2006-10-27

06.10.27 ピッシリ山(1031.5m)

朱鞠内湖と日本海の間に横たわるピッシリ山。湖側から登るコースは長い尾根歩きが待っています。細かいアップダウンは大変ですが、遮るものの何もない大展望が期待できます。

日本最寒の地、幌加内町にあるピッシリ山。この日の冷え込みもかなりのものでした。登山口の下草にびっしりと霜が着き、歩くとシャリシャリ言います。

しかしそれも太陽が高くなるまでの一我慢。日が当たりさえすれば、落ち葉降り積もる登山道は快適な散歩道に変わるのです。

標高500mのミズナラの巨木。幹の途中から折れ落ちています。

そしていよいよ急登の始まり。その名も胸突坂。これでもか、と言わんばかりの坂が続き、一気に標高を稼ぎます。

ツラい登りの後にはいつだって展望が待っていてくれます。すっと台地状の地形に出たかと思うと目の前に青空が。

最初のピーク釜ヶ渕岳から、次に目指す熊岳を望んで。登山道は細かな上り下りを繰り返し忠実に尾根をたどっていきます。長い道程ですが、景色を見ながらだと苦にもなりません。

熊岳をすぎて正面に見据えるピッシリ山。どっしりと構えて私たちの登頂を待っているかのようです。

長い長い尾根歩きを経て、ようやくたどり着いたピッシリ山は青空の下。風も弱く、この時期にしては暖か。

見下ろす山肌。ダケカンバの白い肌が笹の緑によく映えます。

帰りしな、朝方には雲海の下に隠れていた朱鞠内湖が姿を現しました。

催行日:2006年10月27日(金)

天候:晴れ

気温:5.9 ℃

風速:SW 3.9 m/s

参加者:
笹本さん

ガイド:土栄

行程:

07:17登山口  発
07:57胸突坂 着
08:59釜ヶ渕岳 着 
09:52熊岳 着 
10:51ピッシリ山 着(お昼)
11:28      発 
12:14熊岳 着
13:04釜ヶ渕岳 着
13:47胸突坂 着 
14:27登山口  着 

所要時間:7時間10分
歩行距離:17.5 km
累積標高:+ 936m

一言:

暖かな陽光はぽかぽか、登山道を覆う落ち葉はカサコソ、青く高い空は抜けるよう。これぞ晩秋の山!長く続く稜線から見る景色もなかなかでした。

(土栄)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

道北の1000m級の低山でなんとなく寂しいイメージですが、野鳥は意外に豊富なようでした。
ウソ、カシラダカ?、メジロ??、コゲラ、エナガ、ツグミ?そのほか判断できないのが多数。クマよけの鈴がなければもっと確認できたと思います。
2000メートル近い山では割と鳥を見なかったような。もっともそれらのきつい山ではこちらに余り鳥を見るまでの余裕が無かっただけかもしれませんが。

DOEI Takuma さんのコメント...

たくさんの鳥たちがいましたね。
勉強不足でわからないのが多いのですが・・・