2008-08-31

08.08.31 武華山-武利岳 縦走

北大雪の名山、武華山と武利岳。二つまとめて登って、しかも往復しないで縦走してしまおうというよくばりなツアーです。





天候:快晴のちガス
気温:17.9℃
風速:S2.0m/s



参加者:工藤さん・笹本さん・佐藤さん・進藤さん・須藤さん・長谷川さん
ガイド:土栄



行程
06:47 武華山登山口 発
08:50 前ムカ 着
09:20 武華山 着
10:04 前ムカ 着
11:05 最低コル 着
13:21 武利岳 着
     お昼
14:05 武利岳 発
15:40 5合目 着
17:07 武利岳登山口 着



所要時間:10時間20分
歩行距離:13.8km
累積標高:+1328m / -1534m
歩数:17122歩



山行の様子

快晴の武華山登山口。心弾む縦走は明るい針広混交林歩きから始まります。

急登を終え稜線に出ると、そこは既に紅葉の世界。ウラシマツツジは絶好調に赤く染まり、

ナナカマドですら、“見頃”と言っていいほどの色づきを見せてくれました。・・・まだ8月ですよね?

まずは最初の目的地・武華山に到着。青くさえ渡る空、どこまでも見えそうな山景色。みんなが見つめるその先は、

すっきり間近に表大雪。いつまで眺めていても飽きはしませんが、後ろ髪引かれる思いで先を急ぎます。

前ムカ分岐から武利岳に向かい延びる縦走路。一旦下って登り返さなければなりません。概ね歩きやすい登山道ですが、最低コル付近ではこの通り。ほとんどササに埋もれてしまっています。

でも、そこを越えてしまえば、待っているのはすっきりとした岩稜歩き。背後には武華山。

目指す武利岳はまだ遠く感じます。微妙に登ったり降りたりしながら距離を稼ぎ、その後に待ちかまえる急登を終え、再び斜度が緩くなると、

そこが武利岳山頂です。先ほどまでの青空はどこへやら。北見側からわき上がるガスにすっかり包まれてしまいました。


心地よい充実感を胸に、武利岳の下りにかかります。登山口までは3時間以上かかるでしょう。岩だらけの急斜面ですから、くれぐれもお気をつけを。

2008-08-30

2008-08-27

08.08.27 西クマネシリ岳(1635m)

悪天候のためツアー中止

2006年10月18日 西クマネシリ岳山頂から冠雪の石狩連峰

2008-08-23

2008-08-20

2008-08-17

08.08.15-17 幌尻岳・全行程

長い林道歩きと糠平川の徒渉を経て、ようやくスタート地点に立つことができる奥深い山・幌尻岳。2泊3日のゆったり行程で幌尻岳から戸蔦別岳の周遊を楽しみます。




参加者:青島さんご夫婦・野原さん・長谷川(え)さん・長谷川(か)さん・原口さん・松本さん・渡辺さん
ガイド:佐久間・土栄



所要時間:20時間37分
歩行距離:31.8km
累積標高:±2768m
歩数:42631歩



1日目:林道ゲート~幌尻山荘
2日目:幌尻山荘~幌尻岳~戸蔦別岳~幌尻山荘
3日目:幌尻山荘~林道ゲート

08.08.17 幌尻岳3日目

お天気に恵まれた昨日の幌尻岳。帰ってきてからのビールが美味しかったこと。すっきりとした気分で帰途につくことができますね。




天候:快晴のち晴れ
気温:19.4℃
風速:W1.8m/s



参加者:青島さんご夫婦・野原さん・長谷川(え)さん・長谷川(か)さん・原口さん・松本さん・渡辺さん
ガイド:佐久間・土栄



行程
06:13 幌尻山荘 着
08:35 取水ダム 着
10:57 駐車場 発



所要時間:4時間44分
歩行距離:10.4km
累積標高:+382m / -859m
歩数:14558歩



山行の様子

二泊お世話になった幌尻山荘に別れを告げ、再び糠平川に足を踏み入れます。

皆さん、徒渉にもすっかり慣れた様子。1日目よりもすいすいと渡れていますよ。

木漏れ日落ちる沢を眺めながら、今日はゆっくり歩くだけ。だんだん気温が上がってきて、水に浸かるのが気持ちよくなったころ、取水ダムに到着。

沢歩きに後ろ髪引かれながら、最後は林道歩きで締め。3日間の楽しかったこと大変だったこと、話題は尽きることありません。

長かった幌尻岳ツアーはこの林道ゲートで幕を閉じます。誰も彼も達成感に溢れていて、満足そうな表情をしていますね。3日間、お疲れさまでした!

2008-08-16

08.08.16 幌尻岳2日目

夜が更けるに連れ強くなる雨脚・・・。不安な気持ちで一夜を過ごし、朝を迎えた私たちが見上げた空は?





天候:快晴のち晴れ
気温:14.7℃
風速:NW0.7m/s



参加者:青島さんご夫婦・野原さん・長谷川(え)さん・長谷川(か)さん・原口さん・松本さん・渡辺さん
ガイド:佐久間・土栄



行程
05:28 幌尻山荘 発
07:13 命の水 着
09:37 幌尻岳 着

10:05 幌尻岳 発
12:22 戸蔦別岳 着

12:52 戸蔦別岳 発
15:18 六の沢出合 着
16:12 幌尻山荘 着



所要時間:10時間44分
歩行距離:11.0km
累積標高:±1526m
歩数:13578歩



山行の様子

太陽はまだ谷底には届いていませんが、薄青く見える空には確かに雲一つありません。これは・・・快晴?昨夜の雨にほとんど諦めムードが漂っていましたが、これを見て一気に気持ちが盛り上がります。

いきなりの急登にもめげず淡々と高度を上げ、命の水で一息ついて、さらに続く急登をひいこらよじ登ります。ハイマツが現れれば、それはもうすぐ急登が終わりカール縁に出る合図。

登りきったら、ほら!北カール越しに目指す幌尻岳山頂が!

右の方からぐるりと回り込むように山頂を目指します。ツラい登りは終わり、ここからは楽しい楽しい展望の稜線歩き。

ダム湖を見下ろしたり、カール越しに戸蔦別岳を見返したり。どんどん角度を変え、少しずつ近づく幌尻岳に胸高鳴る一時です。

そして、待望の、憧れの、幌尻岳に到着です!雲がわき上がる前に山頂に立てて良かった。達成感を胸に、思い思いの時間を過ごします。

ほとんどの登山者が幌尻岳往復コースを取る中、欲張りな私たちは次なるピーク・戸蔦別岳を目指します。せっかくですからぐるっと周遊してじっくり日高の山を楽しみましょう。その代わり、300m下って200m登らないとなりませんけどね。

もはや水のない七ッ沼カールを右手に見ながら、下って登って戸蔦別岳山頂。振り返ってみる幌尻岳は、今日一番どっしりと格好いい姿でした。あの稜線をずっとぐるっと歩いてきたんですよ。

七ッ沼カールの向こうには、カムイエクウチカウシ山、その左手にエサオマントッタベツ岳。そうそうたる山が峰を連ねています。

戸蔦別岳から先は、巨岩が独特の景観を成す稜線を行きます。北カールの縁から始まった稜線歩き。なんとも変化に富んでいて、私たちを飽きさせることはありませんでした。


稜線歩きは1881m標高点でお終い。ここからは眼下に見えるあの沢に向かって一気に800m以上高度を下げます。下っても下ってもまだ下り。それだけ高い場所を歩いていたということなのですね。

2008-08-15

08.08.15 幌尻岳1日目

待ちに待った幌尻岳ツアー1日目。しばらく好天が続いていましたが、今日はあまり良くない空模様・・・




天候:曇りのち雨
気温:21.7℃
風速:SE0.3m/s



参加者:青島さんご夫婦・野原さん・長谷川(え)さん・長谷川(か)さん・原口さん・松本さん・渡辺さん
ガイド:佐久間・土栄



行程
10:23 駐車場 発
12:42 取水ダム 着
15:32 幌尻山荘 着



所要時間:5時間09分
歩行距離:10.4km
累積標高:+860m / -383m
歩数:14495歩



山行の様子

憧れの幌尻岳への第一歩は、長い林道の始まりを告げるゲートから。一人なら黙々と淡々と歩かなければならないところですが、今日は総勢10名の大所帯。出会ったばかりの皆さんが打ち解けるには、ちょうど良い時間となるかもしれません。

2時間強歩いてそろそろうんざりしかけた頃、ようやく取水ダムに到着。ここで足回りを沢仕様に変更し、いよいよ糠平川の遡行が始まります。いきなり現れるこの「へつり」、沢歩きが初めての方にとっては、緊張の一瞬?

そして徒渉。水量は少なめですが、初体験ならおっかなびっくりにもなろうというもの。

でも大丈夫。もしも不安があるなら、ちゃんとお助けしますから!こんな「徒渉棒」が川のあちこちに用意されているのです。

心洗の滝を見上げて一休み。ここから徒渉回数が多くなり、ようやく沢歩きも本番というところ。さっき降り出した雨が若干強くなってきたようです。こんなときは早めに山荘に逃げ込むに限ります。

この日の水量は、一番深いところでこの程度。 晴れていて暑い日ならヒンヤリ気持ちよい瞬間なのですが、雨とあってはそんなことも言っていられません。

徐々に強まる雨と追いかけっこをするように幌尻山荘に到着。濡れた服は着替えて、室内に入って、ほっと一息つきましょう。

雨のせいか、山荘はこの時季にしては珍しく空いていました。ありがたく広々と使わせていただいて、 晩ご飯の準備にかかります。今日の献立は何ですか、シェフ!

2008-08-13

08.08.13 支湧別岳(1687.8m)

北大雪の静かな山。苔むしたフカフカの登山道が魅力的です。





天候:曇り
気温:21.1℃
風速:NW0.4m/s



参加者:佐藤さん・進藤さん・須藤さん
ガイド:土栄



行程
08:05 登山口 発
08:36 作業道終点 着
10:03 1291m 着
11:32 支湧別岳 着
     お昼
12:20 支湧別岳 発
13:21 1291m 着
14:41 登山口 着



所要時間:6時間36分
  登り:3時間27分
  下り:2時間21分
歩行距離:6.9km
累積標高:±1050m
歩数:7289歩



山行の様子

スタートは小川の渡渉から。朝から蒸し暑い日ですが、せせらぎを聞いて気持ちだけでも涼やかに。

この山の特徴と言えば、それはなんといっても豊かな苔。一面緑の苔の中に一筋踏み跡がついていて、しかもその道はまだ踏み固められていなくてフカフカなのです。

白っぽいものや、

水が滴りそうな緑のものや、素人目にも様々な種類があるようです。

で、その苔の道の急なこと!これでもかこれでもか、と急登が続き、ぐいぐいと高度を上げていきます。

お天気は・・・曇り。山頂近くまで登るとガスの中。いつものように冷たい霧ではなく、じっとりぬるいまとわりつく霧です。気温自体はそう高くはありませんが、なにせ湿気がひどく、風も弱く、体中から汗が滴る滴る。

北大雪の中心にある展望の山頂からも、残念ながら景色は見えず。気温も高め。それでも下界の暑さを思えば、それなりに涼しく快適に過ごすことができました。

遠望の効かないこんな日は、足下の変化を楽しむに限ります。夏の終わりに咲くウメバチソウや、

早くも色づいたナナカマドや、

実を熟しかけているコケモモや。暑い暑い夏の日ですが、秋の訪れも感じられるのです。