2008-03-30

08.03.30 坊主山(743m)-犬牛別山(746.2m)

標高700m台とは思えないほど広々とした山頂部。遠くの山並みを眺めながら稜線を歩いていると、思わず感嘆の声が上がります。






天候:快晴
気温:8.9 ℃
風速:S 0.4 m/s



参加者:大沢さん・笹本さん・佐藤さん・長谷川さん・渡辺さん
ガイド:土栄



行程
08:19 除雪最終点 発
09:39 536m 着
10:23 坊主山 着
11:10 犬牛別山 着 
     お昼
12:10 犬牛別山 発
12:43 坊主山 着
13:07 536m 着
14:13 除雪最終点 着



所要時間:5時間54分
  登り:2時間51分
  下り:2時間03分
歩行距離:11.9km
累積標高:+ 764 m



山行の様子

快晴の青空の下、出発点からは目指す坊主山がはっきりと見えています。“坊主山”の名の通り、立木の少ない山頂からはいったいどんな景色が見られるのでしょう。

昨夜の低温にしっかりと固まった雪は歩きやすく、とんとんといい調子で標高をあげることができます。

ほんの2時間ほどで坊主山山頂に到着。みんなが眺めるその先には・・・

未だ雪に覆われている真っ白な幌加内盆地や、

雨竜川・国道275号を挟んで、すぐ向かいに三頭山を始めとする山並みが。これを見ると、夏道が三頭山にしかないというのは、あまりにもったいない気がします。

しばし景色を楽しんだら、さらに奥の山まで行ってみましょう。そう、あの犬牛別山まで!

こんなに平らで広くて展望も効く尾根をたどって!ぽかぽか陽気の中、お散歩気分で!

犬牛別山山頂は坊主山に比べるとエゾマツが目立ちますが、360度さまざまな山が望める山頂です。大雪山はもちろんのこと、天塩岳から北の道北の山々がはっきりくっきりと同定できちゃいます。

そしてお楽しみの、大展望のお昼ご飯。だまって座っていても、寒くないどころかむしろ陽射しが暑いくらいで、ゆっくり過ごすことができました。

この時季の雪はスノーシューで滑り降りるには最適。適度な斜面を見つけるたびに、みんなでずるずる滑りましょう。もちろん尻滑りもOKです!

2008-03-29

08.03.29 摺鉢山(1026.4m)

前半の長く平らな雪原歩きと後半の樹林帯の急登が特徴的な摺鉢山。ところが今日は・・・





天候:曇りのち晴れ
気温:- 1.2 ℃
風速:S 0.6 m/s



参加者:村山さん
ガイド:土栄



行程
08:27 除雪最終点 発
09:55 摺鉢山 着 
10:15 摺鉢山 発
11:23 除雪最終点 着



所要時間:2時間58分
  登り:1時間28分
  下り:1時間08分
歩行距離:5.3km
累積標高:+ 415 m



山行の様子

昨年4月に来たときよりも、ずいぶん奥まで除雪が入っていました。雪原歩きはほとんどなしで、軽く1時間短縮されます。

朝、旭川を出た時にはどんよりとした曇り空でしたが、上川に着き歩き始めるころから徐々に雲が薄くなり、摺鉢山もご覧の通り。

振り返ると大雪山までもが、たなびく雲の間から顔をのぞかせているではないですか!山頂からの展望に期待大です。

あっという間に急登のところまでやって来て、そしてもうすぐ平坦な山頂部。一歩一歩慎重に行きましょう。

登りきったところで一息入れて。視線の先には?

そう、あそこが摺鉢山山頂です。ここからぐるりと展望の尾根歩きが楽しい一時。

右を見れば天幕山、左を見れば豊原牧場。宇江内山も間近。 天塩岳は残念ながら雲の中。

2時間かからずに無事登頂!この程度の登りでこの高度感と展望を味わえるなんて、今日の摺鉢山は贅沢この上ありません。

帰りも再び展望を楽しんで。大雪山もだいぶん見えるようになってきました。

急坂を一気に下って、樹林帯から雪原に出ると、目の前に広がるのは表大雪。雲もすっかりなくなり、すっきりとした姿を見せてくれます。この角度から見る大雪山もしみじみいいものです。

思いがけず楽して登った摺鉢山。景色も堪能して満足満足。

2008-03-24

08.03.23 旭川最北端

催行人数に達せずツアー中止

2008年2月1日 三面山から望む旭川最北端ピーク

2008-03-22

08.03.22 雲居山(488m)-伊阿根山(576.4m) 周遊

山に詳しい人ですら、ちょっとどこにあるのかわからないごくごくマイナーな山ですが、コース上至る所から眺められる眺望は絶品の一言です。





天候:快晴
気温:2.4 ℃
風速:N 7.8 m/s



参加者:笹本さん
ガイド:土栄



行程
09:38 ゲート 発
11:23 雲居山 着
11:52 維文峠 着 
13:06 伊阿根山 発
     お昼
13:52 伊阿根山 発
14:30 登山口 着



所要時間:4時間52分
歩行距離:6.9km
累積標高:+ 626 m



山行の様子

維文峠に続く道道の除雪最終点から歩き始めます。まずは正面に見える雲居山に登り、その後伊阿根山を通ってぐるり一周するコースです。快晴の青空に心高鳴ります。

出発直後、標高200m程度の尾根末端に乗り上げただけで、すでに展望を楽しめるという贅沢仕様。

稜線伝いに徐々に標高を上げると、等比級数的に展望が効くようになり、ついには・・・

この広がり!標高422mでこれだけの景色を見られる場所はそうはないでしょう。上川盆地を挟んで、向かいにうっすらと大雪山の長い峰。まさに絶景。

木々に覆われいまいち展望の良くない雲居山山頂からは、その代わりに優雅に舞うオオワシを見ることができました。

雲居山から伊阿根山に向かうには、一旦維文峠に向けて下らねばなりません。スノーシューを上手に使って一気に滑り降りましょう。斜度も雪質もいい具合ですね。

維文峠から見上げる伊阿根山。なかなか風格のある姿をしています。尾根を伝ってぐるり回り込むように山頂を目指します。

再びの展望の尾根歩きと、標高差200mの急登登りを終えると、最終目的地・伊阿根山に到着です。平らで広い山頂はところどころ木に覆われていますが、場所を変えながら360度の展望を得ることができます。

北大雪だって表大雪だって十勝連峰だって芦別岳だって三頭山だってピッシリ山だって天塩岳だって見えちゃいます。

それもこれも、この青空あってのこと。素敵な展望、ありがとうございました。

2008-03-20

08.03.20 旭川最西端(639m)

旭川市と幌加内町の行政界に沿って、江丹別峠から歩くこと2時間。旭川市の最西端は、展望の尾根のただ中にあります。





天候:快晴
気温:3.5 ℃
風速:E 1.7 m/s



参加者:新田さん・矢藤さん
ガイド:土栄



行程
09:40 江丹別峠 発
11:24 鷹泊 着
11:40 旭川最西端 着 
     お昼
12:50 旭川最西端 発
14:04 江丹別峠 着



所要時間:4時間24分
  登り:2時間00分
  下り:1時間14分
歩行距離:6.0km
累積標高:+ 291 m



山行の様子

ここのところの陽気で峠といえどもすっかり車道が露出しています。暖かな陽射しを受けて、さあ出発です!

固く締まった雪はさくさくと歩きやすく、あっちに行ったりこっちに行ったり寄り道も自由自在。何か気になるものがありましたか?

広い稜線は明るくて気持ちの良い疎林となっています。若い木から朽ちた木まで、色々な種類を眺めて歩くだけでも楽しいもの。

それにしても、なんて気持ちの良い青空!こんな日に山にいられる幸せを噛みしめつつ登る先は、

三等三角点・鷹泊。360度の大絶景に、声もなく思わず見とれてしまいます。

出発点・江丹別峠方向を振り返れば、冬路山を初めとする山々が連なり、

北西方向に目をやれば、幌加内峠から続く稜線の先に真っ白な坊主山。

行く手には、間近に見える旭川最西端のピーク。ここまでくれば後はほんの10分ほどです。

ついに到着!ここが噂の旭川最西端です。広いピークでゆっくりのんびりお昼休憩にしましょう。

気温も高く、陽光を遮る雲もなく。雪融け水がしずくとなって落ちる一日でした。

2008-03-16

08.03.16 班溪幌内山(901.3m)

広い山頂から望む絶景がウリの班溪幌内山。今日は曇りの予報でしたが、果たして・・・?





天候:曇りのち晴れ
気温:4.5 ℃
風速:S 2.0 m/s



参加者:工藤さん・笹本さん・渡辺さん
ガイド:土栄



行程
08:22 登山口 発
09:11 休憩1 着
10:01 休憩2 着
10:34 休憩3 着
11:36 班溪幌内山 着 
     お昼
12:37 班溪幌内山 発
13:29 休憩4 着
14:35 登山口 着



所要時間:6時間13分
  登り:3時間14分
  下り:1時間58分
歩行距離:10.0km
累積標高:+ 748 m



山行の様子

道路脇を軽く除雪して、通行を妨げないよう車を停めます。見上げる空は鉛色。山の姿もまったく見えません。これから天気が良くなることを祈りつつ、出発!

願いが通じたか、徐々に広がる晴れ間と、そこから顔をのぞかせる太陽。びっしりと着氷した枝が、陽光を反射してキラキラまぶしいこと。

しばらく急登に息を切らせていましたが、 ほっと一息ついて気が付けば雲はもうほとんどありません。

長い登りの末、視界が開けると、ようやく平らな山頂部を目にすることができます。あの稜線をずっと左の方へ歩いていけば憧れの山頂です。

山頂に近づくにつれ、傾斜はますます緩やかに、木々もどんどんまばらに。たまには後の景色も振り返って。

この広々とした山頂部は、他の山ではなかなか味わうことはできません。さあ、どんな景色が待っているのかな・・・

うお!これは期待以上ですよ。まさか表大雪が姿を現しているとは!ありがたやありがたや。

絶景を正面に見る特等席にて、ゆったりお昼休憩をとりましょう。これだけ暖かいと、いつまでもここで座っていたくなってしまいます。

帰りは別の尾根を一気に下りましょう。時間に余裕があるから、植物やら野鳥やらを思う存分観察できます。イワガラミとツルアジサイの冬芽の違いとか、ツタウルシの実のシマシマとか。


どんどん良くなっていくお天気とどんどん暖かくなっていく気温。今日は一日よく歩きました。