2012-07-29

12.07.29 裾合平-中岳温泉

プライベートガイド最終日。当麻乗越に向かう予定でしたが、途中で目的地変更して中岳温泉に向かうことにしました。裾合平の花と温泉での足湯が待っています。






天候:曇り



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
08:51 姿見駅 発
09:40 ベンチ 着
10:25 裾合分岐 着
11:27 中岳温泉 着

お昼

12:15 中岳温泉 発
13:23 ベンチ 着
14:15 姿見駅 着



所要時間:5時間24分
  登り:2時間36分
  下り:2時間00分
歩行距離:9.4km
累積標高:±480m



山行の様子

既に綿毛になっている一面のチングルマ。夏を感じさせる景色です。

雲がちな空から時折陽光が射し、これからお天気が良くなることを期待させてくれます。

開花しているエゾオヤマノリンドウを発見。今年初めて目にします。

その一方、雪解けの遅かった場所ではエゾコザクラが真っ盛り。

チングルマもこの通り。

ちょっと離れると規則正しい模様にも見えます。

裾合平の奧の方に進むと、これだけ広いお花畑。雪解け時季が遅いおかげで、この時季でもまだお花を楽しめるというわけです。

中岳温泉が近く、岩場に密生するリュウキンカ。ここも雪解けが遅かったのでしょう。

岩がごつごつしてきたら中岳温泉までは後わずか。

中岳温泉到着。日曜日だけあって登山者で賑わっていました。さ、ここで足湯を楽しんでいきましょう。

2012-07-28

12.07.28 浮島湿原

プライベートガイド3日目。昨日一昨日の疲れを癒すべくリクエストをいただいたのは浮島湿原。






天候:曇り



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
08:40 駐車場 発
09:14 湿原入口 着
09:40 大沼 着

10:50 大沼 発
11:18 湿原入口 着
11:36 駐車場 着



所要時間:2時間56分
  登り:1時間00分
  下り:0時間46分
歩行距離:4.7km
累積標高:±71m



山行の様子

朝から蒸し暑い下界を離れてやってきた浮島湿原。標高は800m程度とそう高くないものの、予想外に涼しい風が吹いていました。

まずはダケカンバの並木道。ウッドチップが敷いてあるあたり、登山道ではなく遊歩道、登山ではなく観光、という感を受けます。

ほどなく現れる湿原。木道が完備されていますが、老朽化が進んでいるようです。

数々の池塘を縫って歩いていきます。

一見何もないように見えますが、

咲き始めのギボウシなどが目を楽しませてくれます。

木道のつきあたりは大沼。木々の奧にわずかに見えるのみ。ここで1時間以上たっぷり休憩を取ります。今日は疲れを癒す日ですから。

来る時には咲いていなかったヒツジグサ。未(ひつじ)の刻(午後二時)に開花するところからの命名だそうです。

ぐっと寄って一枚。

緑の湿原のあちこちに桃色を散らしたようにトキソウが開花していました。ヒツジグサとともに、普段行く山ではほとんど見ない花です。

2012-07-27

120726-27 白雲小屋・全行程

1日6時間程度ゆっくり歩いて山中泊したい、というご要望を受けて行われたプライベートガイド。それなら白雲小屋に泊まるのが一番!お花をゆっくり楽しみましょう。




参加者:1名様
ガイド:土栄



所要時間:10時間38分
歩行距離:13.8km
累積標高:±996m


1日目:銀泉台~赤岳~白雲小屋
2日目:白雲小屋~小泉岳~赤岳~銀泉台

12.07.27 白雲小屋・2日目

爽やかな風が吹き通る高山帯の滞在を終え、熱暑の下界へと向かいます。






天候:晴れ



行程
07:08 白雲小屋 発
08:32 小泉岳 着
09:02 赤岳 着
10:22 コマクサ平 着

11:00 コマクサ平 発
12:09 銀泉台 着



所要時間:5時間01分
歩行距離:7.3km
累積標高:+279m / -780m



山行の様子

4時過ぎには出発する縦走組を見送り、のんびりと朝を過ごして小屋を後にします。昨日見えなかったトムラウシがお見送りしてくれました。

帰りは昨日とは異なるルートで。板垣新道から小泉岳経由で赤岳をめざします。長い雪渓を渡って、

緑岳から小泉岳へ続く稜線に出ます。ここは大雪山の中でも最も大雪山らしい場所の一つ。広くて平らでどこまでも続く高山帯の景観は圧巻です。

足下はリシリリンドウが渋い色で飾ってくれています。

まるで地平線を見ているかのような錯覚に囚われる小泉岳山頂。

旭岳から北鎮岳への山並み。表大雪の核心部を一望できます。

まだまだ瑞々しいコマクサ平のイワブクロ。

黒岳の上には爽やかな青空と白い雲が。

コマクサ平を超えると途端に気温が上がった感じがしました。ここでこれなら下界はさぞ・・・

昨日はガスの中でしたが、今日はすっきりと景色が見えています。北大雪の山並みを望んで2日間の締めとしました。

2012-07-26

12.07.26 白雲小屋・1日目

白雲小屋往復ツアーの1日目。銀泉台から白雲小屋まで片道を歩くだけなので、かなり楽することができます。その分お花を楽しみましょう。






天候:曇りのち晴れ



行程
08:41 銀泉台 発
10:38 コマクサ平 着
12:31 赤岳 着
13:37 白雲分岐 着
14:18 白雲小屋 着



所要時間:5時間37分
歩行距離:6.5km 
累積標高:+717m / -216m



山行の様子

銀泉台は深い深い霧の中。層雲峡では雨にも当たりましたし、このあとのお天気が心配なところ。

ところが歩き出して1時間もしないうちに雲が切れ、青空が見え始めてきました。

そしてコマクサ平ではこの好天。よしよし。

コマクサ平でコマクサ以上に目立っていたチシマツガザクラ。よく見れば見るほど可愛いお花です。

二度の急登を終えると目の前には岩が積み重なった赤岳山頂。隣に見えているのは北鎮岳。

ここから先は平坦な散歩道。標高2000mを超える高山帯にいることが信じがたいような景観です。

夏雲湧く白雲分岐。下界は真夏日となっているようですが、さすがにここでは暑さを感じません。

今夜の宿・白雲小屋に向けて、あとは下るだけ。

煉瓦色の外壁が特徴的な白雲小屋。最終的に6分くらいの入りで、悠々過ごすことができました。

テラスから見る高根ヶ原。トムラウシは雲に隠れていました。明日に期待。

2012-07-24

12.07.24 山Café 浮島湿原

今シーズン二回目となる山Caféの舞台は、平日は訪れる人も少ない浮島湿原。下界の暑さをよそに、吹き抜ける風にコーヒーの香が漂うひとときを楽しむ。




天候:はれ後くもり


参加者:3名様
ガイド:佐久間


行程
08:30 駐車場 着
09:05 湿原入口 着
09:40 森沼 着

10:30 森沼 発
11:20 駐車場 着


所要時間:2時間50分
  登り:1時間10分
  下り:0時間50分
歩行距離:4.6km
累積標高:±70m


山行の様子
高規格道を利用すると、旭川から1時間半ほどで登山口に到着。やや蒸し暑い。

歩きはじめると、頭上に広がりだした巻雲。どうやら天気は下り坂のようだ。

30分ほどで木質チップの散策道から木道に変わり、湿原の入口になる。森を抜けると爽やかな風が吹き抜ける。

なにやらうつむき加減で歩く皆さん。足下には…

上品なピンクのトキソウ。

食虫植物とは思えぬ可憐な花をつけるモウセンゴケ。

これから湿原の主役になるコバノギボウシ。

木道上に見つけた貴重な木陰で一休み。お楽しみのコーヒーを準備する。本日の豆はエチオピア産の「イルガチェフェ」。当店では、オーガニックかつフェアトレードのコーヒーを使用しております。安心してご賞味ください。

美味しいコーヒーとお菓子に笑顔がはじける。

返る頃には、昼頃にならないと開花しない”寝坊助草”ヒツジグサが開いてきた。帰路途中、上川のお蕎麦屋さんで手打ちそばに舌鼓を打ち、グルメな半日の仕上げとした。