2014-06-30

14.06.30 藻岩山

元々、雌阿寒岳・雄阿寒岳を登る1泊2日の予定だったのですが、いろいろと事情があり、なぜか札幌周辺の低山ツアーに変わりました。1日目は札幌市民心の山・藻岩山。私にとっても幼稚園・小学校と遠足で訪れた思い出の山です。





天候:晴れ



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
09:57 登山口 発
11:03 馬の背分岐 着
11:50 藻岩山 着

13:34 藻岩山 発
14:34 登山口 着



所要時間:4時間37分
  登り:1時間53分
  下り:1時間00分
歩行距離:5.5km
累積標高:±535m



山行の様子

藻岩山の登山口といえばここ、慈啓会病院。平日の昼というのに沢山の車が停まっています。自転車も何台も置いてあり、さすが都会の只中の山はひと味違います。

歩き始めてすぐに目につく石碑。藻岩山一帯が原始林であり天然記念物に指定されている由縁が記されています。

登山道は大木・灌木・草本など、さまざまな新緑に覆われていました。

秋に訪れてもきっときれいなのでしょう。

西国三十三所にちなんで置かれた三十三の観音像。ご詠歌が書かれている札所もあり、関西出身のお客様は懐かしそうに諳んじていました。

見慣れない可愛げな花がありました。高山帯を離れ下界に来ると知らない花ばかりになってしまします。

見慣れたダケカンバが増えてくると山頂まではもう少し。

新装なった藻岩山山頂展望台。こんなにきれいになっちゃって…

屋上からの眺めは抜群です。雲がちで遠くは霞んでいましたが、案内板によると旭岳やトムラウシも見えるのだとか。

小洒落た展望レストランでゆったりランチの時間。

2014-06-29

14.06.29 緑岳〜小泉平

恒例の小泉平花見旅。ことしは高原温泉から緑岳経由でアプローチ。今シーズンは開花が早いとの下馬評だが、さて、どんな光景が待っているのだろう?





天候:晴れ



参加者:6名様
ガイド:佐久間



行程
06:30 高原温泉 発
07:25 第一花畑 着
08:25 1711m 着
09:40 緑岳 着
11:50 小泉平 着

12:30 小泉平 発
13:10 緑岳
15:25 1711m 着
16:10 高原温泉 着



所要時間:9時間40分
  登り:5時間20分
  下り:3時間40分
歩行距離:11.9km
累積標高:±1025m



山行の様子

旭川を四時に出発し、六時過ぎに高原温泉へ到着。登山口にちかい場所はすでに車で埋まり、トイレ近くに駐車スペースを確保する。

登山口近くにはすでに ダイセツヒナオトギリがひっそりと咲いている。

ここ数日で雪解けが進んだとはいえ、第一花畑にはまだ広々とした雪原が広がっている。

急峻な雪の斜面とシュルンド・岩場がセットになるエイコの沢のガレ場を三点支持で超える。

緑岳山頂が近づくにつれて広がる展望。トムラウシは雲に隠れて見えていない。

山頂に立つと、旭岳と白雲岳を背景にイワウメの群落が広がる。

板垣分岐を過ぎ、小泉平にちかづくにつれて、チョウノスケソウ…

ホソバウルップソウの群落が広がる。

パノラマだとこんな感じ。

何もかも忘れて撮影に興じる。あとはノンビリとお昼を食べて下山するだけ。

2014-06-28

14.06.28 ウペペサンケ山

3もある登山口に至る林道が、すべて通行止めとなっていたため、しばらく登れない山となっていたウペペサンケ。糠平コースの林道復旧を待って久しぶりに訪れました。





天候:曇り後雨
気温:12.7℃
風速:W1.9m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
08:42 登山口 発
10:23 1399m 着
11:22 ナキウサギの岩場 着
12:15 1696m 着
12:58 ウペペサンケ山 着

13:20 ウペペサンケ山 発
14:24 ナキウサギの岩場 着
14:55 1399m 着
16:18 登山口 着



所要時間:7時間36分
  登り:4時間16分
  下り:2時間58分
歩行距離:10.9km
累積標高:±1225m



山行の様子

以前よりも400mほど手前に新たに作られた登山口。片道15分ほど長く歩くことになります。

ここからしばらくは樹林帯の登り。林床にはゴゼンタチバナが咲き誇っていました。

早朝旭川を出た時には晴れていて、登り始めには曇りとなり、標高1600mまで登ってきたところで雨が降り出しました。本来ならこの方向にウペペサンケの姿が格好良く見えているのですが。

ガスの中に入ってしまったので遠望は効きませんが、代わりにイソツツジが足元を飾ってくれていました。

菅野温泉東コースとの合流点。短くて楽しい良いコースですが、残念ながら林道崩壊につき閉鎖状態となっています。

雨の日には雨の良さもあって、花に水滴が乗っている様はなかなか絵になります。

コマクサも瑞々しく生命力を感じさせてくれます。

雨が上がり、ときおり雲を透かした陽光を感じるほどに。もしかしたら晴れてくれるかも。

最後の登りを終えると、

山頂に到着です。ウペペサンケ山は東西に長い山頂部を持ち、三角点のある糠平富士・最高点・西端と3つのピークを擁します。多くの登山者はここ糠平富士を目的地としているようです。

結局ガスは晴れず景色を眺めることはできませんでしたが、雨が止んだだけでも良しとしましょう。

2014-06-20

14.06.20 三笠新道から高根ヶ原

ほんの5日前に訪れたばかりですが、いろいろ事情があって再び同コースを歩くことになりました。先日出会った咲初めのウルップソウはどうなっているでしょう?





天候:曇り時々晴れ
気温:14.3℃
風速:W3.1m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
07:13 高原温泉 発
07:43 ヤンベタップ川 着
08:53 斜面取付 着
10:18 三笠分岐 着


11:13 三笠分岐 発
11:49 空沼 着
13:03 緑沼 着
13:46 ヤンベタップ川 着
14:17 高原温泉 着



所要時間:7時間04分
  登り:3時間05分
  下り:3時間04分
歩行距離:9.2km
累積標高:±743m



山行の様子

厚い雲の合間から爽やかな青空が広がる高原温泉。道中ぽつりぽつりと降っていましたが、これから回復に向かってくれるのでしょうか。

背後から朝陽を浴びるミズバショウ。先日登山道上に残っていた雪はほとんど無くなっています。

ヤンベタップ川から沼巡りコースを反時計回りに逆行し、途中で夏道と分れ、雪が少なめなので時に軽くヤブを漕ぎ、初めて目にする三笠新道のあたり。右から大きく巻いてあそこに登っていくのです。青空もいい感じ。

やはり高原温泉。爪あともくっきりな真新しいクマの足跡を発見しました。川の付近に幾筋もついていたので、きっとこの辺りをウロウロしているのでしょう。

斜面に取り付いたらあとは標高差300m弱の雪渓登り。1時間ほど辛い時間となりますが、大丈夫、緑岳が応援してくれています。

三笠分岐に到着。いつもなら縦走のときにしか訪れない高根ヶ原に、わずか3時間で登ってこられるのですからありがたいものです。

お目当てのウルップソウ。5日前よりも多くの花が咲いています。もう少しで花の盛りを迎えそうです。

時間とお天気に余裕があったので、帰りは沼巡りコースをたどることに。夏には水が枯れるため空沼と呼ばれるこの沼も、雪解け時期は満々と水を湛えています。

針葉樹とのバランスが絶妙な緑沼。紅葉時期には多くの登山者で混み合う場所です。そこをたった3人で独占する贅沢。

滝見沼では雪を伝って夏には絶対に行けない場所まで行って記念写真。なかなかできない経験です。



今日のパノラマ

三笠新道上部から高原温泉方面を振り返る。

空沼。

蝦夷沼。

緑沼。