15.06.07 化雲岳第二公園

　大雪山屈指の悪路として名高い化雲岳第二公園付近。泥濘とハイマツの根が絡みあい、靴の中にまで泥水が侵入するので悪名高い場所なのだが、登山道が雪の下に隠れている残雪期には、登山道を外れてダイナミックな展望を楽しめる。さて、本日はどうだろう。

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天候：くもり

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参加者：3名様
ガイド：佐久間

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行程：
07:10　天人峡温泉　発
08:20　羽衣の滝滝見台　着
11:15　第一公園　着

11:35　第一公園　発
13:50　羽衣の滝滝見台　着
15:00　天人峡温泉　着

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所要時間：7時間50分
　　登り：4時間05分
　　下り：3時間25分
歩行距離：10.5km
累積標高：±889m

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山行の様子：

新緑が美しい天人峡温泉。柱状節理にかかる層雲は山水画を思わせるが、天気が気になる。

三十三曲がりの急登を登り始めると、見頃を迎えたツバメオモトが登山道脇で出迎えてくれる。

急登を登りきってたどり着いた滝見台だが、羽衣の滝は霧の中。

標高1100mあたりから残雪が出てくる。中途半端に藪があって歩きにくいうえに、ルートファインディングがやっかいだ。

第一公園は木道が所々出ているが、雪が残っている箇所もあり、非常に歩きにくい。第二公園まで行く予定だったが、視界も悪く展望も期待できないので、第一公園でお昼を食べて引き返すことにする。6月とは思えない寒さ。

来た道を引き返すのだが、来るときには見当たらなかったものが…。ヒグマが剥がした樹皮の痕と生々しい爪痕。思わずホイッスルを吹く。

咲き始めたムラサキヤシオツツジが美しい。

こちらはオオカメノキ。ツツジの華やかさとはちがった清楚な印象。

滝見台までもどると往きには見えなかった羽衣の滝が！水量が多く迫力がある。

こちらは下山後、忠別湖にかかる 眺湖橋からの眺望。鏡のような水面に、新緑の山肌と雪を頂いた大雪山が写り込む。