2012-12-29

12.12.29 旭岳

昨日に続き冬の旭岳を目指します。今日はカメラの設定にくれぐれも気をつけなくては・・・





天候:快晴
気温:-12.4℃
風速:N5.8m/s



参加者:5名様
ガイド:土栄



行程
09:35 姿見駅 発
10:50 六合目上 着
11:39 八合目 着
12:26 折返点 着

お昼

12:53 折返点 発
13:45 六合目上 着
15:03 姿見駅 着



所要時間:5時間28分
  登り:2時間50分
  下り:2時間10分
歩行距離:4.5km
累積標高:±555m



山行の様子

冬にはなかなか巡り会えない素晴らしい快晴。準備する皆さんの表情もほころんでいます。

早速目に飛び込んでくる真っ白な旭岳の勇姿。風もほとんどなく最高の条件です。

一列になってテクテクと。

右手には十勝連峰と夕張山地。

八合目手前。ここまで霜状の雪にキシキシとスノーシューの爪が良く効いていましたが、ここから上で表面が若干凍り状になっていきます。スノーシュー初体験の方が下りで苦労しそうなので、標高2140m付近で引き返すことにしました。

風も穏やかで比較的暖かかったので、八合目でお昼休憩を取りました。旭岳山頂を踏めなかったのは残念でしたが、その分ここからの景色を楽しみましょう。太陽に照らされて輝くトムラウシや、

高根ヶ原越しの東大雪が本当に見事です。

下山は青空の中に飛び込むような感覚になります。

発達したシュカブラに風の厳しさを想い。

一日中青空に恵まれた良い山行となりました。

2012-12-28

12.12.28 旭岳

お天気に恵まれないとなかなか行きづらい冬の旭岳山頂。行けるところまで行ってみましょうと目指してみましたが・・・





天候:曇り
気温:-21.8℃
風速:W6.2m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
09:40 姿見駅 発
10:48 六合目上 着
11:30 八合目 着

12:15 八合目 発
13:30 姿見駅 着



所要時間:3時間50分
  登り:1時間50分
  下り:1時間15分
歩行距離:4.1km
累積標高:±477m



山行の様子

曇り空の姿見駅。視界はそれほど悪くはありません。

しっかり準備を整えて駅を後にします。

姿見の池に到着。徐々に雲底が上がってきているようで、今現在六~七合目くらいまで見えています。

振り返る姿見平。今のところ視界も良好。

ずんずん登って六合目付近。ここで大事件勃発!知らないうちにカメラの設定が切り替わっていて、これ以降全ての写真が白飛びしてしまっていたのです。それに気づいたのは下山後・・・

そんなわけで真っ白な八合目。実際、七合目以降は雲と降雪に巻かれて視界はほとんどありませんでした。

あまり条件がよろしくないので、ここで引き返すことに。せっかくなので記念写真を撮りましょう!と言ったものの、結果はこの有様。

天気は回復に向かわず、結局ホワイトアウトの中帰るはめに。駅舎に着いてほっと一息。マイナス20℃を下回る気温でしたから。ここで体を暖めながらお昼にしましょう。

2012-12-16

12.12.16 噛伊尻

今シーズン初ツアーの目的地は噛伊尻。足慣らしにはちょうど良い山ですが、例年ならまだ雪が少なく歩きにくい時季です。





天候:雪
気温:-2.1℃
風速:W0.6m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
08:50 タカス峠 発
10:01 380m 着
11:11 噛伊尻 着

お昼

11:59 噛伊尻 発
13:13 タカス峠 着



所要時間:4時間23分
  登り:2時間21分
  下り:1時間14分
歩行距離:6.2km
累積標高:±395m



山行の様子

朝から雪が降りしきる中、タカス峠に到着。まだ12月半ばだと言うのに、積雪は充分あるようです。

木の幹にも枝にもびっしりと雪が着いています。

ここ1週間ほど暖かく、降雪もなかったので、足下の雪は歩きやすく締まっています。

冬の定番、ツルアジサイの茶色に目を休めながら。

傾斜が緩くなり、視界が開けると山頂まではあとわずか。

山頂に先客あり。ユキウサギです。あまりにも見事な保護色で、動かなければなかなか発見できません。

練習ということで、お客様に整地とツェルト張りをしていただきます。

立木を利用して上手くできました。

お昼ごはんを食べて下山にかかります。視界はよろしくありません。好天だと北大雪・表大雪・十勝連峰が連なって見えるのですが。

途中から登りと違うルートで下って行きます。道路目がけて進みましょう。

2012-11-14

12.11.12-14 宮之浦岳・全行程

冠雪の大雪山を眼下に見て、飛び立つ先は九州・屋久島。宮之浦岳を巡りにはるばる行ってきました。




参加者:7名様
ガイド:佐久間・土栄



所要時間:17時間49分
歩行距離:22.1km
累積標高:+1250m / -2014m



1日目:淀川登山口~淀川小屋
2日目:淀川小屋~宮之浦岳~新高塚小屋
3日目:新高塚小屋~縄文杉~荒川登山口

12.11.14 宮之浦岳・3日目

縦走3日目。ぐんぐん標高を下げ森の中に入って行きますので、景色こそ楽しめませんが、縄文杉を始め見所が多いコースです。




天候:曇り後晴れ



行程
07:11 新高塚小屋 発
08:39 縄文杉 着
10:26 ウィルソン株 着

11:07 ウィルソン株 発
11:34 大株歩道入口 着
12:59 楠川別れ 着
14:29 荒川登山口 着



所要時間:7時間18分
歩行距離:22.1km
累積標高:+376m / -1236m



山行の様子

全部で35人が宿泊した新高塚小屋。まだ陽が昇らない真っ暗なうちから、皆さんヘッドライトを点けてどんどん出発していきます。明るくなるのを待ったのは私たちともう一組だけでした。

1時間ほど下ると、かの有名な縄文杉が現れます。さすがに風格があります。

30年前にも訪れたというお客様によると、当時はデッキなどなく、木に触れられたということです。今や遠くから眺めるのみ。

至る所で湧いている水。汲んでそのまま飲めることに違和感を抱きつつ、遠く道外の山に来たことを実感する道産子たちでした。

久しぶりに浴びた気がする太陽の光。昨日はほとんど一日ガスの中でしたから嬉しさも増します。

縄文杉に次ぐ名所、ウィルソン株。ここでゆっくり休憩を取って撮影大会が始まります。中に入ったり外に出たり、いろいろな写真をこれでもかと撮りました。

後半は延々トロッコ道歩き。後から見ていると本格的な電車ごっこのようでもあります。ザックの中のロープを使えば全員が入る輪ができるかなあ、などとしょうもないことを考えつつ歩いていました。

小杉谷の学校跡に在りし日を偲んで。

荒川登山口に到着。予約していたタクシーの運転手さんが出迎えてくれました。

2012-11-13

12.11.13 宮之浦岳・2日目

縦走2日目。今日は九州最高峰・宮之浦岳を目指します。長い行程ですが、頑張りましょう。




天候:曇り一時雨



行程
06:35 淀川小屋 発
08:56 花之江河 着
10:00 投石平 着
12:27 宮之浦岳 着

12:49 宮之浦岳 発
13:41 平石 着
14:53 第二展望台 着
16:12 新高塚小屋 着



所要時間:9時間37分
歩行距離:9.1km
累積標高:+783m / -709m



山行の様子

日の出少し前、薄暗い中、淀川小屋を出発します。

やがて登り始める朝陽。密生した木々に阻まれてはっきりと見ることはできませんが、向こう側がキラキラと輝いています。今日もお天気が期待できるかな?

と、思ったのも束の間。すぐに濃いガスが辺りに立ちこめてきました。花之江河で軽く雨装備。

急登をよじって投石平に至ると、そこには猛烈な風が吹きすさんでいました。雨自体はほとんど降っていませんが、風によって次から次へと運ばれてくる状態です。ここで完全雨装備を調えることに。

ほとんど視界がない中、黙々と稜線を伝っていきます。特徴的な巨大な花崗岩もほとんど目にすることができません。

こんなお天気でも賑わう山頂。終始抜きつ抜かれつしていた東京のツアーの方達とここでもご一緒。この風ではあまり長居できません。絶景を諦めて下りにかかります。

ほどなくして雲に切れ間が見え、行く手のピークが現れました。

青空も見えてきました。もしや、と期待して振り返ってみましたが、やはり山頂は雲の中。先ほどより雲底が上がっているようなのですが。

ヒメシャラが目立つようになると新高塚小屋まであとわずか。

日没が迫ってきています。晩ご飯の用意を急ぎますので、しばしお待ちを。