南アルプスの展望の縦走路、鳳凰三山。お客様の憧れの山であり、佐久間が30年振りに訪れる山でもあります。様々な思いが去来する1泊2日です。
参加者:3名様
ガイド:佐久間・土栄
所要時間:18時間16分
歩行距離:17.9km
累積標高:+2092m / -1947m
1日目:夜叉神峠登山口~杖立峠~辻山~南御室小屋
2日目:南御室小屋~薬師岳~観音岳~高嶺~広河原山荘
2012-09-27
12.09.27 鳳凰三山・2日目
鳳凰三山縦走の2日目。昨日は1日中快晴でしたが、今日は台風の影響が気になるところ。進路が逸れると良いのですが。
天候:快晴
行程:
06:32 南御室小屋 発
08:05 薬師岳小屋 着
08:37 薬師岳 着
09:33 観音岳 着
10:00 観音岳 発
11:31 赤抜沢の頭 着
地蔵岳
12:29 赤抜沢の頭 発
13:20 高嶺 着
14:20 白鳳峠 着
16:45 白鳳峠入口 着
17:01 広河原山荘 着
所要時間:10時間29分
歩行距離:9.6km
累積標高:+811m / -1723m
朝食前、小屋の外を眺めると、空の低いところにオリオンが輝いていました。どうやら天気予報は良い方に外れてくれたようです。まずは小屋裏の樹林帯へ歩を進めます。
薬師岳小屋を越え、すぐに薬師岳山頂に到着。白砂輝く向こうに再び白根三山。昨日とは見え方が変わってきています。それにしても素晴らしい快晴!
ここから観音岳まではかなり快適な縦走路。前後左右に景色を眺めながら、ゆるやかに起伏を越えていく散歩道。
観音岳の山頂は大きな岩が積み重なる山頂らしい山頂。その上から見えるのは?
なんといっても北岳。重量感のあるどっしりとした姿で鎮座しています。
ゆっくり休憩してお次は地蔵岳へ。この先は一度かなり下って登り返しがあります。
特徴的な姿の地蔵岳。数人の若者が岩の上目がけてロープをよじ登っていました。
高嶺に至ると甲斐駒ヶ岳がぐんと近くなります。その背後の北アルプスもよく見えます。
高嶺から一気に下って白鳳峠。岩塊斜面とハイマツが織りなす景色はどことなく大雪山を思い出させます。
白鳳峠からはときにハシゴありでさらに一気に下ります。お腹いっぱい景色を眺めた2日間。後は今日の宿、広河原山荘でビールをいただくだけですね。
天候:快晴
行程:
06:32 南御室小屋 発
08:05 薬師岳小屋 着
08:37 薬師岳 着
09:33 観音岳 着
10:00 観音岳 発
11:31 赤抜沢の頭 着
地蔵岳
12:29 赤抜沢の頭 発
13:20 高嶺 着
14:20 白鳳峠 着
16:45 白鳳峠入口 着
17:01 広河原山荘 着
所要時間:10時間29分
歩行距離:9.6km
累積標高:+811m / -1723m
山行の様子:
朝食前、小屋の外を眺めると、空の低いところにオリオンが輝いていました。どうやら天気予報は良い方に外れてくれたようです。まずは小屋裏の樹林帯へ歩を進めます。
薬師岳小屋を越え、すぐに薬師岳山頂に到着。白砂輝く向こうに再び白根三山。昨日とは見え方が変わってきています。それにしても素晴らしい快晴!
ここから観音岳まではかなり快適な縦走路。前後左右に景色を眺めながら、ゆるやかに起伏を越えていく散歩道。
観音岳の山頂は大きな岩が積み重なる山頂らしい山頂。その上から見えるのは?
なんといっても北岳。重量感のあるどっしりとした姿で鎮座しています。
ゆっくり休憩してお次は地蔵岳へ。この先は一度かなり下って登り返しがあります。
特徴的な姿の地蔵岳。数人の若者が岩の上目がけてロープをよじ登っていました。
高嶺に至ると甲斐駒ヶ岳がぐんと近くなります。その背後の北アルプスもよく見えます。
高嶺から一気に下って白鳳峠。岩塊斜面とハイマツが織りなす景色はどことなく大雪山を思い出させます。
白鳳峠からはときにハシゴありでさらに一気に下ります。お腹いっぱい景色を眺めた2日間。後は今日の宿、広河原山荘でビールをいただくだけですね。
2012-09-26
12.09.26 鳳凰三山・1日目
鳳凰三山縦走の1日目。夜叉神峠から南御室小屋を目指します。
天候:快晴
行程:
06:22 夜叉神峠登山口 発
07:37 夜叉神峠小屋 着
08:02 夜叉神峠小屋 発
09:41 杖立峠 着
11:58 苺平 着
12:28 辻山 着
13:30 辻山 発
14:09 南御室小屋 着
所要時間:7時間47分
歩行距離:8.3km
累積標高:+1281m / -224m
早朝の夜叉神峠登山口。平日だというのに、車と人でそれなりに賑わっています。
まだ薄暗い樹林帯を歩くこと1時間と少し。燦々と陽光が降り注ぐ夜叉神峠に到着です。梢越しに見える白根三山に早速歓声が上がります。
再び樹林帯へ。佐久間曰く、こういう樹林歩きが南アルプスらしいとのこと。
ほとんど景色は見えませんが、時折木々の隙間から富士山が見えたりします。
見上げると木漏れ日。ナナカマドの葉は色が薄くなりつつあるようです。
昼時に到着した苺平はあまりに鬱蒼とした林の中だったので、辻山まで移動することにしました。すると、予想以上の大展望が待っていてくれました!谷を一つ挟んだだけで、白根三山が眼前に迫っているのです。
明日歩く鳳凰三山も見えています。
反対側には重畳たる南アルプス南部の山々。
1時間以上も景色を堪能して、満足感いっぱいで先に進みます。
今日の宿、南御室小屋。落ち着いた雰囲気で、しかも泊まり客は私たちの他に一組だけ。唯一残念なのは、ビールが売り切れだったこと・・・
天候:快晴
行程:
06:22 夜叉神峠登山口 発
07:37 夜叉神峠小屋 着
08:02 夜叉神峠小屋 発
09:41 杖立峠 着
11:58 苺平 着
12:28 辻山 着
13:30 辻山 発
14:09 南御室小屋 着
所要時間:7時間47分
歩行距離:8.3km
累積標高:+1281m / -224m
山行の様子:
早朝の夜叉神峠登山口。平日だというのに、車と人でそれなりに賑わっています。
まだ薄暗い樹林帯を歩くこと1時間と少し。燦々と陽光が降り注ぐ夜叉神峠に到着です。梢越しに見える白根三山に早速歓声が上がります。
再び樹林帯へ。佐久間曰く、こういう樹林歩きが南アルプスらしいとのこと。
ほとんど景色は見えませんが、時折木々の隙間から富士山が見えたりします。
見上げると木漏れ日。ナナカマドの葉は色が薄くなりつつあるようです。
昼時に到着した苺平はあまりに鬱蒼とした林の中だったので、辻山まで移動することにしました。すると、予想以上の大展望が待っていてくれました!谷を一つ挟んだだけで、白根三山が眼前に迫っているのです。
明日歩く鳳凰三山も見えています。
反対側には重畳たる南アルプス南部の山々。
1時間以上も景色を堪能して、満足感いっぱいで先に進みます。
今日の宿、南御室小屋。落ち着いた雰囲気で、しかも泊まり客は私たちの他に一組だけ。唯一残念なのは、ビールが売り切れだったこと・・・
2012-09-23
12.09.23 西クマネシリ岳
東大雪の渋い山、西クマネシリ岳。所要時間が短いわりに、登山道は変化に富み、山頂からの景色も絶品です。
天候:晴れのち曇り
気温:13.0℃
風速:E0.9m/s
参加者:2名様
ガイド:土栄
行程:
08:22 登山口 発
09:00 二股 着
09:41 尾根取付 着
11:09 西クマネシリ岳 着
お昼
11:39 西クマネシリ岳 発
12:56 二股 着
13:25 登山口 着
所要時間:5時間03分
登り:2時間47分
下り:1時間46分
歩行距離:7.2km
累積標高:±718m
いつもはひっそりとしている登山口ですが、今日は駐車スペースがいっぱいになっていました。さすがは行楽の秋。といっても5~6台なのですが。
沢音を間近に聞きながら、古い作業道の跡を進みます。木漏れ日が快適です。
作業道から登山道に変わるあたりで見上げる西クマネシリ岳。ここまでは平坦でしたが、この先は急登が待っています。
背の低い笹と立ち並ぶダケカンバ。緑と白の取り合わせが見事。
ピリベツ岳への道を分けると、その先は岩場となります。
急な登りを新調に。見下ろすと高度感がありますね。
ハイマツに覆われた山頂よりも、山頂手前の岩場の方が遠くまで眺められます。
ひとしきり展望を楽しんだら山頂へ。奧に見えるのはピリベツ岳。
ほとんど高度差のない稜線が続く先はクマネシリ岳。
十勝平野を左肩に背負っているのは南クマネシリ岳。西クマネシリ岳はクマネシリ山塊の中心に位置しているのですね。
天候:晴れのち曇り
気温:13.0℃
風速:E0.9m/s
参加者:2名様
ガイド:土栄
行程:
08:22 登山口 発
09:00 二股 着
09:41 尾根取付 着
11:09 西クマネシリ岳 着
お昼
11:39 西クマネシリ岳 発
12:56 二股 着
13:25 登山口 着
所要時間:5時間03分
登り:2時間47分
下り:1時間46分
歩行距離:7.2km
累積標高:±718m
山行の様子:
いつもはひっそりとしている登山口ですが、今日は駐車スペースがいっぱいになっていました。さすがは行楽の秋。といっても5~6台なのですが。
沢音を間近に聞きながら、古い作業道の跡を進みます。木漏れ日が快適です。
作業道から登山道に変わるあたりで見上げる西クマネシリ岳。ここまでは平坦でしたが、この先は急登が待っています。
背の低い笹と立ち並ぶダケカンバ。緑と白の取り合わせが見事。
ピリベツ岳への道を分けると、その先は岩場となります。
急な登りを新調に。見下ろすと高度感がありますね。
ハイマツに覆われた山頂よりも、山頂手前の岩場の方が遠くまで眺められます。
ひとしきり展望を楽しんだら山頂へ。奧に見えるのはピリベツ岳。
ほとんど高度差のない稜線が続く先はクマネシリ岳。
十勝平野を左肩に背負っているのは南クマネシリ岳。西クマネシリ岳はクマネシリ山塊の中心に位置しているのですね。
2012-09-22
12.09.22 十勝岳-美瑛岳
歩きごたえのある日帰りコースであり、隠れた紅葉の名所でもある十勝岳-美瑛岳周遊。今年もたっぷり楽しみましょう。
天候:晴れ
気温:11.9℃
風速:N1.9m/s
参加者:6名様
ガイド:土栄
行程:
05:52 望岳台 発
07:04 避難小屋 着
08:19 1720m 着
09:35 十勝岳 着
10:43 コル 着
12:35 美瑛岳 着
13:10 美瑛岳 発
14:47 ポンピ沢 着
16:56 望岳台 着
所要時間:11時間04分
歩行距離:16.2km
累積標高:±1589m
快晴の空が広がる望岳台。右に十勝岳、左に美瑛岳と、今日歩く二つのピークが見えています。
避難小屋を過ぎ、岩の尾根を登っていく途中、進む方向から太陽が顔を出しました。まだ暖かいとはいえさすがに9月も後半。日出がどんどん遅くなってきています。
1720mの肩に出て、間近に迫る十勝岳山頂。ここから最後の一登り。
十勝岳山頂から見る富良野岳はいつも格好良いのです。
美瑛岳への道は荒涼とした広い尾根。
いつもは真っ赤に燃える斜面も、今年ばかりは控えめです。
そびえ立つ美瑛岳。右からぐるりとまわって行きます。
太陽降り注ぐ中、美瑛岳山頂に到着!
ここから見る十勝岳もまた迫力があって格好良いのです。
望岳台に戻ってくる頃にはすっかり日も傾き、砂礫の道に長い影。一日よく歩きました!
天候:晴れ
気温:11.9℃
風速:N1.9m/s
参加者:6名様
ガイド:土栄
行程:
05:52 望岳台 発
07:04 避難小屋 着
08:19 1720m 着
09:35 十勝岳 着
10:43 コル 着
12:35 美瑛岳 着
13:10 美瑛岳 発
14:47 ポンピ沢 着
16:56 望岳台 着
所要時間:11時間04分
歩行距離:16.2km
累積標高:±1589m
山行の様子:
快晴の空が広がる望岳台。右に十勝岳、左に美瑛岳と、今日歩く二つのピークが見えています。
避難小屋を過ぎ、岩の尾根を登っていく途中、進む方向から太陽が顔を出しました。まだ暖かいとはいえさすがに9月も後半。日出がどんどん遅くなってきています。
1720mの肩に出て、間近に迫る十勝岳山頂。ここから最後の一登り。
十勝岳山頂から見る富良野岳はいつも格好良いのです。
美瑛岳への道は荒涼とした広い尾根。
いつもは真っ赤に燃える斜面も、今年ばかりは控えめです。
そびえ立つ美瑛岳。右からぐるりとまわって行きます。
太陽降り注ぐ中、美瑛岳山頂に到着!
ここから見る十勝岳もまた迫力があって格好良いのです。
望岳台に戻ってくる頃にはすっかり日も傾き、砂礫の道に長い影。一日よく歩きました!
2012-09-14
12.09.14 旭岳-裾合平
北海道最高峰旭岳から紅葉の名所・裾合平を周遊するぜいたくなコース。例年、紅葉が見頃になる時季なのですが・・・
天候:快晴のち曇り
気温:19.7℃
風速:W2.7m/s
参加者:1名様
ガイド:土栄
行程:
06:20 姿見駅 発
08:42 旭岳 着
09:50 間宮分岐 着
11:15 中岳温泉 着
お昼
11:50 中岳温泉 発
12:24 裾合分岐 着
13:42 姿見駅 着
所要時間:7時間22分
歩行距離:11.8km
累積標高:±951m
ロープウェイから降りて駅舎から出ると、旭岳の肩からちょうど太陽が姿を見せ始めていました。ご来光を浴びながら出発。
快晴の空を映す姿見の池。見事な深い青。
右手に広がる大展望を眺めながら、ゆっくりと旭岳に向けて登っていきます。ここから見るトムラウシは大雪山でも有数の絶景。
雲の上の旭岳山頂。この時季にしては妙に暖かな空気に包まれています。360度の展望を楽しんだら、裏旭に向けて一旦下ります。
登り返して間宮分岐。間宮岳の広い山頂は、まるで地平線を眺めているような気になります。
お鉢平の縁を進んでいきます。
予想通り、紅葉の見頃にはまだまだ。でも、部分的にはハッとするほどきれいな色づきもありました。黄色いマルバヤナギと真っ赤なウラシマツツジ。入り乱れてモザイク模様を成しています。
お鉢平から外れて中岳温泉へ下ります。湧き出るお湯に川の水を加えて温度調整。時間はたっぷりありますので、足湯でのんびりしましょう。
裾合平のチングルマ畑は紅葉の見頃にはまだ早く、今は一面綿毛で覆われていました。
一番色づいていたのはこのあたり。チングルマもナナカマドも、見頃まではもう少し待たなければなりませんね。
天候:快晴のち曇り
気温:19.7℃
風速:W2.7m/s
参加者:1名様
ガイド:土栄
行程:
06:20 姿見駅 発
08:42 旭岳 着
09:50 間宮分岐 着
11:15 中岳温泉 着
お昼
11:50 中岳温泉 発
12:24 裾合分岐 着
13:42 姿見駅 着
所要時間:7時間22分
歩行距離:11.8km
累積標高:±951m
山行の様子:
ロープウェイから降りて駅舎から出ると、旭岳の肩からちょうど太陽が姿を見せ始めていました。ご来光を浴びながら出発。
快晴の空を映す姿見の池。見事な深い青。
右手に広がる大展望を眺めながら、ゆっくりと旭岳に向けて登っていきます。ここから見るトムラウシは大雪山でも有数の絶景。
雲の上の旭岳山頂。この時季にしては妙に暖かな空気に包まれています。360度の展望を楽しんだら、裏旭に向けて一旦下ります。
登り返して間宮分岐。間宮岳の広い山頂は、まるで地平線を眺めているような気になります。
お鉢平の縁を進んでいきます。
予想通り、紅葉の見頃にはまだまだ。でも、部分的にはハッとするほどきれいな色づきもありました。黄色いマルバヤナギと真っ赤なウラシマツツジ。入り乱れてモザイク模様を成しています。
お鉢平から外れて中岳温泉へ下ります。湧き出るお湯に川の水を加えて温度調整。時間はたっぷりありますので、足湯でのんびりしましょう。
裾合平のチングルマ畑は紅葉の見頃にはまだ早く、今は一面綿毛で覆われていました。
一番色づいていたのはこのあたり。チングルマもナナカマドも、見頃まではもう少し待たなければなりませんね。
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