2011-08-04

11.08.04 穂高山行 2日目 上高地~涸沢

山行1日目は上高地から涸沢まで。前半はひたすら緩やかな道を行き、後半一気に標高を上げる行程です。




天候:晴れ



行程
08:00 河童橋 発
08:43 明神 着
09:38 徳沢 着
10:48 横尾 着

お昼

11:44 横尾 発
12:44 本谷橋 着
14:44 涸沢ヒュッテ 着



所要時間:6時間51分
歩行距離:15.7km 
累積標高:+1137m / -346m



山行の様子

宿で朝食をとり、ちょうど8時に河童橋発となりました。いつもの山行から比べるとひどく遅い出発ですが、短い行程なので問題ないようです。

朝の爽やかな空気の中、木漏れ日を浴びながら平坦な道を進みます。ここは車も通れる 道なのだそうです。広葉樹林の林床に笹。遠く離れた場所なのに、良く見慣れた風景が広がっています。

傍らを流れる梓川はときに近くときに遠く。見える度にその表情を少しずつ変え、単調な行程に刺激を与えてくれます。

明神を越え、徳沢を越え、やがて広い川原が見えてきたら、

すぐに横尾に到着です。ここでお昼休憩を取ります。私たちと同じく涸沢方面に向かう人、槍方面に向かう人、下山してきた人、とたくさんの登山者でごった返しています。出発してから既に3時間近く歩いてきたはずなのに、まだ下界にいるかのような賑やかさ。北海道の山とは人口密度が明らかに違います。

横尾からようやく登山道らしい道になります。屏風岩を間近に見上げながら本谷沿いに進み、

立派な橋を渡って川原で一休み。この辺りからガンガン標高を上げていきます。

鮮烈な清水を横目に、衝立のように聳える正面の山へ向かって登っていきます。ナナカマドなどの見慣れた樹木や、ツガザクラなどの高山植物もちらほら現れ、ここまで来てようやく山に入った気分になりました。やはり高山帯が近づくとほっとします。

わずかに残った雪渓を踏み、最後の一登りを終えると、そこはもう涸沢ヒュッテでした。3000mの稜線を背景に本館・新館・別館・売店と立ち並ぶ様は、ちょっとした「町」あるいは「市」。山の中にこれだけの規模の商業施設があるというのは、北海道の山からはとても考えられません。せっかくですからこの「異界」を楽しませてもらいましょう。

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