2006-06-30

06.06.30 暑寒別岳(1491.4m)

標高の割に山の深さを味わえる暑寒別岳。いつもは大雪山から眺めているこの山をたまには登ってみることにしました。
早朝の登山口。
さわやかな夏の陽射しが降り注ぎます。
よもやこの後、あんな激闘が繰り広げられるとは・・・

うっそうと茂る森の中の登り。
そこにはわんわんと飛び交う蚊の大群が。
蚊の海を泳ぐようにして歩を進めます。

滝見台からの眺めは絶品。
海も山もそしてこれから登る登山道も全て見ることができます。
ここまで来ると蚊もやや少なくなります。

滝見台以降は急登続き。
9合目を越えて最後の登りも一苦労です。
でも、ここを登りきると・・・

山頂までは別世界が開けています。
ようやく蚊とも急登ともお別れです。

振り返れば日本海。
浮かぶ白雲。

あるいは残雪と新緑のやまなみ。
この風景を見るためなら、蚊でも急登でもどんと来い!

海へ飛び込むように下っていきます。
待っているのは・・・やはり蚊なのです。

催行日:2006年6月30日(金)

天候:快晴のち晴れ

気温:18.0 ℃

風速:S 0.3 m/s

参加者:
石井さん・笹本さん・鞠子さん・渡辺さん

ガイド:佐久間・土栄

行程:

06:52登山口 発
07:45つつじヶ丘 着
09:33滝見台 着
11:31暑寒別岳 着(お昼)
12:19暑寒別岳 発
13:32滝見台 着
15:03つつじヶ丘 着
15:50登山口 着

所要時間:8時間58分
歩行距離:17.0 km
標高差:1304 m

一言:

壮絶なる虫との戦い・・・。休憩もまともにとれないほどの虫の襲来に打ち勝ち、長い長い坂を登りきり、山頂に立ったときの喜びと言ったら。苦労の甲斐が報われる大展望でした。

(土栄)

2006-06-25

06.06.25 天塩岳(1557.6m)

オリジナルツアーの目的地として、最早定番の天塩岳。新緑に良し紅葉に良し。いつ訪れても魅力たっぷりです。

朝から強い陽射しが降り注ぎ、新緑の登山道を照らします。

前天塩岳への分岐点から望む天塩岳。
このあと一旦下って登りかえしが待っています。

下りに歩く西天塩岳方面の稜線。
綿雲が美味しそう。

前天塩岳山腹のトラバースより。
目指す天塩岳が目前にそびえています。

そしていよいよ天塩岳への最後の登り。
なかなかの急登です。

ようやく到着した天塩岳山頂。
360度の見晴らしが最高!

でも、表大雪は残念ながら雲の中。

下りは咲き始めの花を楽しみながら。
昨年同様、待っていてくれたエゾノゴゼンタチバナ。

わずかに残った雪が、清涼感を与えてくれます。

催行日:2006年6月24日(土)

天候:快晴

気温:15.3 ℃

風速:SW 3.5 m/s

参加者:
工藤さん・馬場さん・藤田さん
鞠子さん・渡辺さん

ガイド:土栄

行程:

07:50登山口 発
08:20新道分岐 着
10:27前天塩分岐  着
12:38天塩岳 着(お昼)
13:20天塩岳 発
13:55避難小屋 着
16:11新道分岐 着
16:40登山口 着

所要時間:8時間50分
歩行距離:13.5 km
標高差:783 m

一言:

久しぶりにご対面した快晴の青空の下、登りごたえといい、展望といい、咲きはじめた花といい、充実した山登りを楽しめました。

(土栄)

2006-06-24

06.06.24 高原沼巡り

代表佐久間の大のお気に入り、春の高原沼巡り。紅葉時期には人でにぎわうこのコースを、一番乗りで静かに堪能してきました。

長いこと雨に降りこめられていた道北地方。
いつ以来かという青空です。

前半は雪解け直後の夏道を行きます。
ミズバショウや、

リュウキンカがここぞとばかりに瑞々しく咲き誇っています。

融雪水が集まり川となって新緑の林を流れ行きます。

雪の中、姿を現しつつある沼。
こんな沼が大小10以上も続くのです。

中にはまだ雪に埋もれている沼も。
折返し地点の大学沼。

シートに座って仲良くお弁当の時間です。

催行日:2006年6月24日(土)

天候:曇りのちガスのち曇り

参加者:
柿本さん・福山さん・細川さん

ガイド:土栄

行程:

09:50クマセンター 発
10:21ヤンベタップ 着
11:08緑沼 着
12:04大学沼 着(お昼)
12:40大学沼 発
13:16緑沼 着
14:09ヤンベタップ 着
14:40クマセンター 着

所要時間:4時間50分
歩行距離:6.5 km
標高差:223 m

一言:

残雪・新緑・ミズバショウにリュウキンカ・そして、現れはじめた沼・・・。静かな山の雪解けの景色をたった4人で独占してきました。久々の青空も垣間見え、景色がいっそう鮮やかでした。

(土栄)

2006-06-18

06.06.18 武華山(1758.5m)

川のせせらぎ、ダケカンバの明るい林、見晴らしの良いハイマツ帯。コンパクトなのに、山の楽しみがいっぱい詰まった武華山。紅葉時期の定番コースを新緑時期にも楽しんできました。

登山口にある案内板。
なかなか味のある絵地図です。
今回は時計回りに歩いてきます。

歩き始めは小川の側をしばらく行きます。
林の間から垣間見える滝が涼しげです。

しばらくすると急登の始まり。
ロープを伝って、倒木をかいくぐって。

ちょうど目の高さにコヨウラクツツジが7分咲き。

さっきまで日が射していたのに、急に雲行きが怪しくなってきました。
ライオン岩が煙っています。
これからどうなる?

ライオン岩から山頂へ向かう道すがら。
まだまだ雪がたっぷり残っています。

やっとたどりついて山頂からの眺め。
さっきよりガスが濃くなっております。


ここでお昼の休憩。この日、旭川市では25℃を超える夏日となりましたが、武華山山頂はわずか10℃。薄手のダウンジャケットが活躍します。

下山途中でガスの晴れ間を待ちます。
かすかに山頂が見えるような・・・?

催行日:2006年6月18日(日)

天候:曇りのちガスのち曇り

気温:10.4 ℃

風速:W 2.6 m/s

参加者:
奥山さん・佐藤さん・進藤さん
鈴木さん・渡辺さん

ガイド:土栄

行程:

09:10登山口 発
09:24分岐 着
11:12ライオン岩 着
12:00武華山 着(お昼)
12:30武華山 発
13:001747ピーク 着
13:32展望台 着
14:37分岐 着
14:55登山口 着

所要時間:5時間45分
歩行距離:8.3 km
標高差:597 m

一言:

ガスで展望には恵まれませんでしたが、その分露に濡れた新緑が目に鮮やかでした。キバナシャクナゲ・ウラシマツツジ・クロウスゴ・コヨウラクツツジ。ツツジ科のお花たちも待っていてくれましたね。

(土栄)

2006-06-17

2006-06-11

06.06.11 剣山(1205.1m)

催行人数に達せずツアー中止

2006年6月8日 剣山山頂

06.06.11 間宮岳(2185m)

大雪山の主峰・旭岳を越え、お鉢平を望む間宮岳まで向かう往復コース。旭岳-黒岳の縦走路と重なるため、夏にはにぎわうこのコースを、山開き前に静かに楽しもうという目論見です。

前日の悪天から回復しつつありそうな旭岳。
これからきっと晴れてくれるはず・・・

六合目付近の雪登り。
結構急な登りを慎重に一歩一歩。

いったんガスにまかれた後、さっと視界が開けました。
そこにはひさびさ青空の下、新雪をまとった旭岳が。
今行くから待ってて!

あれ?あれれ?待っててって言ったでしょ!
山頂に着く頃には濃いガスが再び。
これでは何も見えませんなあ。


ここで予定変更。間宮岳に行くのを断念し旭岳で引き返すことに。ザックからダウンを取り出し、暖かくして休憩です。

帰りも一向にガスは晴れません。
結局最後まで濃霧の中でした。

ロープウェイで下まで下って、駅裏のリュウキンカ畑。
黄色の花々に癒されます。

催行日:2006年6月11日(日)

天候:ガス一時晴

気温:11.4 ℃

風速:0.6 m/s

参加者:
高野さん・細川さん

ガイド:土栄

行程:

09:15姿見駅 発
09:34姿見の池 着
10:347合目 着
11:51旭岳 着(お昼)
12:46旭岳 発
13:317合目 着
14:19姿見の池 着
15:40姿見駅 着

所要時間:5時間25分
歩行距離:6.0 km
標高差:686 m

一言:

暴風雨で断念した明くる日の二度目の挑戦。つかの間見えた旭岳は確かに青空の下で待っていてくれました。残念ながら間宮岳までは行けませんでしたが、山開き前の旭岳を静かに堪能できました。

(土栄)

2006-06-04

06.06.04 白雲山(1187m)-天望山(1173.9m)

然別湖に面した二つの低山を繋ぐ周遊コース。最初は岩の山、次に笹の山、最後は湖沿いの平坦路と変化に富んでいます。旭川からは片道3時間と長いドライブになりますが、それだけの価値はあります。

湖脇の登山口で旅装を整えます。
この日は晴れた日曜日、帯広ナンバーの車が沢山停まっていました。

まずは針葉樹の森歩き。
林床の岩と苔が落ち着いた雰囲気を醸し出します。

白雲山への最後の登りはうってかわって岩登り。
はるか昔に火山であったことを彷彿とさせます。

山頂は多くの登山者でにぎわっていました。
芽室山岳会の足慣らし登山会も行われていた模様。

天望山に向かう途中、振り返る見える白雲山。
すっきりとした三角形をしています。

天望山への登りはダケカンバの疎林と笹の中。

本日二つめの山頂、天望山。
ツツジの向こうにウペペサンケ。

催行日:2006年6月4日(日)

天候:快晴

気温:18.0 ℃

風速:2.0 m/s

参加者:
岡田さん・工藤さん・笹本さん・中島さん

ガイド:土栄

行程:

09:25登山口 発
11:03白雲山 着
12:23天望山 着(お昼)
13:03天望山 発
13:55東雲湖 着
15:38登山口 着

所要時間:6時間13分
歩行距離:8.7 km
累積標高:778 m

一言:

箸が転がっても可笑しい年頃の賑やかな三人娘と、それを見守る(圧倒される)物静かな男性二人、といった感じの一日でしたね。行き帰りの長時間ドライブ、お疲れ様でした。

(土栄)