旭川から遙か、道東の名山・羅臼岳。山楽舎BEARのツアーでは初登場となります。行動時間も長く、移動時間も長い、それは大変な山なのです。
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天候:快晴
気温:19.9℃
風速:S0.7m/s
参加者:塩田さん・進藤さん・長谷川さん・渡辺さん
ガイド:土栄
行程:
04:23 登山口 発
05:08 オホーツク展望 着
06:17 弥三吉水 着
07:21 銀冷水 着
08:23 羅臼平 着
09:41 羅臼岳 着
お昼
10:30 羅臼岳 発
11:40 羅臼平 着
12:28 銀冷水 着
13:22 弥三吉水 着
14:15 オホーツク展望 着
14:57 登山口 発
所要時間:10時間34分
登り:5時間18分
下り:4時間27分
歩行距離:14.7km
累積標高:±1608m
歩数:18381歩
山行の様子:
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早朝4時の登山口。わずかに残る綿雲にうっすら朝焼けが映えていて、その中に細い細い月。今日の好天を約束してくれているかのような夜明けです。
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薄暗い樹林帯の尾根を登っていくと突如岩峰が現れ、そこがオホーツク展望。名前の通りオホーツク海の景色が良く、そして羅臼岳も眺めることが出来ます。ここで軽く朝食にしましょう。
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弥三吉の美味しい水で登る意欲を新たにし、極楽平の快適な歩きに気をよくすると、見上げる羅臼岳もかなり近づいたように見えてきます。実はここからの登りがキツいのですが。
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九十九折りで銀冷水を越え、大きな沢地形に入ったら、そこはまさしく「大沢」。もうすっかり雪渓が消えているのは、やはり今年は知床でも雪融けが早かったのでしょう。
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大沢は上から下までトウウチソウが埋め尽くしている感があります。朝日を浴びてそよ風を受けて、キラキラと輝くようでした。
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大沢を登りきれば、そこは羅臼平。ようやく山頂が近づいてくれました。しっかり休憩して最後の一登り、と思ったその時。
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わずか50~60mの距離にクマ発見!思わず見とれる一同。そんなヒトを無視してクマは悠々と去っていきました。
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静かな高揚感を胸にして、最後の登りに取りかかります。岩清水の冷たさが喉を潤し、山頂まで登る元気をもらえました。
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真っ青な空に聳える羅臼岳は、ゴロゴロの大岩が積み重なった特異な景観を呈しています。えらく険しそうですけど登れるかな?登れますとも!
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最後の最後、山頂間近で緊張の岩歩き。慎重にゆっくりどうぞ。
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落ち着いたところで右手を見ると、今まで隠れていた方向に展望が開けていました。羅臼岳から真っ直ぐに海別岳・斜里岳。やや外れて阿寒の山々。知床の山脈を境にして、根室側に低い雲がかかり、網走側は完全な快晴。
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そして待望の羅臼岳山頂。知床岬の方を望めば、三ッ峰・サシルイ・知円別・硫黄山がはっきりと繋がっています。せっかくのこのお天気ですから、ちょっと長めのお昼休憩にしましょう。ほんと、いつまでもゆっくりしていたい爽やかな山頂です。