2009-07-20

09.07.18-20 五色岳・トムラウシ・高根ヶ原 全行程

前日

朝六時に層雲峡バスターミナルでお客さんと待ち合わせ。バスを待つ登山客のもっぱらの話題は、トムラウシと美瑛岳で遭難があり、死者が何人か出ているとのニュースについてだった。
久しぶりの晴天の下、銀泉台から赤岳、北海岳、黒岳を巡り、層雲峡へ下山する。切っていた携帯の電源を入れ、メールをチェックしてみて驚いた。明日からのBEARプログラム「五色岳・トムラウシ・高根ヶ原」の参加予定者四名のうち、三名の方がキャンセルされたというのだった。その足でビジターセンターへ行き、テレビのニュースを見てまたビックリ。トムラウシでの死者がなんと九名になったというのだ。山岳遭難史に残る大事件だ。

これでは、御本人は行きたくても、山を知らない家族から引き止められたりして、行けなくなるのは当たり前だなと思いつつも、参加者が4→1に減ったということは、ガイドも2→1へと減ることになる。ということは、すでにパッキングが終わっているザックを解いて、食糧や装備を詰め替えなくてはならないということ。とんでもない「風評被害」だ。

急いで東川へもどり、パッキングのやり直しをする。コッフェルやガス・アルファ米の数を減らすのは簡単だが、すでに仕込んである豚汁の具や、ほぐした鮭は冷凍庫でカチンカチンに凍っているので、減らしようがない。あきらめて六人ぶんをザックに詰め込む。

結局、床についたのは11時近く。3時には起きなくてはならず、今回もまた睡眠不足での出発になる。




参加者:1名様
ガイド:佐久間



所要時間:18時間20分
歩行距離:29.8km
累積標高:+1771m / -1620m

1日目:クチャンベツ登山口~沼ノ原~五色岳~忠別岳避難小屋
2日目:忠別岳避難小屋に停滞
3日目:忠別岳避難小屋~忠別岳~白雲岳避難小屋~緑岳~高原温泉

09.07.20 五色岳・トムラウシ・高根ヶ原 3日目




天候:くもり後晴れ



行程:
05:55 忠別岳避難小屋 発
06:15 忠別小屋分岐 着
07:40 忠別岳 着
08:25 忠別沼 着
09:35 平ヶ岳コマクサ群落 着
11:00 三笠新道分岐 着
12:25 白雲岳避難小屋 着

12:50 白雲岳避難小屋 発
13:30 緑岳 着
15:15 第一花畑 着
15:55 高原温泉 着



所要時間:10時間00分
歩行距離:16.8km
累積標高:+914m / -1310m



山行の様子:


ようやく見えた青空に期待は高まる。


ハイマツとの戦いを終え、


たどり着いた山頂は、残念ながらガスのなか。


花盛りの忠別沼周辺


見事なお花畑に思わずパチリ。


平ヶ岳周辺の泥んこ道を抜けると、大展望が広がる


ふたたび帰って来た青空とトムラウシをカメラにおさめる。


緑岳山頂からはこの展望。


360度の大パノラマをパチリ。


まだ大きく雪渓が残る緑岳・第二花畑の斜面を慎重に下る。あとは温泉が待っている。

2009-07-19

09.07.19 五色岳・トムラウシ・高根ヶ原 2日目

きょうは、小屋からトムラウシを往復する予定だったが、風雨が強く、低気圧の通過も予想されるので、あきらめて停滞とする。



天候:風雨



行程:
なし



山行の様子:


停滞のテントのなか。定時の天気予報と天気図をとる以外は、ゴロゴロするか、食べるか。おかげで睡眠不足の解消にはなるが……。

2009-07-18

09.07.18 五色岳・トムラウシ・高根ヶ原 1日目

昨夜のドタバタでいささか疲れ気味の体でようやく登山口に到着。いざ出発という時点になって忘れ物に気づいた。日帰り用のザックにデジカメを入れっぱなしにしていた。幸い、お客さんは良さげなカメラをお持ちのようなので、今回はケータイ写真で勘弁してもらおう。




天候:くもり後雨



行程:
06:30 クチャンベツ登山口 発
08:35 沼ノ原分岐 着
09:40 五色の水 着
13:25 五色岳 着
14:20 忠別小屋分岐 着
14:50 忠別岳避難小屋 着



所要時間:8時間20分
歩行距離:13.0km
累積標高:+857m / -310m



山行の様子:


急坂を登りきり、沼ノ原の地溏に出る。残念ながらトムラウシの山頂は雲のなか。



まずは石狩岳の勇姿をパチリ。


大沼は満水。これじゃテント泊はムリ。


五色ヶ原には所どころ雪渓が残る。冷夏のため雪解けは遅い。


五色ヶ原上部ではすでに見頃を迎えている群落もある。


咲き乱れるキバナシャクナゲにカメラを向ける。


ガスに飲み込まれる忠別岳。


濡れたハイマツ漕ぎで全身びしょ濡れ。


小屋はほぼ満員なので、ガイドはテント泊。


夕食は、六人ぶんの具が入った豪華な豚汁。

2009-07-12

09.07.12 平山-天狗岳 縦走

平山から比麻奈山・比麻良山・文蔵岳・有明山・天狗岳と数多のピークを越えていく北大雪の大縦走です。





天候:晴れのち曇り
気温:13.5℃
風速:W3.1m/s



参加者:5名様
ガイド:土栄



行程:
06:45 平山登山口 発
08:10 第一雪渓 着
09:10 平山分岐 着
10:59 文蔵岳 着
     お昼
11:25 文蔵岳 発
12:19 コル 着
14:00 有明山 着
15:07 天狗岳 着
17:09 天狗岳登山口 着



所要時間:10時間24分
歩行距離:16.3km
累積標高:+1437m / -1589m
歩数:19398歩



山行の様子:

多くの車で賑わう平山登山口を出発し、蒸し暑い樹林帯を登っていくと、突如爽やかな涼風が。残雪と青空と新緑が目を楽しませてくれます。

雪渓を一つ二つと越えていくに連れ徐々に視界が広がり、やがて右手後方に目指す有明山・天狗岳が現れました。まだまだはるか彼方です。

夏雲湧き上がる稜線。平山分岐から比麻奈山の眺め。背後にはニセイカウシペ。ここからが楽しい平らな稜線歩きです。

表大雪は雲の中ですが、わずかに頭を出しているのは北鎮岳?凌雲岳?いずれ雲が晴れればわかるでしょう!

と思っていたら、文蔵岳に着く頃にはすっかりガスの中。しかも先ほどまでの暑さはどこへやら、寒いくらいの風が身を打ちます。

ガスの切れ間から一瞬のニセイカウシペ。残雪に飾られた姿はやはり美しいものです。数分間の後に辺り一面再びガスに包まれました。

文蔵岳から先は皆さん未知の世界。あまり歩く人もいないのでしょう、登山道はまだはっきりしておらず、植生がまだフカフカと残っています。気持ち良いのですが、どことなく罪悪感も。

文蔵岳から有明山までは、一気に430m下ってその後また一気に310m登り返す今日一番の難所。しかもほとんどが背の高い笹の中で、視界なし。しかも蒸し暑い。でも頑張って登り返せば、今日歩いてきた道がすっかり見えるのです。

疲れ果てた面々。有明山でたっぷり休憩を取って英気を養って、お次に目指すは天狗岳。まだまだ先は長いですよ。


最後の最後、天狗岳登山口への下りはスキー場の作業道を伝って。これがまた歩きにくい代物なのです・・・。長い行程お疲れさまでした。

2009-07-05

09.07.05 白雲岳(2230.0m)

赤岳から小泉岳にかけてのお花畑が見頃を迎えるこの時季。ちょっと欲張って白雲岳まで足を延ばしましょう。





天候:晴れ後曇り
気温:10.4℃
風速:NW1.9m/s



参加者:2名様
ガイド:土栄



行程:
06:34 銀泉台 発
08:09 コマクサ平 着
09:31 赤岳 着
10:58 白雲岳 着
     お昼
11:32 白雲岳 発
13:28 コマクサ平 着
14:28 銀泉台 着



所要時間:7時間54分
  登り:4時間24分
  下り:2時間56分
歩行距離:13.7km
累積標高:±931m
歩数:19180歩



山行の様子:

ガスに包まれた銀泉台。昨年秋以来のご無沙汰ですが、いつものように車で溢れています。今日も多くの登山者で賑わっているのでしょう。

第一雪渓を抜け第二雪渓に至ると、ガスの上に出ました。白い雪・瑞々しい新緑・青空。気持ちの良い景色です。

コマクサ平では咲き始めのコマクサがお出迎えしてくれました。

いつもより大きい印象の第三・第四雪渓を登り、赤岳から見る目指す白雲岳。

ここからいよいよ花三昧の始まりです。ほら、あちらもこちらも一面の花ですよ。

詳しくはこちらをご覧いただくとして、主役の一人はもちろんホソバウルップソウ。

花見物を終え、白雲岳への最後の登り。ここからは少し緊張していきましょうね。

賑わう山頂は、ようやくやってきた夏山シーズンを感じさせてくれます。あちらからもこちらからも談笑が聞こえてきます。

山頂から一瞬垣間見られた新緑と残雪の縞模様。

下りは雪渓を滑りまくり。やっぱり雪が残っていると楽でいいものです。

09.07.04-05 小泉岳・緑岳・高根ヶ原 全行程

例年なら好天が続き爽やかな夏を実感できるはずの北海道の六月だが、ことしはどういうわけか雨が多く、寒い日が多かった。おかげで山は雪解けがすすまず、花々の開花は遅れ気味。というわけで、早咲きの花たちを目当てに企画した今回のプログラムも、いささか不安をもっても出発だったが……。



参加者:3名様
ガイド:佐久間



所要時間:15時間45分
歩行距離:23.6km
累積標高:±1498m


1日目:銀泉台~小泉岳~板垣分岐~緑岳往復~白雲岳避難小屋
2日目:白雲岳避難小屋~平ヶ岳往復~板垣分岐~小泉岳~銀泉台