2010-10-31

10.10.31 ピヤシリ山(987.1m)

短時間で登れる低山なのに、登山道は変化に富み、山頂からの景色は絶品。ピヤシリ山は晩秋に訪れるには最適な山のひとつです。





天候:快晴
気温:10.2℃
風速:E2.6m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
08:27 林道終点 発
09:18 ピヤシリ湿原 着
10:49 ピヤシリ山 着
11:05 避難小屋 着
     お昼
11:45 避難小屋 発
12:49 ピヤシリ湿原 着
13:31 林道終点 着



所要時間:5時間04分
  登り:2時間38分
  下り:1時間46分
歩行距離:8.1km
累積標高:±568m
歩数:11164歩



山行の様子

標高550mの林道終点が今日の登山口。あたりはすっかり雪に覆われています。

御車の滝を越えると最初の急登が現れます。積もった落ち葉の上に雪が被さり、これ以上ない登りにくさです。ゆっくり注意深く足を置きましょう。

登りきると平坦な広場に出ます。ピヤシリ湿原の端の方です。正面にはこれから登るピヤシリ山東峰が見えています。

湿原を越えると今日二回目の急登。雪が深くなってきて歩きにくさ倍増です。先行者の足跡がなく、笹が覆い被さってきているので、登山道を探すのが若干難しいかもしれません。テープや標識は一切ありませんので、これから登る方はご注意を。

カヌマップの岩(と登山口の看板に書いてありました)の根元を巻けば東峰はすぐそこ。東峰もぐるりと巻いて、後は山頂まで平坦な展望散歩、

東峰もぐるりと巻いて、後は山頂まで平坦な展望散歩、のはずが、雪の重みで頭を垂れたハイマツが行く手を遮り、薮漕ぎ・薮くぐりに時間を費やす羽目に。たまに歩きやすい場所に出るとホッとします。

ようやくピヤシリ山山頂到着。真っ青な初冬の空が広がっています。

南には遠くにうっすらと大雪山が見えていました。

しばらく景色を楽しんだらお昼休憩は山頂直下の避難小屋で。ほんのわずかの距離ですが、ここのハイマツ漕ぎも難儀でした。

南向きの窓から昼下がりの陽光が射す暖かな小屋。ありがたく休憩させていただきました。

2010-10-24

10.10.24 徳舜瞥山-ホロホロ山

山楽舎ツアー初登場。海も、山も、湖も!展望のプチ縦走です。





天候:晴れ
気温:8.5℃
風速:W7.5m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
07:25 登山口 発
08:20 7合目 着
09:33 徳舜瞥山 着
10:19 ホロホロ山 着
     お昼
10:58 ホロホロ山 発
11:32 徳舜瞥山 着
12:24 7合目 着
13:15 登山口 着



所要時間:5時間50分
  登り:2時間54分
  下り:2時間17分
歩行距離:8.4km
累積標高:±863m
歩数:11172歩



山行の様子

旭川を出て3時間後。舗装路に導かれて快適に登山口到着。山頂はガスに隠されているようです。

滑りやすい岩に注意して水場のある沢を越えていきます。

7合目を越えると正面に三角形の徳舜瞥山が見えてきます。気がつけばガスも晴れていました。

大きく九十九折りに登り、9合目着。「見晴台」なる看板がかけられているだけあって、眺望は抜群です。すらりとした羊蹄山の立ち姿が間近に見られます。

一つ目のピーク、徳舜瞥山に到着。気がつけばすっかり青空となっていました。すこしだけ休憩してすぐに次なるホロホロ山へ向けて出発です。

どっしりとしたホロホロ山と、快適そうな縦走路。時間的にも余裕があるし、ゆったり楽しみながら歩きましょう。

一旦下ってホロホロ山への登り返し。きつい登りですが、徳舜瞥山が見守ってくれていますよ。

ホロホロ山に到着!こちらの方がより山頂ぽい感じがします。後に徳舜瞥山、その右に羊蹄山が見えています。

さらに右には支笏湖が。恵庭岳と風不死岳・樽前山を左右に侍らせています。太平洋、洞爺湖も見えて、360度ばっちり展望を楽しませてもらいました。

下山は終わりゆく紅葉を楽しみながら。ハウチワカエデが微妙な色合いを見せてくれました。

2010-10-14

10.10.08-14 “ふるさとの山” 全行程

山楽舎BEAR・初となる道外ツアー。”ふるさとの山”と題して、佐久間の故郷・新潟で、妙高山・火打山・雨飾山の三座を巡ります。一週間、どんな長旅になるでしょうか?


参加者:5名様
ガイド:佐久間・土栄



1日目:移動
2日目:移動
3日目:妙高山
4日目:火打山
5日目:雨飾山
6日目:移動
7日目:移動

10.10.14 “ふるさとの山” 7日目

長いツアーの最終日。

小樽港に着いたのはまだ夜も明けぬ午前4時30分。途中立ち寄ったコンビニで、見上げる空はきれいな朝焼けでした。ただいま北海道。みなさんお疲れさまでした。

2010-10-13

10.10.13 “ふるさとの山” 6日目

妙高山・火打山・雨飾山と、新潟の山を三座登り、あとは北海道に帰るだけ。

楽しかった山の思い出を胸に、再び長い船旅です。

2010-10-12

10.10.12 “ふるさとの山” 5日目 雨飾山

有終の美を飾る“ふるさとの山”ツアー最後の山は雨飾山。優しげな名前が魅力的ですが、意外と急登で険しいのだとか。





天候:曇り
気温:15.4℃
風速:S1.2m/s



行程
07:04 登山口 発
07:56 ブナ平 着
08:43 荒菅沢 着
10:06 笹平 着
10:36 雨飾山 着
     お昼
11:11 雨飾山 発
12:38 荒菅沢 着
13:28 ブナ平 着
14:21 登山口 着



所要時間:7時間17分
  登り:3時間32分
  下り:3時間10分
歩行距離:9.1km
累積標高:±1133m
歩数:11919歩



山行の様子

朝7時の雨飾山登山口。駐車場はすでに車でいっぱいです。一番端にスペースをみつけ、なんとか車を駐めることができました。さすが本州の百名山は登山者が多いようで。

ブナの森をゆるゆる登り、荒菅沢に到着。谷の奥に鋭角の姿を見せているのが目指す雨飾山。この外見、そしてここから始まる急登。名前の優雅さにだまされてはいけません。

樹林帯の急登をぐいぐいと登っていきます。今日で3日連続の登山となりますが、みなさん疲れを感じさせない登りっぷりです。

視界が開けると笹平まで残りわずか。最後は岩場登りで締めます。

ふりかえると金山から焼山にかけての稜線が見えていました。雲と紅葉に飾られて何とも言い難い雰囲気です。

笹平から望む雨飾山は、笹の海にからにょっきりと飛び出してきています。若干ガスに巻かれがちですが、なんとか晴れて欲しいところ。

これぞ本州!という数珠繋ぎの登山者の列に連なり、順送りで山頂へ。団体さんとのすれ違いに難儀しながら無事登頂を果たしました。

それでも混雑のピークは過ぎ去っていたようで、そこそこ静かなお昼休憩を取ることができました。

休憩中ほとんど真っ白なガスの中でしたが、一瞬、ほんの一瞬だけ合間に北アルプスを望むことができました。昨日よりも一段と大きく近く。

行きの急登は帰りの急降下。笹平からの下りは紅葉に飛び込むように。

2010-10-11

10.10.11 “ふるさとの山” 4日目 火打山

二つ目の山行は妙高山のお隣、火打山。全国的に行楽日和、という天気予報に気をよくして宿を出ましたが・・・





天候:雨のち快晴
気温:13.1℃
風速:NE2.6m/s



行程
06:07 笹ヶ峰 発
06:58 黒沢 着
08:28 富士見平 着
09:26 高谷池ヒュッテ 着
10:41 雷鳥平 着
11:23 火打山 着
     お昼
11:57 火打山 発
13:07 高谷池ヒュッテ 着
14:04 富士見平 着
15:14 黒沢 着
16:01 笹ヶ峰 着



所要時間:9時間54分
  登り:5時間16分
  下り:4時間04分
歩行距離:17.8km
累積標高:±1416m
歩数:25928歩



山行の様子

今日の登山口は笹ヶ峰。早朝から沢山の車で賑わっています。ぽつりぽつりと降り出した雨に、雨具を着こんで出発です。

出発から二時間。富士見平まで登るとようやく雨が止み、やがて青空が広がってきました。やっぱり“行楽日和”はこうでなくては。

木立の中に三角屋根が見えます。高野池ヒュッテです。このあたりの平らな感じは、大雪山のそれとは違う雰囲気があります。

ヒュッテ前のテーブルで一休みして、ここからがいよいよ火打山の真骨頂。広く伸びやかな高原のただ中を歩けるのです。しかも山頂を正面に眺めながら。

天狗の庭も素敵な場所。点在する大小の池塘の向こうにたおやかに火打山があり、鏡像を映しています。

右手から大きく巻くように稜線をたどり、ここからが最後の登りとなります。

5時間かけてやってきた火打山山頂。連なる北アルプスの山々を眺めながらのお昼休憩は、はるばるやってきた甲斐があったというもの。

昨日登ったばかりの妙高山も間近に。下界を埋め尽くす雲海からは、八ヶ岳・富士山などが頭を飛び出させていました。最高のお天気です。

明日登る雨飾山も、遠慮がちに顔見せ。

朝の雨がウソのような快晴の空。太陽を浴びた紅葉は一際きれいに見えました。