2014-06-15

14.06.15 三笠新道から高根ヶ原

雪が溶け植物が育つとそれを目当てにしたクマが居つくため、夏山シーズンにはほぼ通行禁止となる三笠新道。雪が残る今のうちに登っておきましょう。





天候:曇り一時雨
気温:10.3℃
風速:S1.6m/s



参加者:4名様
ガイド:土栄



行程
07:19 高原温泉 発
07:52 ヤンベタップ川 着
09:18 斜面取付 着
10:45 三笠分岐 着

11:24 三笠分岐 発
12:48 ヤンベタップ川 着
13:26 高原温泉 着



所要時間:6時間07分
  登り:3時間25分
  下り:2時間02分
歩行距離:6.8km
累積標高:±634m



山行の様子

低い雲が垂れ込める高原温泉。ぱらぱらと雨が降る中の到着となりましたが、幸い準備をしているうちに止んでくれました。

ヤンベタップ川まではほとんど夏道が露出しています。今年の雪解けはやはり早いですね。その割には植物の生育は控えめで、冬の少雪と春の低音が効いている感じです。新緑とミズバショウを眺めながら進みます。

雪解け水が勢い良く流れいくヤンベタップ川。橋が傾いでいて渡るのに少し苦労しました。

標高1350mくらいまで夏道を歩き、同1400mくらいまで途切れ途切れの雪をたどり、その後ようやく安心して雪上を歩けるようになりました。雲底は意外なほど高くなっていて、気がつけば緑岳山頂が現れています。

となればそれより低い高根ヶ原も当然雲の下。これから登る三笠新道は正面やや右手に付けられています。

雪の急斜面を一歩一歩慎重に進みます。ふと見上げるとうっすら青空。雨覚悟で来ましたが、まさか青空を拝めるとは。

登り切って飛び出した高根ヶ原。残念ながら雄大な景色を眺めることはできなかったのですが、その代わり・・・

早咲きのウルップソウがお出迎えしてくれました。これを見ると高根ヶ原に来たという感じがします。

たっぷり撮影会を楽しみ、帰路につきます。展望は再び得られるようになり、高根ヶ原下の湖沼群が見渡せました。

登りに苦労した斜面ですが、下りは楽しい遊び場に変わります。シーズン最後の尻滑りを思い思いに楽しみました。



今日のパノラマ

三笠新道上部からの景色。左よりの山は緑岳。

0 件のコメント: