2013-05-07

13.05.07 大塚・小塚

ゴールデンウィークの定番、大塚・小塚ツアー。悪天候のため延期して、連休明けのこの日に催行することになりました。





天候:快晴
気温:-6.4℃
風速:E8.4m/s(平均) E19.5m/s(瞬間最大)



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
09:23 姿見駅 発
10:46 裾合分岐 着
11:43 折返点 着
12:46 休憩点 着

お昼

13:25 休憩点 発
14:21 姿見駅 着



所要時間:4時間58分
  登り:2時間20分
  下り:1時間59分
歩行距離:7.2km
累積標高:±420m



山行の様子

ロープウェイ山麓駅から見る風景。久しぶりにこんな青空を見た気がします。もうすぐ旭岳山頂も見えてきそうです。

ロープウェイ姿見駅を出ると目の前に現れる旭岳。やっぱり青空と白い山はよく似合います。

目的地の大塚・小塚はあの稜線の麓。頑張って歩きましょう。

旭岳を右手に見ながら大雪原をトコトコ進みます。奧に北鎮岳が見えれば、裾合分岐まではあとわずか。

新雪に覆われた一面の銀世界。目に映るのは青い空と白い山だけ。

今日は終始強風が吹き続けています。大塚山頂は雪煙が舞い飛び、とても登れるようには思えません。大塚登頂は取りやめ、小塚を目指すことにしました。

ここまでほとんど平坦に歩いてきての急登。なかなか骨が折れます。

雲がほとんどない快晴のはずなのに、視界は飛び交う雪に白く煙っています。間近なはずの大塚もはっきり見えません。

結局あまりの風の強さに小塚も途中撤退。ときに体を持って行かれそうになる風の中、慎重に帰途に着きます。

やっと帰ってきた姿見駅。これだけ見ると絶好の春山日和なのですが・・・。この後、ロープウェイも運休となり、駅舎で1時間ほど待つことになりました。

13.05.07 浮島湿原

史上最悪の悪天候?に見舞われた大型連休中に催行できなかった浮島湿原ツアー。予報によると上川地方は「晴れ」るはずなのだが、さて、結果はいかに。





天候:雪



参加者:2名様
ガイド:佐久間



行程
08:30 浮島トンネル入口 発
09:35 浮島湿原入口 着
11:00 浮島湿原 着

11:25 浮島湿原 発
12:20 浮島湿原入口 着
13:15 浮島トンネル入口 着



所要時間:4時間45分
  登り:2時間30分
  下り:1時間50分
歩行距離:7.1km
累積標高:±235m


山行の様子

国道273号線浮島トンネル入口の駐車場に車を止め、スノーシューを履く。薄日が射したり、小雪が舞ったりの気まぐれな天気。

夏は車で通過してしまう林道も、雪に閉ざされているために歩かなくてはならない。が、徒歩ならではの発見もある。ヤナギ類の芽吹きもこの時期の楽しみの一つ。

林道の法面には上部にクラックが入っている箇所もあり、慎重に通過する。

1時間ほどで湿原の入口に到着。当然夏道は出ていないので、コンパスで方角を見定め、最短ルートで湿原を目指す。

背丈を超えるササに被われて見通しが良くない夏道とはちがって、この時期はどこを歩いても自由だ。夏道を大きく外れた場所に立つアカエゾマツの幹には、クマゲラの掘った大穴が空いている。

湿原が近づくと、植生はアカエゾマツの純林になる。枝についた樹氷は美しいが、今日は5月7日。季節外れにも程がある。

目的地に到着するが、視界はあまりよくない。1:25,000地形図上では、浮島の「浮」のあたりなのだが、浮島湿原ならぬ浮島”雪原”だ。

風のあたらない木陰で休憩を取る。

往路の足跡をたどって帰路につく。湿原を離れるとダケカンバ林が出てくる。小雪に煙って幻想的な光景だ。

林道にもどると、アラ、ビックリ。足跡が消えている。こんなこともあるので、積雪期には地形図とコンパスを使いこなせる腕が必要だ。

2013-05-05

13.05.05 旭岳

なぜか今年の冬は旭岳山頂を目指すプライベートガイドを多く承りました。天候などの条件によって途中撤退することもしばしばなのですが、さて、今回は登頂できるでしょうか?





天候:曇り
気温:-4.3℃
風速:NW3.4m/s



参加者:1名様
ガイド:土栄



行程
09:25 姿見駅 発
10:29 6合目上 着
11:10 8合目 着
12:05 旭岳 着

12:23 旭岳 発
13:26 6合目上 着
14:26 姿見駅 着



所要時間:5時間01分
  登り:2時間40分
  下り:2時間03分
歩行距離:5.4km
累積標高:±704m



山行の様子

相変わらずお天気が優れない今年の連休。今日もガスの中の出発となりました。

いつになく多い雪に埋もれた石室。

ほんの少しだけ先行しているグループが乳白色のガスの中に消えそうです。

何も見えない中、足下だけを見つめて一歩一歩登っていきます。

北海道最高峰、旭岳山頂に到着!先行グループが途中で下山してしまったので、今日ここに立ったのは私たちだけ。独占です。

長居は無用、早々に下山にかかります。9合目付近のトラバースは要注意です。

8合目まで下ってきたとき、不意に右手方向に岩峰が見えてきました。爆裂火口を挟んだ対岸の尾根です。

あれよあれよと雲の合間から青空が覗いて、

ついに旭岳山頂の姿が現れました!しかも陽光のおまけつき!ここぞとばかりに写真を撮りまくります。

そんな幸せな時間も束の間でした。正味5分くらいだったでしょうか。あたりは再び濃いガスに包まれたのでした。

2013-04-29

13.04.29 前富良野岳

十勝連峰の南西に突き出した前衛峰。樹林帯から高山帯へ一気に尾根をたどります。お天気は回復傾向にあるようですが・・・





天候:雪
気温:-3.1℃
風速:W8.0m/s



参加者:3名様
ガイド:土栄



行程
07:37 秋雲橋 発
08:38 ニングルの森 着
09:47 尾根取付 着
10:45 1108m 着
12:13 折返点 着

12:20 折返点 発
13:25 尾根取付 着
14:43 秋雲橋 着



所要時間:7時間06分
  登り:4時間36分
  下り:2時間23分
歩行距離:10.7km
累積標高:±979m



山行の様子

新雪に覆われた林道。まさかここまで積もっているとは!先行者もいないし、これはなかなか大変な一日になりそうです。

湿って重ための雪を漕ぎ、まずはニングルの森に到着。ここからさらに雪が深くなり、ところにより膝下という状態です。

見上げる木々も重たそう。

ところが、尾根に取り付くと積雪が浅くなりグンと登りやすくなりました。

木々の枝は白く氷化しています。

標高を上げるに連れ、徐々に強くなる風と白さを増すガス。

標高1500m付近。強風および視界不良のためここで引き返すことにしました。また今度お天気の良い日に来ましょう。

足下もはっきりわからないほどの真っ白な空間。たまに突き出ている木の枝だけが色を持っています。

午後から晴れる予報でしたが、そう上手くはいきません。ますます強く降る雪の中、林道に戻ってきました。

行きに踏みしめた足跡をたどって、帰りは少し楽できたかもしれません。

2013-04-27

13.04.27 裾平

旭岳南麓に広がる裾平。ダケカンバが点在する気持ちの良い高原です。





天候:曇り
気温:0.2℃
風速:N10.8m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程
09:20 姿見駅 発
10:58 裾平 着
12:39 二見川 着
13:12 ワサビ山 着
13:57 ベアモンテ 着



所要時間:4時間37分
歩行距離:7.5km
累積標高:+206m / -697m



山行の様子

強風の中の出発。よくこれでロープウェイが動いたものです。

一面雲に覆われているものの、旭岳は山頂を見せていてくれました。

石室から夏道を外れ、南へ南へ。正面に化雲岳~トムラウシ~小化雲岳を眺めながら、ぐんぐん下っていきます。

雪原の中にダケカンバが目立ってきたら、その辺りが裾平。ここでまさかの青空登場。

振り返る視線の先は旭岳・・・が、ついさっきまで見えていたのですが。

名もない静かな湿原でお昼休憩にします。

休憩後、まずは二見川を渡ります。そこで目にするいつものダケカンバ。芸術的な枝ぶりにほれぼれ。

通称・ワサビ山。こんなお天気なのに、未だ遠望が効くとは。ありがたく拝見させていただきます。

いつもの斜面でいつもの尻滑り。春の雪はやっぱり滑りが良いです。

最後は雪の回廊で締め。ほぼ下りっぱなしの楽々コースでしたね。