉からの往復ではなく、たまには原始が原へと縦走してみましょう。





天候:快晴のち晴れ
気温:11.4℃
風速:SE1.0m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
06:06 十勝岳温泉 発
07:05 上ホロカ分岐 着
08:24 三峰山分岐 着
09:10 富良野岳 着

10:03 富良野岳 発
12:26 原始が原分岐 着
     お昼
13:04 原始が原分岐 発
14:10 ニングルの森 着



所要時間:8時間04分
歩行距離:12.3km
累積標高:+886m / -1441m
歩数:18395歩



山行の様子

雲一つ無い空が広がる朝。まだ陽が射さないうちに出発です。見上げる山並みの向こうから、もうすぐ太陽が顔を出しそうです。

朝日を浴びた富良野岳。いつ見ても存在感のある山容です。

放射冷却でかなり冷えたのでしょうか。日陰では霜が降りていました。チングルマの紅葉に白い霜。この時季ならでは。

富良野岳への最後の登り。こちら側から見ても良い形しています。

相変わらず真っ青な空の下、富良野岳に到着。今日の登りはこれでお終い。

振り返って十勝岳。旭岳は9合目から上が白く見えています。雪が降ったか霜が降りたか。

お昼ご飯にはまだ早いのですが、ここで小一時間休憩をとります。せっかくの好天ですから、たっぷりと享受しなくては。

富良野岳から原始が原への下山は滑りやすく急な坂になっています。要注意です。一歩一歩慎重に・・・

原始が原から振り返って富良野岳。いつのまにやら随分雲が出ていました。ここで再び小一時間休憩。今度こそお昼ご飯にしましょう。

下山口となるニングルの森までは沢あり滝あり湧き水あり紅葉もあり。変化に富んであっという間の縦走でした。

2009-09-26

09.09.26 天塩岳(1557.6m)

旧道から新道へぐるっと一周するコースは久しぶり。今年は紅葉が早いので、ちょうど見頃になっているのではないでしょうか。





天候:曇り
気温:4.0℃
風速:NW11.5m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
06:46 登山口 発
07:33 沢コース分岐 着
09:36 前天塩岳 着
10:46 天塩岳 着

11:04 天塩岳 発
11:40 避難小屋 着
     お昼
12:18 避難小屋 発
13:26 連絡路分岐 着
14:31 登山口 着



所要時間:7時間45分
歩行距離:13.7km
累積標高:±1178m
歩数:19717歩



山行の様子

旧道コースのスタートはダケカンバの並木道。薄曇りの中もまたよし。

登るに連れて紅葉が目立ち始めます。特に黄色がきれいでしたが、赤もなかなか。時折陽が射すようになりました。

沢コースとの分岐を越え、しばらくすると小さな岩がガラガラ重なる急登になります。ぐいぐい登って前天塩岳。

対岸には目指す天塩岳が。雲は暗い色ですが雲底は高く、山頂がはっきり見えています。

この調子で回復するかと思いきや、突然黒く低い雲が流れてきて、バチバチと氷の粒が降ってきました。風も強い!

でも、山頂直下で風を避けつつ休憩していると、青空が広がりだしました。大雪山は雲に隠れていたものの、チトカニウシが目立っていました。

こちらもガスが切れつつある避難小屋方面。

登山道が囲む谷の中は黄葉が見頃。

正面に前天塩岳を望む避難小屋でぬくぬくお昼ご飯とします。ここの小屋にはいつも助けられます。

下山しつつ名残惜しく振り返る天塩岳。

2009-09-23

09.09.23 沼ノ原山(1505.6m)

トムラウシを間近に眺める展望の山、沼ノ原山。五連休の締めはここを置いて他にはありません。





天候:快晴
気温:17.4℃
風速:W0.4m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
08:13 登山口 発
09:09 2km 着
09:57 沼ノ原分岐 着
11:17 沼ノ原山 着
     お昼
12:01 沼ノ原山 発
13:22 大沼 着

13:49 大沼 発
15:24 登山口 着



所要時間:7時間11分
  登り:3時間04分
  下り:3時間23分
歩行距離:12.1km
累積標高:±704m
歩数:15387歩



山行の様子

今年新しく架けられた丸木橋を渡って一日の始まり。

きれいに色づいた木々の間から、真っ青な秋の空が見え隠れして、私たちの気持ちを急かします。

沼ノ原からは期待通りのこの景色!雲一つない、本当に全くない青空です。

沼ノ原分岐からしばらくは、景色を見ている余裕なんてありません。だってこの笹藪漕ぎが待っているのですから。去年より確実に濃くなっていますねえ・・・。

笹を越えてしばらく行くと、ようやく目指す沼ノ原山が見えてきます。美しい三角の山です。

落ち葉と土で滑りやすい山肌を登り、稜線に出たところで一同の視線は釘付け。

そう、広い谷の向こうのトムラウシから目が離せなくなってしまうのです。広大な雄大な見事な景色です。

沼ノ原山山頂からは、トムラウシの反対側にニペソツがよく見えます。至福の景色を楽しみながらお昼ご飯。

帰りは大沼に寄って行きましょう。石狩連山を背景に冬枯れの湿原を歩く一同。

大沼はたっぷりと水を湛えていました。その向こうに浮かぶトムラウシ。思い思いの場所で景色を眺めます。

沼ノ原山から見た景色を端から端まで。この天気でこの景色を眺められるなんて、これほどの幸運はありません。

2009-09-22

09.09.22 平山-比麻良山

登山道が沢沿いに付いているため、きれいな紅葉が楽しめる平山。広く平らな稜線を比麻良山まで足を延ばします。





天候:高曇りのち晴れ
気温:8.0℃
風速:W2.1m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
07:12 登山口 発
07:52 冷涼の滝 着
08:40 一の雪渓 着
09:35 平山分岐 着
10:04 平山 着
11:20 比麻良山 着
     お昼
11:56 比麻良山 発
12:40 平山分岐 着
13:33 一の雪渓 着
14:49 登山口 着



所要時間:7時間37分
  登り:4時間08分
  下り:2時間53分
歩行距離:12.0km
累積標高:±1010m
歩数:16225歩



山行の様子

厚い雲に覆われて空が見えない登山口。午後からは雨の予報が出ていますが・・・下山まで持ってくれることを願いながら出発。

日の光が当たらないので、「鮮やか」というわけにはいきませんが、しっとりと落ち着いた紅葉が目を楽しませてくれます。

登るに連れて見え隠れする青空の面積が広がっているような。全く期待していませんでしたが、これは嬉しい誤算になるか。

北大雪の山々も完全に見えていますし。もしかして平山からは表大雪も見えたりする?

期待と不安を胸に、平山分岐に到着。ケルンの向こうに待っているのは・・・

おお!おお!表大雪ではないですか!赤岳から愛別岳まですっきりと!

平山山頂まで移動して、一番見晴らしの良い場所へ。ここはまさに表大雪の展望台。これだけきれいに見えたのはいつ以来だろう・・・。

ここからはニセイカウシペも大迫力で見えます。いつまでもここにいたい気にもなってきますが、比麻良山の景色だって負けてはいません。

比麻奈山から見る比麻良山。平らな稜線が続いていて、ここは最高の散歩道の一つです。

岩が露出する比麻良山。視線の先には有明山と天狗岳。いったいあの天気予報はなんだったのでしょう。ま、こういうふうに外れるならありがたいことです。