2013-07-29

13.07.29 山カフェ 浮島湿原

好評をいただいている山カフェ。今回は、お昼近くならないと開花を始めない「寝坊助草」ことヒツジグサの開花時間に会わせて開店時間を若干遅らせてみた。





天候:晴れ後くもり



参加者:5名様
ガイド:佐久間



行程
09:50 湿原入口 発
11:00 森沼 着

12:00 森沼 発
13:00 湿原入口 着



所要時間:3時間10分
  登り:1時間10分
  下り:1時間00分
歩行距離:4.6km
累積標高:±70m



山行の様子

旭川から車に乗ること2時間弱で湿原入口に到着。

天気予報に反して青空が広がっている。

30分ちょっとで湿原に入る。足下にはトキソウやモウセンゴケが咲いていて、思わず足が止まる。

最初の小さな池塘を覗くと、オッ!咲いてる。

ギリギリまで近づいて接写。

残念ながら、遠くの山並は雲に隠れている。

木道の引き込み線に入り込んで店を開く。

お湯が沸くのを待ちながらの楽しい語らいのひととき。

出来たコーヒーでお菓子を楽しむ。贅沢なひととき。本日の豆はキリマンジャロ。

池塘と浮島とヒツジグサをながめつつ、湿原を後にする。

2013-07-28

13.07.28 赤岳-白雲岳-黒岳

大雪山の日帰り縦走と言えば、旭岳-黒岳かここ、というくらいの名コース。花と展望を楽しみましょう。





天候:晴れ
気温:16.7℃
風速:NE1.5m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
07:03 銀泉台 発
08:37 駒草平 着
09:54 赤岳 着
11:07 白雲岳 着
12:55 北海岳 着
14:14 黒岳石室 着

お昼

15:08 黒岳石室 発
15:29 黒岳 着
16:38 黒岳7合目 着



所要時間:9時間35分
歩行距離:15.2km 
累積標高:±1135m / -1092m



山行の様子

曇りのち雨、ところにより雷、との予報が出ている上川地方。場合によっては途中撤退も考慮してやってきた銀泉台は思いがけず青空の下でした。

驚くほど雪が残っていた第三雪渓。7月末にここまで残っているというのは記憶にありません。ルートもいつもと違って雪渓右側に設定されています。

赤岳山頂部。まだお天気は持ってくれています。ここから黒岳まで、高山帯を緩やかに歩いていくことになります。

小泉岳付近でガスに巻かれ、いよいよ天候悪化かと覚悟しましたが、白雲岳に至るころには再び青空が見えてきました。

白雲岳山頂から南側の景色。トムラウシこそ隠れていましたが、それより手前の山々は一望できます。うっすら漂う雲と一緒に。

白雲岳から北海岳までの間は高山植物が見頃を迎えています。雪渓脇では種々のツガザクラがまさに満開。

北海岳から下っていく先に黒岳。ここまでくればお天気も一安心。

赤石川はまだ雪の下。本当にあと数日で8月?

天候悪化の懸念もあり、黒岳石室までは長い休憩を取らずにきました。お疲れさま、ということで小屋前のテーブルで遅いお昼ごはんをゆっくりと取りました。疲れも取れたところでもう一歩き。黒岳山頂からもまだ景色を眺められました。

最後は北大雪を対岸に望みながら下っていきます。結局一日良いお天気で歩き通すことができました。

2013-07-25

13.07.24-25 十勝連峰縦走・全行程

美瑛富士小屋と上ホロ小屋を利用して3日間で十勝連峰を縦走します。というか、する予定だったのですが・・・




参加者:2名様
ガイド:土栄



所要時間:16時間07分
歩行距離:16.6km
累積標高:+1442m / -1241m



1日目:駐車場~天然庭園~美瑛富士小屋
2日目:美瑛富士小屋~ポンピ沢~吹上温泉

13.07.25 十勝連峰縦走・2日目

縦走2日目。美瑛富士小屋から上ホロ小屋まで、十勝連峰の核心部を行きます。行く予定です。




天候:霧雨一時曇り



行程
06:03 美瑛富士小屋 発
07:06 十字路分岐 着
08:58 縦走路分岐 着
09:50 十字路分岐 着
11:30 美瑛岳分岐 着
12:50 ポンピ沢 着
14:20 十勝岳小屋分岐 着
16:06 吹上温泉 着



所要時間:10時間03分
歩行距離:10.6km
累積標高:+611m / -1222m



山行の様子

昨日同様、細かい霧雨が降ったり止んだりしている中の出発。小屋周辺の登山道はササ、ナナカマド、ハイマツなどが伸び放題に伸び、行く手を遮ります。水滴ごとかき分け進むので、イヤになるほど濡れてしまいました。

美瑛岳と美瑛富士のコルに至ってようやく鬱陶しい薮漕ぎから解放されました。が、霧雨は相変わらず降ったり止んだり。

ここからが今日一番の急登。美瑛岳に向けて登ります。縦走路との分岐に至ると、ガスが薄くなり太陽が見え隠れ。一瞬期待したものの、ガス以上に私たちを苦しめたのが風でした。私一人でも歩くのを躊躇するような強風に、稜線歩きはやむなく断念。吹上温泉に下山することにしました。

美瑛岳の山腹を巻いて歩いていると、突然視界が開けました。昨日同様、新得側から流れ込む雲の領域から出たようです。

上川側は高曇りの空。雨は降っていません。十勝岳山頂も見えています。

途中、白いエゾコザクラを発見。たまにしか出会えない貴重な色です。

ついさっきまで霧雨と強風に苦しめられていた美瑛富士と美瑛岳。徐々に天候は回復に向かっているのでしょうか。

上川側は青空も覗き始めました。

最後は岩がちな登山道を歩いて、

無事、吹上温泉に到着。予定よりも一日早い下山となりました。今日はここでテント泊とも思いましたが、お客様のご厚意で白銀荘泊。温泉に浸かって2日間霧雨を浴びた疲れを癒しましょう。

2013-07-24

13.07.24 十勝連峰縦走・1日目

縦走1日目。今日は美瑛富士小屋まで登るだけの比較的楽な行程です。




天候:晴れのち霧雨



行程
07:17 駐車場 発
10:01 天然庭園 着
13:21 美瑛富士小屋 着



所要時間:6時間04分
歩行距離:6.0km
累積標高:+831m / -19m



山行の様子

樹林に囲まれた駐車場。上空には青空が広がっています。今日も好天が期待できそうな予感。

登山口でこれから3日間の行程を確認して出発します。

最初は広葉樹が優占していますが、徐々にエゾマツが目立ちだし、

その背丈が低くなっていき、

イソツツジの花が足下を飾るようになり、

巨岩を踏むようになるとすぐに天然庭園に至ります。

十勝連峰の向こう側、新得方面から雲が湧き、こちらに流れ出してきています。怪しい雲行き。

ほどなく、シャワーのような霧雨が降ったり止んだりを始めました。その合間には陽光と水滴の妙を楽しむことができましたが・・・

やがてとっぷりとガスの中に入ってしまいました。降りはさほどでもありませんが、しっかり雨具を装着します。この辺りの登山道は下草が伸び放題で、上からの雨よりもむしろ足下が濡れてしまいます。

昼過ぎに到着した美瑛富士小屋。先客はお二人のみ。まずは濡れものを乾かしましょう。

2013-07-21

13.07.21 当麻岳

当初予定していた愛山渓から裾合平へむかうコースが、前日の下見の結果、ピウケナイ沢の徒渉点の水量が多く、徒渉は困難と判断し、当麻岳への往復に変更になった。展望の山として知る人ぞ知る存在だが、メインのルートから外れるために訪れる人も少なく、落ち着いた山歩きを楽しめる山だ。





天候:晴れ後くもり



参加者:3名様
ガイド:佐久間



行程
05:45 愛山渓温泉 発
07:25 三十三曲分岐 着
08:05 六ノ沼 着
09:50 当麻乗越 着
11:15 当麻岳 着

11:50 当麻岳 発
12:50 当麻乗越 着
14:25 六ノ沼 着
15:00 三十三曲分岐 着
16:20 愛山渓温泉 着



所要時間:10時間35分
  登り:5時間30分
  下り:4時間30分
歩行距離:13.5km
累積標高:±1051m



山行の様子
樹林を登ること2時間程で沼ノ平の湿原に出る。雪解け直後の湿原は部分的に枯れ草色になっている。

半月湖も大半が雪に埋まり、三日月よりも細い。

池塘越しに旭岳が見えてくる。

最後の沼・六ノ沼にて。風が弱く、山肌が水面に映っている。

当麻岳へ続く尾根に取り付く。お腹がすいたので、おにぎりを1個ほお張る。

ようやくたどり着いた当麻乗越。だんだん雲が増えてくる。

当麻岳への急登。雲が上がってきた。

当麻岳山頂付近はチングルマの花盛り。

雲に見え隠れする旭岳と裾合平。あちらこちらに大きな雪渓が残っている。

山頂からの下りで目を引くのはチシマツガザクラ。足下に気をつけて一歩ずつ下る。