2006-10-28

06.10.28 化雲岳第一公園(1360.4m)

三国山に登る予定だったこの日。天候と積雪状況を鑑みて目的地を変更しました。行き先は・・・今月2回目の第一公園。冬景色を楽しみに、いざ。

黒く低い雲に覆われた旭岳。滝見台からの眺めです。予報では雨ですし、展望は望めないかも。とほほ・・・

前回(10月4日)は無かった倒木。体育の日三連休の暴風雨にやられたのでしょう。登山道上に無数にある倒木をあるいは乗り越えあるいはくぐりして進みます。

標高1000mが近くなるとさすがに積雪が見られるように。おや、青空が見えてきましたね。これはもしかして・・・景色が期待できる?

そして到着、第一公園。なんとなんと、いつの間にやら暗い雲はどこかへ去り、青空と太陽が現れていたのです。

振り返ると、旭岳!まさか山頂まで出ているとは。白く雪を被り一層美しさを増しています。

白雲岳だって見ることができるのです。これまたいい山ではありませんか。こんな山々を眺めながら、陽光を浴びながら、のんびりお昼を食べる幸せ・・・。

行きに見えなかった旭岳。滝見台にて。同じところで同じ日に撮った写真とは思えません。

流れ落ちる滝だって晴れている方がいいというもの。羽衣の滝。

どんどん天気が良くなって、終いには雲一つ無くなって。帰り際に立ち寄った忠別ダムから表大雪。今日も一日いい山でした。

催行日:2006年10月28日(土)

天候:曇りのち晴れのち快晴

気温:6.6 ℃

風速:E 0.6 m/s

参加者:
今村さん・細川さん

ガイド:土栄

行程:

07:18天人峡  発
08:13滝見台 着
09:08看板 着 
10:32第一公園 着(お昼)
11:27     発 
12:24看板 着
13:12滝見台 着
14:04天人峡 着 

所要時間:6時間46分
歩行距離:9.6 km
標高差 :788m

一言:

雨の中歩くことになるかと覚悟を決めていたものの、あれよあれよと雲が去り青空がやってきました。どんより雲に隠されていた旭岳も第一公園に着くころには、雪で飾られた姿を見せてくれます。天気予報もこんな風に外れるなら大歓迎!

(土栄)

2006-10-27

06.10.27 ピッシリ山(1031.5m)

朱鞠内湖と日本海の間に横たわるピッシリ山。湖側から登るコースは長い尾根歩きが待っています。細かいアップダウンは大変ですが、遮るものの何もない大展望が期待できます。

日本最寒の地、幌加内町にあるピッシリ山。この日の冷え込みもかなりのものでした。登山口の下草にびっしりと霜が着き、歩くとシャリシャリ言います。

しかしそれも太陽が高くなるまでの一我慢。日が当たりさえすれば、落ち葉降り積もる登山道は快適な散歩道に変わるのです。

標高500mのミズナラの巨木。幹の途中から折れ落ちています。

そしていよいよ急登の始まり。その名も胸突坂。これでもか、と言わんばかりの坂が続き、一気に標高を稼ぎます。

ツラい登りの後にはいつだって展望が待っていてくれます。すっと台地状の地形に出たかと思うと目の前に青空が。

最初のピーク釜ヶ渕岳から、次に目指す熊岳を望んで。登山道は細かな上り下りを繰り返し忠実に尾根をたどっていきます。長い道程ですが、景色を見ながらだと苦にもなりません。

熊岳をすぎて正面に見据えるピッシリ山。どっしりと構えて私たちの登頂を待っているかのようです。

長い長い尾根歩きを経て、ようやくたどり着いたピッシリ山は青空の下。風も弱く、この時期にしては暖か。

見下ろす山肌。ダケカンバの白い肌が笹の緑によく映えます。

帰りしな、朝方には雲海の下に隠れていた朱鞠内湖が姿を現しました。

催行日:2006年10月27日(金)

天候:晴れ

気温:5.9 ℃

風速:SW 3.9 m/s

参加者:
笹本さん

ガイド:土栄

行程:

07:17登山口  発
07:57胸突坂 着
08:59釜ヶ渕岳 着 
09:52熊岳 着 
10:51ピッシリ山 着(お昼)
11:28      発 
12:14熊岳 着
13:04釜ヶ渕岳 着
13:47胸突坂 着 
14:27登山口  着 

所要時間:7時間10分
歩行距離:17.5 km
累積標高:+ 936m

一言:

暖かな陽光はぽかぽか、登山道を覆う落ち葉はカサコソ、青く高い空は抜けるよう。これぞ晩秋の山!長く続く稜線から見る景色もなかなかでした。

(土栄)

2006-10-24

06.10.24 天狗岳(1553m)

山楽舎BEARオリジナルプログラムとしては初めてとなる天狗岳。本当なら落ち葉を踏みしめ晩秋の山を楽しむはずでしたが、雪が早かったため、すっかり冬山のようになってしまいました。

スキー場のリフト一本分上がったところに登山口はあります。そこから作業道をジグザグと行き、

さらにリフト脇を登ります。しばらくはスキー場を歩くことになります。
最後のリフトを過ぎ、ようやく登山道らしい登山道に出会ってすぐ、北電の反射板が目立つ「小天狗」に到着します。そして一気に開ける展望、天狗岳。

ここからまず、広い尾根を前天狗目指して登ります。

前天狗を過ぎると尾根は細くなり、両側の視界が効きはじめます。

いくつかの小ピークを越え、徐々に高木がハイマツに入れ替わり、いつしか天狗岳を正面に歩いていることに気がつきます。

最後の急登は短い鎖場。雪で滑りやすくなっています。慎重に登っていくと、

すぐそこに山頂です。青空にそびえる姿は標高1500mほどとは思えない風格です。

山頂からはニセイカウシペや、

武利岳など、北大雪の山々を堪能できます。

催行日:2006年10月24日(火)

天候:晴れのち快晴

気温:3.5 ℃

風速:S 3.3 m/s

参加者:
笹本さん

ガイド:土栄

行程:

08:08登山口  発
08:47第2リフト終点 着
09:23反射板 着 
10:16前天狗 着 
11:05天狗岳 着(お昼)
11:49    発 
12:10前天狗 着
12:40反射板 着
13:16登山口  着 

所要時間:5時間08分
歩行距離:7.1 km
累積標高:642 m

一言:

2日前に降った雪が登山道を覆い、登山口から山頂まで新雪を踏みしめる山行となりました。見事な快晴の下、白く雪化粧した遠くの山々を眺め、あれこれと山座同定するのは最高の贅沢です。

(土栄)

2006-10-22

06.10.22 西クマネシリ岳(1635m)

昨年10月23日に夏山シーズンの締めとして登った西クマネシリ岳。今年もほぼ同じ時期に登ることになりました。昨年は雨から雪に変わる天気でしたが・・・

登山口からしばらくは沢沿いの林道を行きます。

天気は高曇り。青空こそ見えないものの、途中三国峠からは西クマネシリの姿はばっちり見えていました。このまま何とか持っておくれ。

気温はかなり下がっていたようです。沢しぶきを浴びた枝には氷りが成長中でした。

二股を過ぎ、沢の水音が聞こえなくなった頃、ようやく山頂を見ることが出来ます。雲の隙間から空も見えています。いいぞいいぞ。

昨日の天塩岳は標高700mで積雪があったというのに、三国峠を越えて東大雪に来るとぐっと降雪量が減るのでしょうか。山頂近くまで登ってもほとんど雪は見られません。まだ秋の佇まいです。

山頂直下の岩場急登。少ないながらも雪が残り、これがまた曲者なのです。スリルいっぱい、慎重に慎重に登っていきます。

無事山頂到着。他の登山者の皆さんとここから見える山のお話などしてきました。

たとえば南クマネシリ。

たとえばクマネシリ。遠くの山はさすがに雲の中でしたが、かなりの展望を楽しむことができました。

下りは太陽も少しサービスしてくれました。落ち葉の上に暖かそうな木漏れ日です。

催行日:2006年10月22日(日)

天候:曇り

気温:-0.7 ℃

風速:NW 0.9 m/s

参加者:
笹本さん

ガイド:土栄

行程:

08:22登山口  発
08:58二股 着
09:34尾根取り付き 着 
10:38西クマネシリ岳 着(お昼)
11:07        発 
12:07尾根取り付き 着
12:28二股 着
13:09登山口  着 

所要時間:4時間47分
歩行距離:7.9 km
累積標高:721 m

一言:

表大雪に比べると雪の少ない西クマネシリ。途中まで深まる秋を楽しんでいましたが、山頂直下で環境が一変!雪の残る岩場のスリルはなかなかのものでした。ようやくたどり着いた山頂からはそれに見合う景色が眺められました。

(土栄)

2006-10-21

06.10.21 天塩岳(1557.6m)

登山口に到着する前に雪が降り始める、寒い寒い一日。一面の雪の中、山頂を目指しましたが、いったいどこまで行けたのでしょう・・・

標高730m、新道登山口。雪に覆われて、もはや冬景色となっています。

松の枝に積もる新雪はフワフワしていて、こんな雪と出会うのは久しぶりです。

雪に覆われた急坂を一歩々々慎重に登っていくと、吹きさらしのピークに出ます。

円山です。ここから少し下ると避難小屋ですが、雪・風が強いので今日はここまで。引き返すことにしました。天塩岳まで行くのはまた今度・・・

樹林帯まで下ってお昼休憩。雪見弁当と洒落込みました。

催行日:2006年10月21日(土)

天候:

気温:-2.5 ℃

風速:SW 6.1 m/s

参加者:
佐藤さん

ガイド:土栄

行程:

07:48登山口 発
08:59連絡路分岐 着
10:06円山 着
10:13   発
11:00連絡路分岐 着(お昼)
11:20      発 
12:12登山口 着 

所要時間:4時間24分
歩行距離:8.0 km
標高差:814 m

一言:

標高700m程度の登山口でも積雪が見られたこの日。当然、上に登るほど雪は激しくなり、途中の円山で勇気ある撤退と相成りました。ほとんど冬山のような状況でしたが、これからの季節の予行練習となったのではないでしょうか。

(土栄)