2008-12-21

08.12.21 三段山(1748m)

スノーボード・山スキー・テレマークスキーなど、さまざまな楽しみ方がなされる三段山。もちろんスノーシューでも、この山の魅力は満喫できます。






天候:曇り一時雪
気温:-10.2℃
風速:W1.4m/s



参加者:金田さん・長谷川さん・福永さん
ガイド:土栄



行程
09:10 吹上温泉 発
09:30 1073m 着
10:28 1314m 着
12:10 三段山 着
     お昼
12:30 三段山 発
13:45 吹上温泉 着



所要時間:4時間35分
  登り:3時間00分
  下り:1時間15分
歩行距離:6.5km
累積標高:±727m
歩数:14003歩



山行の様子

深い霧に覆われた吹上温泉。日曜日とあってたくさんの車が駐車してあり、たくさんの人が思い思いの雪遊び道具を持って集まってきています。

積雪量は少なく笹や灌木が頭を出している状態ですが、木々がまとった雪化粧は曇り空を透かしたわずかな光を受けて仄かに発光しているよう。

見ているだけでは飽き足らない、ということで、食べます。食べちゃいます。枝から直接、かぷり。やや柔らかめの密度の低いエビのしっぽは、口溶けあっさり。

森林限界を越えたあたりまで来ると、なんだかガスが薄くなってきたような。そういえば後の町並みが見えてきています。

一気呵成にガスが上がっていき、すぐ目の前に前十勝が荒々しい岩肌を現しました。右手奥には、おお、十勝岳までみえているではないですか。

さらにさらに、前十勝の稜線の向こうには。雲海から頭を出した旭岳!悪天の日が多い冬には、なかなかお目に掛かれない旭岳山頂を、まさか今日見ることができるとは。

こうなれば目指す三段山の山頂が見えるのも時間の問題で、ちょっとした斜面を登ると、ほら見えた。あちらこちらに点々と人が登っているようです。

ちょうど3時間を費やして山頂に到着。風が強かったり、あまりに視界が悪いときには途中で引き返すことになるのですが、今日は幸運にもここまでやってこられました。岩陰で風を避け、手早くお昼にしましょう。さっきまであれだけ見えていた景色が、ここにきて再びかき消えてしまったのは残念でした。

そしてお待ちかねの下山。適度な傾斜と適度な積雪はスノーシューで下るには絶好の条件です。すいすい下れば、登りの辛さを忘れられもします。


尻滑りにも挑戦しました!でもちょっと雪が柔らかかったかな?ほとんど漕いで進んだようなものでした。

2008-12-20

08.12.20 旭岳・瓢沼

溶岩堤防に囲まれた秘密の沼。訪れる人も稀な静寂の沼を独占しにいきましょう。





天候:くもり一時雪
気温:-1.9℃
風速:SE3.3m/s



参加者:笹本さん・横山さん
ガイド:土栄



行程
09:46 駐車場 発
10:35 1214m 着
11:33 1257m 着
11:55 瓢沼 着
     お昼
12:35 瓢沼 発
13:16 川 着
13:50 山麓駅 着



所要時間:4時間04分
  登り:2時間09分
  下り:1時間17分
歩行距離:4.0km
累積標高:±258m



山行の様子


スタートは旭岳ロープウェイ山麓駅から。雪に覆われた湿地を越えて、人気のない方向へ進んでいきます。早速足が止まっているようですが、いったい何を観察しているのですか? ダケカンバの実?

人の足跡なんて一つもない林の中を、駆け下ったり、

ヒーヒー言いながら登ったりを繰り返し、

細い稜線を成す溶岩堤防まで来れば、目指す瓢沼はもう間近。

エゾマツの深い森の中で、そこだけぽっかりと雪原になっている、ここがまさに瓢沼。夏道はついていないので、雪を伝ってしか来られない場所です。

冬と言えばこれ。掘りごたつ風に雪を掘り込み、足を楽にして休憩にします。

気温は氷点前後と、12月にしては大変暖かな日。休憩中にも寒さを感じることはありません。下界ではさぞ暖かくなっていることでしょう。

帰り道、ちょっとした高台から、旭川方面が眺められました。さっきよりは雲底が上がったようです。反対側には旭岳が見えるはずですが、さすがにそこまでは望めないお天気です。

冬でも凍ることのない、この小川を向こう岸に渡るというのがもともと考えていたルート。実際、昨シーズンはそうしました。でも今回は積雪が少なく、天然の橋がまだできていませんでした。ここを渡れないとなると、どうやって帰ろう?

とりあえず川沿いに下っていくと、すぐに山麓駅が見えてきました。この先、もう一つ小川があったはずですが、そこはきっと渡れるでしょう・・・

2008-12-14

08.12.14 旭岳・姿見

山楽舎BEAR・スノーシューツアーの原点とも言える姿見コース。今年もさっそく歩いてきました。






天候:曇り時々雪
気温:-15.6℃
風速:W1.7m/s



参加者:池田さんご夫婦
ガイド:土栄



行程
10:41 姿見駅 発
11:39 噴気口 着
12:13 姿見駅 着
     お昼
13:02 姿見駅 発
13:48 第二天女が原 着
14:56 ベアモンテ 着



所要時間:4時間15分
  姿見:1時間32分
  下り:1時間54分
歩行距離:5.7km
累積標高:+127m / -628m



山行の様子

雪に覆われたロープウェイ姿見駅から一日が始まります。ここから歩き始め、姿見平を一周して戻ってくるのが午前中の行程です。

スノーシューを履くのは初めてというご夫妻。履き心地はいかがでしょう?大丈夫、ちょっと歩けばすぐに慣れますから。

まずは足慣らし。すぐそこに見えている第一展望台まで行ってみましょう。どこでもお好きなところを歩いてみてください。コース取りの自由さもスノーシューの楽しみです。

夏に見た分岐にある看板も、冬にはこんな状態に。今はまだましなほうなんですよ。もうすぐ埋まってしまうんです。

辺りに漂うガスが濃くなったり薄くなったりを繰り返す中、姿見の池のそばにある噴気口にやってきました。近寄るにつれて大きくなる水蒸気の吹き出す音に、旭岳の息吹を感じます。

姿見駅に戻る途中、一瞬青空が!旭岳の裾もわずかにのぞいているような!いけ、ガンバレ!私たちの願いもむなしく、これが今日一番の晴れ間となってしまいました。

姿見駅でぬくぬくお昼休憩をとったら、お次は下山にかかりましょう。ふかふか雪を下るのもスノーシューの醍醐味の一つです。駆け下りてもよし、座って滑り降りてもよし。お好きなスタイルでどうぞ。

もちろん、転ぶのだってOKです。雪にまみれるのも楽しいでしょう?

童心に戻って雪の上に寝転がる。これも絶対はずせません。耳を澄ませば、空から雪の降る音さえ聞こえてきます。

展望台から針葉樹の森を見下ろして。スノーシューの楽しさをたっぷり味わっていただけたでしょうか?

2008-12-13

08.12.13 コンパス講習会(基礎)

もう何度も言っていますが、あたりが雪に覆われて、道に縛られることなくどこでも好きな方向に歩ける冬は、コンパスの練習に最適な季節です。今年のスノーシューツアー第一弾はコンパス講習会です。





天候:曇り時々雪



参加者:岡田さん
ガイド:土栄



行程
10:30
 ~  座学
11:20
 
11:48 ロープウェイ駅 発
13:09 カモ沼 着
13:40 ワサビ沼 着
14:13 ベアモンテ 着



所要時間:2時間25分
歩行距離:3.0km
累積標高:±102m



山行の様子

まずはビジターセンターで座学を行いましょう。コンパスを地形図にこう合わせて、リングを回して磁北線に合わせて・・・

基本が理解できたら、今度は手袋を履いて(はめてではなく履いて)練習です。これ重要。実際に山の中で使うときには手袋を履いた状態で行うわけですから。

では、いよいよ外へ出ますよ。座学で学んだことを実際に活用してみましょう。

現在地はここで、目的地はここ。地形図を持ってコンパスを合わせて。うん、ちゃんとできてます。

深雪に足を取られてときには転んだりもしますが、コンパスが示す方向にずんずん進んでいきます。

そうしたら、ほら。ちゃんと目的地のカモ沼に出ました。コンパスってすごいですね。不思議ですね。

今の感覚を忘れないうちに。次はワサビ沼に向かいます。進む方向はそっちでいいですね?

行く先を定めたら、脇目もふらず一直線。コンパスがこっちだと言っているから、それを信じてひたすらに。

またしても、ほら。ばっちりワサビ沼。お上手です!

ワサビ沼からの帰り道はクロスカントリーコースを使って、森の木々を見ながら。間を置かずに復習すれば、きっとしっかり身に付きますよ。

2008-11-03

08.11.03 神居尻山(946.7m)

催行人数に達せずツアー中止

2006年11月11日 ダケカンバの樹皮が明るい晩秋の神居尻山